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教育 (東京事変のアルバム)

東京事変のアルバム ウィキペディアから

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教育』(きょういく 英題:education)は、2004年11月25日東芝EMI(当時)より発売された[2]日本バンド東京事変の1枚目のスタジオ・アルバム

概要 『教育』, 東京事変 の スタジオ・アルバム ...
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概要

本作はシンガーソングライター椎名林檎を擁するバンド・東京事変の1作目のオリジナル・アルバムである。デビューシングルの表題曲「群青日和」と2枚目のシングルの表題曲「遭難」、デビュー前に出演した夏フェスで先行披露されていた楽曲(「林檎の唄」「サービス」「駅前」「御祭騒ぎ」)を含む全12曲を収録[3]

アルバム・タイトルはテレビの「教育チャンネル」から取っている[4]

収録曲は、椎名のソロ・シングル「りんごのうた」をファンキーにアレンジし直した「林檎の唄」に始まり、曲調がボサノヴァからロックへと変化していく「入水願い」、ロックンロールの「クロール」、クラシカルなピアノインストゥルメンタルの「現実に於て」とその発展形となるヴォーカル曲「現実を嗤う」、ブラジリアン風味の4ビート「サービス」、ブルースシャンソンが交配した「駅前」、マーチング・リズムの「母国情緒」まで、椎名のソロ作品以上に多岐にわたったクロスオーヴァーぶりを見せつける構成となっている[1]

初回限定盤は三部作インデックス仕様となっている[2]

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制作の背景

「今の段階ではひとりきりで作る音楽はやり終えている」と語った椎名林檎が、以前からの夢であったというバンド形態でリリースした初のアルバムで、椎名自身は「〈おもちゃ箱をひっくり返したような〉と言ってもらえるようなアルバムを作りたかった」と話している[1][3][5]。また初期メンバーのH是都M晝海幹音が参加した最初で最後のアルバムでもある。

亀田誠治とH是都Mが多忙で全員のスケジュールが合う日がなかったため、わずか4日で17曲もレコーディングすることになった[6]。ドラムの刄田綴色は「そんなのやったことない」「これはヤバイんじゃないかと思うことしきりでしたね」と語っている[1]

収録曲

要約
視点

椎名のソロ作品にならい、本作でも6曲目「現実に於て」と7曲目「現実を嗤う」を中心に曲のタイトルや英題がシンメトリーに配置されているほか、各曲の収録時間も表示が左右対称となるようになっている。

各曲解説

  1. 林檎の唄(a song of apples)
    椎名が2003年のソロ活動停止前に発表したシングル「りんごのうた」のセルフカバーで、原曲とは異なるバンド・アレンジとなっている。オリジナルの歌詞はすべてひらがなで表記されているが、こちらは漢字も使用されている。
  2. 群青日和(ideal days for ultramarine)
    デビューシングルの表題曲。
  3. 入水願い(the suicide)
    タイトルは「じゅすいねがい」と読む(入水の意味はこちらを参照)。
  4. 遭難(a distress)
    2枚目のシングルの表題曲。
  5. クロール(crawl)
  6. 現実に於て (back to earth)
    タイトルは「げんじつにおいて」 と読む。
    ピアノのみの器楽曲で、東京事変の全楽曲でもっとも演奏時間が短い。次曲「現実を嗤う」と音が繋がっている。
  7. 現実を嗤う (laugh at facts)
    歌詞は全編英語である(和訳詞も記載されている)。
  8. サービス (service)
    アルバム曲で唯一ミュージック・ビデオが制作された[注 1]
    2006年開催のコンサート・ツアー[注 2] では、椎名が編曲した「サービス 顔見世篇」[注 3] が使用され、メンバー全員が踊りながら片手に拡声器を持って歌った[注 4]
  9. 駅前(a station)
    椎名曰く、この曲のイメージは神奈川県横浜市港北区にある東急東横線日吉駅(発売当時)とのこと。
  10. 御祭騒ぎ(the carnival)
    椎名曰く「一生書けないようなポップな曲」[1]
  11. 母国情緒(feelings for my motherland)
  12. 夢のあと(a scar of dreams)
    2007年に椎名林檎×斎藤ネコ名義で発表されたアルバム『平成風俗』にてセルフカバーされた。

楽曲クレジット

さらに見る #, タイトル ...

演奏

脚注

外部リンク

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