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奈良豆比古神社

奈良県奈良市にある神社 ウィキペディアから

奈良豆比古神社map
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奈良豆比古神社(ならつひこじんじゃ)は、奈良県奈良市奈良きたまち)にある神社である。かつては奈良坂春日社と称していた。春日社とも八幡社とも称する。[1]式内社「大和国添上郡 奈良豆比古神社」の後裔社である(天理市の楢神社を奈良豆比古神社の後裔社とする説もあるが、あまり有力視されていない)。

概要 奈良豆比古神社, 所在地 ...

祭神

中殿に平城津比古大神(当地の産土神。奈良豆比古神とも)、左殿に春日宮天皇(施基親王、志貴皇子、田原天皇とも)、右殿に春日王(志貴皇子の子)を祀る。

ただし、『式内社考』では中殿が南良春日宮大神(奈良豆比古神)、左殿が春日若宮(天押雲根命)、右殿が矢幡大神(施基親王)としている。

歴史

当地は、光仁天皇の父の施基親王(春日宮天皇)が病気療養のために隠居していた奈良山春日離宮の地であり、宝亀2年(771年)、その地に施基親王を祀ったのに始まる。

境内に、かつて「佐保神石」と呼ばれる神石があった[2]

当社の20年毎の御造替は戦中も欠かさず氏子によって行われ、「奈良阪の氏神さん」と呼ばれて敬愛されている[3]

古木

樟の巨樹

本殿裏境内地にの巨樹が自生する[3]。 奈良県の天然記念物に指定されている(1951年(昭和26年)11月1日、1977年(同52年)5月20日指定)[3]。 1200年前の、「田原天皇の子、田原太子(春日王)が療養のため、大木茂る平城山の一社(当社)に隠居さる」との伝説を裏付けている[3]

樹齢1000年余、土際の幹囲約12.8m、目通りの幹囲約7.5m、樹高約30m、枝張り約20m[4]。 地上約7mで南北に2分岐し、更に北枝幹は3m、南枝幹は4mのところで更に2分岐する[4]

児の手柏の切り株

境内に巨大な児の手柏(万葉の樹)の切り株がある[3]。 昭和27年(1952年)枯れたが、小清水卓二によると樹齢1300年にもなろうと評された[3]

祭事

文化財

重要文化財

  • 木造能面癋見(べしみ) 千種(ちぐさ)作 応永二十年二月、千草左衛門大夫作の刻銘がある[5][6]

ギャラリー

脚注

関連項目

外部リンク

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