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大木裕之

日本の映像作家 (1964-) ウィキペディアから

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大木 裕之(おおき ひろゆき、1964年[1]3月23日 - 2025年10月14日[2][3])は、日本の映像作家現代美術家。

経歴

東京都東村山市に生まれる。桐朋高等学校東京大学工学部建築学科卒業。イメージフォーラム付属映像研究所修了。

大学在学中より映画を制作し始め、現在まで数々の国際映画祭へ作品を出品。全国の美術館等にて個展も開催している。1990年、イメージフォーラム・フェスティバル1990審査員特別賞受賞、1995年、ベルリン国際映画祭NETPAC賞受賞。

2025年9月、胃がんの診断を受けながらも、都内での自身の展覧会に合わせ高知から浅草まで移動し、会場でパフォーマンス(アクション)を行った。この時の様子は、批評家の黒瀬陽平により記録されている[4]

1991年より高知県高知市在住。2025年、歩行中に突然倒れて救急搬送された末に胃がんのため逝去[5]。61歳没[2]

人物

  • 「TRANS ARTS TOKYO 2013」(神田錦町共同ビル)の展示について、大木との出会いをキュンチョメのホンマエリは「一緒に展示をしていたら展示室で突然立ちションをし始めたのでびっくりして怒鳴りつけたのが出会いでした。」と発言している[6]
  • 独自の表現活動は美術界以外にも知られており、雑誌『BRUTUS』(マガジンハウス)の表紙モデルを務めた経験がある[7]。また、テレビ番組への露出もあり、日本テレビ系列のバラエティ番組『月曜から夜ふかし』の都内での街頭インタビュー企画に登場したことがある[8]。この出演は、彼の映像作家としての顔とは異なる、ユニークな一面を視聴者に印象付けた。
  • 高知県高岡郡中土佐町に住民票を持っていた[9]

主な映像作品

主な展覧会[10]

  • 「時代の体温」世田谷美術館(東京、1999年、キュレーター:東谷隆司
  • 「How Latitudes Become Forms : Art in Global Age」ウォーカーアートセンター/サンドレット・レバウデンゴ芸術財団(ミネアポリス/トリノ、2003年)
  • 六本木クロッシング:日本美術の新しい展望2004」森美術館(東京、2004年、キュレーター:東谷隆司、飯田高誉片岡真実、紫牟田伸子、畠中実、原久子)
  • 「第8回シャルジャ・ビエンナーレ」Qanat Al Qasba(シャルジャ、2007年)
  • 「Out of Ordinary」ロサンゼルス現代美術館(ロサンゼルス、2007年)
  • 「マイクロポップの時代:夏への扉」水戸芸術館(茨城、2007年、キュレーター:松井みどり
  • 「大木裕之展 現代子」高松市塩江美術館 (香川、2014年)
  • 「ライフ=ワーク」広島市現代美術館(広島、2015年)
  • あいちトリエンナーレ2016 虹のキャラバンサライ 想像する人間の旅」堀田商事株式会社(愛知、2016年、キュレーター:港千尋
  • 「歴史する!Doing History!」福岡市美術館(福岡、2016年)
  • 「M+ Moving Image Collection」M+(香港、2021年)
  • 「恵比寿映像祭2023 『テクノロジー?』」東京都写真美術館(東京、2023年、キュレーター:田坂博子、伊藤貴弘、多田かおり、遠藤みゆき、藤村里美)
  • 「高知県立美術館開館30周年記念 大木裕之 監督作品上映」高知県立美術館(高知、2023年)
  • 「アブストラクト権化」ANOMALY(東京、2024年)
  • 「しないでおく、こと。― 芸術と生のアナキズム」豊田市美術館(愛知、2024-2025年、キュレーター:千葉真智子
  • 「書の詩(うた)を聴け」WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO(東京、2025年、キュレーター:黒瀬陽平、佐藤達也(キュレーション協力))[11]
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参加映画祭

 他

パブリックコレクション[12]

脚注

関連項目

外部リンク

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