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井上宗雄
日本の教員 ウィキペディアから
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井上 宗雄（いのうえ むねお、1926年10月10日[1] - 2011年3月18日）は、日本の国文学者。専攻は、中古・中世和歌史。学位は、文学博士（立教大学・論文博士・1966年）[1]（学位論文「中世歌壇史の研究 南北朝期」[1]）。立教大学名誉教授。
生涯
東京生まれ[1]。1949年第二早稲田高等学院（文科）修了後[1]、学制改革により早稲田大学第一文学部国文学専修に編入[1]、1951年同学科卒業[1]。1953年早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻修了[1]。1953年早稲田大学高等学院教諭[1]、1962年立教大学専任講師[1]、1965年同大学助教授[1]。1966年「中世歌壇史の研究 南北朝期」で立教大学より文学博士の学位を取得[1]。1971年立教大学教授[1]。1992年定年退職[1]、名誉教授[1]。同年早稲田大学客員教授・特任教授[1]、1997年同大学を定年退職[1]。
1962年10月東京大学国語国文学会賞（久松賞）受賞[1]。「寒雷」に所属して俳句も作った。
著書
単著
- 『中世歌壇史の研究 室町前期』風間書房、1961年。
- 『中世歌壇史の研究 南北朝期』明治書院、1965年。
- 『古典名歌の探求 後拾遺集・梁塵秘抄他』(文法・文脈・整理)有朋堂 1967.6
- 『百人一首』(明解シリーズ) 有朋堂 1967.12
- 『中世歌壇史の研究 室町後期』明治書院 1972
- 改訂新訂 1987年 ISBN 4-625-41080-0
- 『平安後期歌人伝の研究』笠間書院(笠間叢書) 1978.10
- 『鎌倉時代歌人伝の研究』風間書房 1997.3 ISBN 4-7599-1036-0
- 『百人一首を楽しくよむ』笠間書院 2003.1 ISBN 4-305-70252-5
- 『百人一首 王朝和歌から中世和歌へ』笠間書院(古典ルネッサンス) 2004.11 ISBN 4-305-00272-8
- 『京極為兼』吉川弘文館(人物叢書) 2006.5 ISBN 9784642052368
- オンデマンド版 2020.11 ISBN 9784642752367
- 『中世歌壇と歌人伝の研究』笠間書院 2007.7 ISBN 978-4-305-70350-7
- 『和歌典籍俳句』笠間書院 2009.2 ISBN 978-4-305-70462-7
- 『書架解体 王朝和歌から中世和歌へ』青簡舎 2010.10 ISBN 978-4-903996-32-5
- 『句文集 書架解体』書苑社 2010.10
共著、編纂、校訂など
- 『未刊和歌資料集 第2冊』（簗瀬一雄、小内一明 共編）簗瀬一雄〈碧冲洞叢書 第58輯〉、1965年。
- 『頓阿法師詠と研究』（井上宗雄 等編著）未刊国文資料刊行会〈未刊国文資料 第3期 第9冊〉、1966年。
- 『雲玉和歌抄』（衲叟馴窓 編著、島津忠夫、井上宗雄 編）古典文庫〈古典文庫 第248冊〉、1968年。
- 『古今・新古今』松野陽一共著 有朋堂 1968.4 (明解シリーズ)
- 『詞花和歌集』藤原顕輔 片野達郎と校注 笠間書院 1970 (笠間叢書)
- 『年表資料中世文学史』藤平春男、山田昭全共編 笠間書院 1973
- 『小倉百人一首 鑑賞とかるた上達法』伊藤秀文共著 旺文社 1975
- 『日本文学史』新間進一、前田愛共著 旺文社 1975.1
- 『増鏡』全訳注 講談社学術文庫 全3冊 1979-1983
- 『中世歌書集』古典文庫 1981.6
- 『とはずがたり』 中院雅忠女 和田英道と訳・注 創英社 1984.3 (全対訳日本古典新書)
- 『福武古語辞典』中村幸弘共編 福武書店 1988.9
- 『新潮古典文学アルバム 百人一首』村松友視共著 新潮社 1990.12
- 『師説撰歌和歌集 本文と研究』安井重雄共編 和泉書院 1993.4
- 『東常縁』島津忠夫共編 和泉書院 1994.11
- 『新編和歌の解釈と鑑賞事典』武川忠一共編 笠間書院 1999.9
- 『新編日本古典文学全集 49 中世和歌集 3』小学館 2000.11
- 『京都冷泉家の八〇〇年 和歌の心を伝える 歴史編』冷泉為人、小倉嘉夫共著 日本放送出版協会 2004.4 (NHKシリーズ)
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記念論集
- 『中世和歌 資料と論考』明治書院、1992年10月。
関連項目
脚注
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