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天翔大橋
宮崎県の橋 ウィキペディアから
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天翔大橋(てんしょうおおはし)は宮崎県西臼杵郡日之影町岩井川に所在し、五ヶ瀬川に架かる橋である[1]。建設時の名称は高松大橋(たかまつおおはし)。日本最大の鉄筋コンクリート固定アーチ橋であり[1]、アーチスパン260メートル (m)、水面から橋面までの高さ143 mはともに鉄筋コンクリート造橋の中で国内最大である[2]。
2000年土木学会田中賞[2]、プレストレストコンクリート技術協会賞[2]、農業土木学会賞[2]、2002年国際コンクリート連合fib賞 特別賞[3]。
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概要
五ヶ瀬川上流部に位置し、高さ100 mにもなる柱状節理からなる渓谷上に架橋された橋である。農産物の円滑な輸送を目的とした農業基盤の構築のため、宮崎県北部の中山間地域を結ぶ、広域営農団地整備計画の一環で建設された[1]。
名前の由来は「橋の形が鳥が翼を広げて羽ばたいているよう」、「この橋が21世紀の架け橋となるように」という願いがこめられている[2]。
橋には小型風車が5機設置されており、歩道用の電源として供給されるほか、観光資源としても活用されている[1][2]。橋周辺には、橋を見学できるようにスペースが設置されている。
なお天翔大橋完成まで当時水面高が国内最大といわれ、「東洋一のアーチ橋」を謳っていた青雲橋は同じ日之影町内にある。
橋諸元
- 全長:463.2 m
- 幅:8.75 m(車道6.25 m + 歩道1.5 m)
- アーチ支間:260 m(鉄筋コンクリート造橋で国内最大)
- 上床板支間割:2 × 19.0 m + 18 + 9 × 19.0 m + 82 + 8 × 19.0 m
- 荷重:A活荷重
- 水面高:143 m(鉄筋コンクリート造橋で国内最大)
- 発注者:宮崎県
- 設計者:日本農業土木総合研究所(のちに宮崎県西臼杵支庁農政水産課に変更)
- 施工者:大成・川田JV
- 工期:1996年3月14日 - 2000年7月5日
- 施工方法:トラス・メラン併用工法、VSL工法(斜吊り材、外ケーブル、補剛桁)
- 総工費:不明
- 受賞
- 土木学会田中賞作品賞(2000年)
- プレストレストコンクリート技術協会賞作品賞(2000年)
- 農業土木学会賞(2000年)
- 国際コンクリート連合fib賞 土木構造物部門最優秀賞(2002年)
- 宮崎労働局・優良賞(建設中の無事故無災害に対する)
道路諸元
出典による。
- 所属路線:ふるさと農道 松の木地区
- 間接接続:国道218号
- 車線数:片側1車線
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沿革
- 1996年(平成8年)3月14日:着工
- 2000年(平成12年)7月5日:竣工
周辺
- 天翔大橋簡易郵便局
- 栗きんとん 栗九里 (マロンハウス甲斐果樹園)
- 日之影町立高巣野小学校
出典
関連項目
外部リンク
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