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小笠原長和 (歴史学者)

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小笠原 長和(おがさわら ながかず 1914年12月16日[1]2009年9月15日[2])は、日本の歴史学者

経歴

獣医として陸軍騎兵第18連隊に勤務していた小笠原長淳[3]と房のあいだに、栃木県で生まれる[1][4]1938年早稲田大学文学部史学科を卒業[5]卒業論文は「関塞の史的考察(王朝時代を中心として)」[6]。在学中は、花見朔巳荻野三七彦らに師事した[4]。卒業後の1938年から1945年まで東京大学史料編纂所で史料編纂業務嘱託として勤め[7][4]、また1944年9月からは東京都立牛込商業學校教諭を兼務し[4]、1945年9月に千葉師範学校教授となる[8]。1949年に同校が千葉大学となると、助教授[9]となる。1965年に教授となり[10]、人文学部長等の任にも当たった。1980年に退職[11]し、名誉教授の称号を与えられる[4]。その後、千葉経済短期大学教授を務めた。

専門は、日本中世史・近世史。文部省科学研究費綜合研究「近世庶民史料調査研究」の第三分科会委員を委嘱されたり[12]、千葉県史編纂委員会委員を務めた[4]ことをはじめとして千葉県内の自治体の編さんを担い、漁業史千葉氏研究など、房総の地域史研究をリードした。

1988年に勲二等瑞宝章を受章[13]。逝去にあたり正四位に叙せられる[14]

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主要な著作

  • 小笠原長和『中世房総の政治と文化』吉川弘文館、1985年。ISBN 4-642-02606-1
  • 小笠原長和; 川村優『千葉県の歴史』山川出版社〈県史シリーズ12〉、1971年。国立国会図書館書誌ID:000001214746

参考文献

  • 署名なし 著「小笠原長和略年譜」、小笠原長和 編『東国の社会と文化』梓出版社、1985年、567-573頁。全国書誌番号:86021775


脚注

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