東京大学国語国文学会

東京大学国語国文学会（とうきょうだいがく こくごこくぶんがっかい）は、1924年（大正13年）4月に設立された学術研究団体で、「学術研究の進展と会員相互の連絡をはかる」ことを目的とするとしている。

とうきょうだいがく こくごこくぶんがっかい 東京大学国語国文学会
専門分野	国語、国文学
設立	1924年4月
会長	高木和子（東京大学教授）
事務局	日本
刊行物	國語と國文學
表彰	東京大学国語国文学会賞
ウェブサイト	https://www.l.u-tokyo.ac.jp/kokubun/association.html

沿革

1924年（大正13年）4月に設立。

組織と運営

• 代表：高木和子（東京大学教授）
• 学会費：年間1500円

事業

• 大会の開催（年1回）
• 会報の発行（年1回）
• 雑誌『國語と國文學』の発行 (各月)
• 東京大学国語国文学会賞の授与

大会（令和7年度）開催状況

• 日時：2025年（令和7年）4月26日(土）、ハイブリッド開催
• 場所：東京大学本郷キャンパス
• 研究発表
  • 武元奈菜：女房歌人の伝承とその展開
  • 高妻秀多：『源氏物語』における女性的男性美の形容―桐壺院崩御後の朱雀帝を中心に―
  • 古川諒太：拍子舞の成立と展開
• 公開シンポジウム「文法研究へのアプローチ」

学会事務局

• 東京大学国語研究室

東京大学国語国文学会賞（久松賞）受賞者と作品

1955年3月に東京大学を退官した久松潜一が、東京大学国語国文学会に寄託した基金により、毎年秋の同学会席上において、その前年度に注目すべき業績を発表した新進有為の国語・国文学研究者に対して授与される賞である。1956年10月に第1回目の授与がおこなわれた^[1]。

• 1956年：小高敏郎『松永貞徳の研究』至文堂、1953年。https://dl.ndl.go.jp/pid/1342099。
• 1957年：萩谷朴『平安朝歌合大成』 全10巻
• 1957年：伊狩章『後期硯友社文学の研究』矢島書房、1957年。https://dl.ndl.go.jp/pid/1334844。
• 1958年：広末保
• 1958年：松村明『江戸語東京語の研究』東京堂、1957年。https://dl.ndl.go.jp/pid/2484089。
• 1959年：長谷川泉『近代日本文学評論史』『近代名作鑑賞』『近代日本文学 : 鑑賞から研究へ』明治書院、1958年。https://dl.ndl.go.jp/pid/1344909。
• 1959年：樋口芳麻呂
• 1960年：益田勝実
• 1961年：
• 1962年：築島裕『平安時代の漢文訓読語につきての研究』1959年。
• 1963年：井上宗雄『中世歌壇史の研究 室町前期』風間書房、1961年。https://dl.ndl.go.jp/pid/1346233。
• 1964年：中西進『万葉集の比較文学的研究』南雲堂桜楓社、1963年。https://dl.ndl.go.jp/pid/1346889。
• 1965年：鈴木勝忠
• 1966年：福井貞助『伊勢物語生成論』有精堂、1965年。https://dl.ndl.go.jp/pid/1361655。
• 1967年：高橋和夫『源氏物語の主題と構想』桜楓社、1966年。https://dl.ndl.go.jp/pid/1361866。
• 1967年：藤岡忠美
• 1968年：小林芳規
• 受賞年不明：松本義一
• 受賞年不明：稲賀敬二