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日本トンデモ本大賞

日本のSFの賞 ウィキペディアから

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日本トンデモ本大賞(にほんトンデモぼんたいしょう)は、日本で前年度に刊行された数多の書物の内でもっともトンデモないもの、すなわち最高のトンデモ本を選んでしまおうという企画である。と学会で選定した数冊のノミネート本のほか、一般投票で候補作として推薦された本のうち、最も多くの票を集めた本が大賞とされた。

第1回は1992年日本SF大会の一コーナーとして行なわれ、第2回以降はこれをきっかけに発足したと学会によって、やはり主に日本SF大会の一部として開催されてきたが、2003年からは同団体主催の独立したイベント[注釈 1]になった。

後述の諸事情により、2015年の開催を最後に中止。

選考方法・投票の傾向

前年で一年間に発売された書籍の中から「特にトンデモないもの」数冊がノミネートされた。第22回までの選考権者は会長の山本弘

会長はじめ運営委員を中心とするメンバーによって座談会形式のプレゼンテーションが行われ、ノミネート作の紹介の後それ以外の本も紹介された。大賞受賞作は会場の観客の投票によって決定され、ノミネート作以外にも(当日紹介されていないものも含めて)投票することができた(ノミネート外の作品が次点となったこともあった)。

大賞受賞者には賞状と粗品が送られることになっていたが、会長(京都府出身、大阪在住)名義で郵送していたため、身内への報復を恐れてか[注釈 2]、当時大阪に在住していた武田了円には送らなかったという[1]。また、暗号解読系の人が賞に勝手な解釈をしたり、陰謀論系の人が自説の正当性の証明に使ったりしないかといった危惧が(冗談めかして)語られることもある。

初期の受賞作には内容が独創性の強いもの、「濃い」ものが多かったが、近年の傾向としては、内容はあまり深くないがインパクトの強いもの、間違いや突込みどころが多いものが大賞に選ばれる傾向が強い。

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受賞リスト

要約
視点

2度目の中止となった2016年度以降、開催されていない。

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備考

  • 選考会の様子の一部は、『と学会年鑑』で読むことができる。
  • と学会が独立してイベントを行うようになった背景には、SF大会が日本各地で開かれるため遠隔地や交通機関のアクセスが悪い所が会場となる場合もあるというデメリットがある。実際開催地が島根県玉造温泉であった第11回ではパネリストのと学会メンバーの集まりが悪く、イベント終了後からと学会の自主開催で毎年東京で開催する方針が持ち上がり結果この年が最後のSF大会内開催となった。
  • 2015年、ドイツにおいてGoldener Aluhutという似たような賞が発足した。Aluhutとはアルミホイルで作った帽子のことで、電磁波の影響やマインドリーディング・マインドコントロールを防いだり、宇宙と交信したりする意図で使われる。

脚注

関連項目

外部リンク

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