トップQs
タイムライン
チャット
視点
大相撲令和2年9月場所
ウィキペディアから
Remove ads
大相撲令和2年9月場所(おおずもうれいわにねんくがつばしょ)は、2020年(令和2年)9月13日から9月27日までの15日間、東京都墨田区の国技館(両国国技館)で開催された大相撲本場所である。
概要
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行に伴い、先場所の7月場所に続いて、人数制限をかけての開催となった。本来であれば5月場所以来の国技館開催となるが、先述の通り、先場所に続いての国技館での開催となった。但し、メディア等の呼称は例年どおりの「秋場所」で報じられた。
9月16日に首相に就任した菅義偉名義の内閣総理大臣杯の最初の場所となった。
9月場所に関わる時系列(すべて2020年)
- 8月31日 - 9月場所の番付が発表された[1]。
- 9月15日 - 3日目から予定していた前相撲が行われないことになった。出場者が1人しかいないためで、昭和40年代に現行制度ができて以来初めて[2]。
- 9月18日 - 先述の通り前相撲が行われなかったため、場所6日目のこの日、番付外に落ちていた式秀部屋の黎大の再出世が発表された。「前相撲については集計していない」という日本相撲協会だが、協会関係者は「(前相撲がなかった場所は)聞いたことがない」とコメントした[3]。
- 9月25日 - 場所13日目終了時点で十両以上の休場者が13人を記録。13人の休場は、大相撲野球賭博問題の謹慎を含めて14人が休場した2010年7月場所以来となる大量休場記録[4]。
Remove ads
優勝争い
7月場所13日目から右膝の負傷で休場していた横綱・白鵬と、7月場所の休場原因となった右肘の癒えない横綱・鶴竜がともに初日から休場。2人以上の横綱が初日から不在になるのは昭和58年(1983年)5月場所で千代の富士・北の湖が揃って休場して以来以来37年ぶりの事態となった[5]。また、玉ノ井部屋で新型コロナウイルスの集団感染が確認され、9月場所の玉ノ井部屋所属の全力士・年寄の休場が発表された[6]。
横綱不在で進む取り組みは、中日終了時点で6勝2敗に大関・貴景勝に、関脇の正代、平幕の照ノ富士、霧馬山、高安、若隆景、阿武咲、琴勝峰、翔猿の計9人が並日、3敗で6人が追う混戦模様となった。中日の時点で2敗が優勝争いの先頭となるのは、平成15年名古屋場所で10人が2敗で並んで以来17年ぶりのことであった[7][8]。
後半戦に入り2敗・3敗力士による星の潰し合いが始まり、12日目の時点で貴景勝、正代、翔猿の3人が2敗、朝乃山、若隆景、阿武咲の3人が3敗で追う形となった。
13日目には大関・貴景勝と関脇・正代の2敗の直接対決が組まれ、正代が勝利。新入幕の翔猿は隆の勝を下して2敗を守った。
14日目には2敗の正代が4日目から10連勝で3敗を守る朝乃山を圧倒[9]。2敗の翔猿が貴景勝に敗れ、この時点で正代が優勝争いの単独トップに立った。
千秋楽、2敗の正代と3敗の翔猿の対戦が組まれ、翔猿が勝てば結びの貴景勝対朝乃山の大関同士の対決の結果次第で2人もしくは3人の優勝決定戦も予想されたが、本割で正代が翔猿を突き落としで下して13勝2敗で初優勝を決めた[10]。
Remove ads
番付・星取表
幕内
十両
(東十両12枚目木崎海は9月場所前に引退発表)
※ 赤文字は優勝力士の成績。
脚注
- クラスター発生による感染拡大防止のため。11月場所の番付は据え置き。
出典
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads