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月面軟着陸
ピチカート・ファイヴのアルバム ウィキペディアから
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『月面軟着陸 -SOFT LANDING ON THE MOON-』(げつめんなんちゃくりく ソフト・ランディング・オン・ザ・ムーン)は、1990年5月21日 に発売されたピチカート・ファイヴ通算4作目のスタジオ・アルバム。
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解説
要約
視点
1990年 初頭、田島貴男がオリジナル・ラヴの活動に専念していくことを表明したのを受けて制作されたリミックス・アルバム。全曲リアレンジ、リミックスといったアプローチで既成曲が再提示された。
小西康陽によれば当初は“POP/ART”というアルバム・タイトルを考えていたとし、他にも“火星のグレイテスト・ヒッツ”や“ピチカート天狗”といったものも思いついたというが最終的には、アル・クーパーの同名曲のタイトルからとられた[注釈 1]。
M-4<衛星中継>は1987年 まで在籍していたオリジナル・メンバー、佐々木麻美子へのインタビュー・トラック。後ろで鳴いている犬の声は彼女の愛犬。M-5<皆笑った>はこの曲のリハーサルを見た小西がブロードウェイのミュージカルのようだと言ったのにヒントを得た高浪慶太郎がミュージカル風にリアレンジしたヴァージョン。M-6<指切り>はアルバム『Bellissima!』[注釈 2]のためのリハーサル中に生まれた大滝詠一のカヴァーで、このセッション初日にレコーディングされたにも拘らず、小西曰く“作詞者である松本隆氏の気まぐれにより”[1]アルバム収録が見送られていた作品だという[注釈 3]。M-9<セックス・マシーン>は田島をメンバーに加えて最初に行われたデモ・テープのレコーディングで、3人がそれぞれ曲を持ち寄った時に小西が用意してきた曲だという。M-14<惑星>は小西の思いつきで決まった高浪による弦楽四重奏のリアレンジ・ヴァージョン。M-15<ワールド・スタンダード>はスペインの詩人“MR.YORO”が、同曲の詞をスペイン語で朗読したもの。M-18<水泳〜ブーガルー・イン・アクション>でブーガルーアレンジの<水泳>とのメドレーになっている<ブーガルー・イン・アクション>はブーガルーにリアレンジされた<アクション・ペインティング>。M-19<アロハ・オエ・ブルース>はフジテレビ系ドラマ『抱きしめたい!』のために書かれた曲で今作収録に際し新たに歌詞が書き下ろされたもの。
パッケージのデザインについて信藤三雄によれば、通常より小さいブックレットが入っていることについては「通常のサイズではなくて小さいものが入ってる、ってことを言い出したのは小西君なんですよ。たまたまその時僕が気に入っていたアメリカタバコの小さな折込カタログがあって。それをCDケースに入れてみたんですよ。それで“いける”っていうか」とし、製版のデザインについては「小西君がそういう色面のカラーチャートみたいなポスターカードを持ってたんですよ。僕はそれを使ってなんかできないかって企んだんですよ、写真とこの模様を合体させてなんかできないかな、と。それで試しにやってみて“これもいける!”と」という。ただ「これは製品が出来るまですごい不安だった。店頭でどういう見え方をするだろうかと。単純にジャケットが小さくなるんですから不利ですよね」[2]とも語っている。
なお、このアルバムに際して小西と高浪の二人による各楽曲の解説を収録したプロモ・カセット『月の裏側』が制作されている。
オリジナル・リリースの初回盤では裏面の図版が見える透明トレーを使用してるが、以後は白のトレーに入った標準仕様に変更された。その後1995年11月1日 の再発時に透明トレーが再び採用され、初回盤は三方背BOX仕様となった。
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収録曲
- パーティ・ジョーク VOCAL ARRANGEMENTS BY 岡田愛詩
- PARTY JOKE -Takanami- (1:13)
- 新ベリッシマ FEATURING THE “NAPOLEON SOLO” GUITAR, RECORDED LIVE IN TOKYO
- BELLISSIMA'90 -Konishi- (4:14)
- 誘惑について
- TEMPTATION TALK -Konishi / Tajima- (4:39)
- 衛星中継 AN INTERVIEW WITH 佐々木麻美子
- SATELLITE HOUR -Konishi- (0:44)
- 皆笑った LEAD VOCALS BY 高浪慶太郎 + 野宮真貴
- THEY ALL LAUGHED -Konishi / Takanami- (3:31)
- 指切り RECORDUING IN SPRING'88, OUT TAKE FROM “BELLISSIMA” SESSIONS
- ちょっと出ようよ FEATURING 戸川京子 ON DUET VOCAL
- LET'S GO AWAY FOR AWHILE -Takanami- (3:19)
- ちょっと出ようよ REPRISE
- LET'S GO AWAY FOR AWHILE -Takanami- (0:44)
- セックス・マシーン GUITARS BY 岡田陽介
- SEX MACHINE -Konishi- (4:55)
- リップ・サーヴィス ORCHESTRATIONS BY 長谷川智樹
- LIP SERVICE -Tajima / Konishi / Tajima- (4:45)
- ボーイ・ミーツ・ガール
- BOY MEETS GIRL -Konishi / Kamomiya- (0:54)
- 眠そうな二人 DUBMIX BY 宮崎“D.M.X.”泉
- TWO SLEEPY PEOPLE -Konishi- (4:55)
- 衛星中継 AN INTERVIEW WITH 田島貴男
- SATELLITE HOUR -Konishi- (0:45)
- 惑星 STRINGS ARRANGEMENTS BY 高浪慶太郎
- PLANETS -Konishi / Tajima- (3:57)
- ワールド・スタンダード POET READINGS BY MR.YORO
- WORLD STANDARD -Konishi / Takanami- (3:50)
- トップ40 FEATURING 市川秀男 TRIO
- TOP 40 -Tajima- (2:37)
- インターミッション BOPSCATS BY 田島貴男
- INTERMISSION -Tajima- (0:33)
- 水泳〜ブーガルー・イン・アクション
- MEDLEY:THE SWIM〜BOOGALOO IN ACTION -Konishi / Takanami-〜-Konishi- (5:39)
- アロハ・オエ・ブルース
- ALOHA OE BLUES -Konishi- (4:51)
- これは恋ではない FEATURING 奥田民生
- THIS CAN'T BE LOVE -Konishi- (4:32)
- 夜をぶっとばせ SOLO BY 田島貴男
- LET'S SPEND THE NIGHT TOGHETER -Konishi / Tajima- (4:00)
- 女王陛下よ永遠なれ NARRATIONS BY 高浪慶太郎
- GOD SAVE THE QUEEN -Konishi- (1:20)
- カップルズ ELECTRIC SITAR BY 斉藤誠
- COUPLES -Konishi / Takanami- (3:55)
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クレジット
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SRCL-3376
要約
視点
解説
1995年11月1日 、ソニー時代のカタログ全4タイトルが最新リマスタリング音源によりリイシュー。再発に際し、奥田民生の参加した1曲がカットされたため、中古盤市場では再発前のオリジナル盤には若干のプレミアがついて取引されている。初回盤は三方背BOX仕様。2004年 には、ピチカート・ファイヴ解散3周年を記念して品番を改め再発売された。なお、収録曲は1曲カットされ全22曲となり、「新ベリッシマ」「ワールド・スタンダード」は若干短く編集された。
収録曲
- パーティ・ジョーク VOCAL ARRANGEMENTS BY 岡田愛詩
- PARTY JOKE -Takanami- (1:14)
- 新ベリッシマ FEATURING THE “NAPOLEON SOLO” GUITAR, RECORDED LIVE IN TOKYO
- BELLISSIMA'90 -Konishi- (3:58)
- 誘惑について
- TEMPTATION TALK -Konishi / Tajima- (4:37)
- 衛星中継 AN INTERVIEW WITH 佐々木麻美子
- SATELLITE HOUR -Konishi- (0:44)
- 皆笑った LEAD VOCALS BY 高浪慶太郎 + 野宮真貴
- THEY ALL LAUGHED -Konishi / Takanami- (3:27)
- 指切り RECORDUING IN SPRING'88, OUT TAKE FROM “BELLISSIMA” SESSIONS
- ちょっと出ようよ FEATURING 戸川京子 ON DUET VOCAL
- LET'S GO AWAY FOR AWHILE -Takanami- (3:19)
- ちょっと出ようよ REPRISE
- LET'S GO AWAY FOR AWHILE -Takanami- (0:43)
- セックス・マシーン GUITARS BY 岡田陽介
- SEX MACHINE -Konishi- (4:55)
- リップ・サーヴィス ORCHESTRATIONS BY 長谷川智樹
- LIP SERVICE -Tajima / Konishi / Tajima- (4:45)
- ボーイ・ミーツ・ガール
- BOY MEETS GIRL -Konishi / Kamomiya- (0:54)
- 眠そうな二人 DUBMIX BY 宮崎“D.M.X.”泉
- TWO SLEEPY PEOPLE -Konishi- (4:55)
- 衛星中継 AN INTERVIEW WITH 田島貴男
- SATELLITE HOUR -Konishi- (0:43)
- 惑星 STRINGS ARRANGEMENTS BY 高浪慶太郎
- PLANETS -Konishi / Tajima- (3:57)
- ワールド・スタンダード POET READINGS BY MR.YORO
- WORLD STANDARD -Konishi / Takanami- (3:38)
- トップ40 FEATURING 市川秀男 TRIO
- TOP 40 -Tajima- (2:37)
- インターミッション BOPSCATS BY 田島貴男
- INTERMISSION -Tajima- (0:31)
- 水泳〜ブーガルー・イン・アクション
- MEDLEY:THE SWIM〜BOOGALOO IN ACTION -Konishi / Takanami-〜-Konishi- (5:40)
- アロハ・オエ・ブルース
- ALOHA OE BLUES -Konishi- (4:55)
- 夜をぶっとばせ SOLO BY 田島貴男
- LET'S SPEND THE NIGHT TOGHETER -Konishi / Tajima- (3:59)
- 女王陛下よ永遠なれ NARRATIONS BY 高浪慶太郎
- GOD SAVE THE QUEEN -Konishi- (1:20)
- カップルズ ELECTRIC SITAR BY 斉藤誠
- COUPLES -Konishi / Takanami- (3:53)
クレジット
- ON THIS EDITION
- PRODUCER : 河合マイケル (SONY RECORDS)
- EXECUTIVE PRODUCER : 渡辺純一 (SONY RECORDS)
- ASSOCIATE PRODUCER : 寺川知紀 (FUJI PACIFIC)
- A&R : 井上敦史 (SONY RECORDS)
- ART DIRECTOR : 信藤三雄 (C.T.P.P.)
- DESIGNER : 北山雅和 (C.T.P.P.)
- PRODUCTION CO-ORDINATOR : 三木孝浩 (SMC)、大熊和恵 (SMC)
- PROMOTION STAFF : 宇田明則 (SONY RECORDS)
- REMASTERED BY BOBBY HATA (DISC LAB)
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リリース履歴
脚注
外部リンク
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