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桑原志織

日本のピアニスト (1995-) ウィキペディアから

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桑原 志織(くわはら しおり、Shiori Kuwahara、1995年10月11日 - )は、日本ピアニスト

概要 桑原 志織KUWAHARA Shiori, 生誕 ...

経歴

東京都生まれ[1]。4歳からピアノを習い始めたが、小さい頃はバレエ水泳など身体を動かすことを好んでおり、音楽の道に進むことは考えていなかった。学習院女子中等科在学中に少しずつ意識が変化し、ステージで演奏する楽しさに惹かれ、東京藝術大学附属音楽高等学校への進学を決意[2]。同高校在学中の2013年、第37回ピティナ・ピアノコンペティション特級部門で銀賞を獲得した[3]

2014年4月、東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻に入学。2015年の第83回日本音楽コンクールピアノ部門で第2位および岩谷賞(聴衆賞)を受賞[4]、さらに2016年の第62回マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽演奏コンクールで第2位に入賞[5]、加えて2017年には第68回ヴィオッティ国際音楽コンクールで第2位を獲得した[6]。2018年3月、同大学を首席で卒業[7]

2018年4月、ベルリン芸術大学大学院ソリストマスター課程に留学[7]。2019年の第62回ブゾーニ国際ピアノコンクールで第2位を獲得[8]、さらに2021年の第16回ルービンシュタイン国際ピアノコンクールでは日本人歴代最高位となる第2位を獲得。日本国内のみならず、これらの世界的なコンクールでも次々と第2位に輝いた実績からシルバーコレクターとしても語られるようになる[9][10]。2023年、ベルリン芸術大学大学院国家演奏家資格課程の最終リサイタル試験にオールドイツプログラムで臨み、最高点を獲得し卒業[11]

2025年5月、第21回エリザベート王妃国際音楽コンクールピアノ部門に参加し、セミファイナルでモーツァルトの「ピアノ協奏曲第17番」などを披露して最終選考に進出。 ファイナルでは大野和士指揮、ブリュッセル・フィルハーモニックと共演し、ブラームスの「ピアノ協奏曲第2番」を、現代曲としてクリス・デフォールの「Music for the Heart」を披露し、ファイナル入選を果たした[12][13]

2025年10月、第19回ショパン国際ピアノコンクールに参加[14]。セミファイナルでは、グラモフォン誌から「壮大な川のような解釈で、各楽章のアイデアが流れるように繋がり、ダイナミックレンジの豊かさが際立った」と評価された「ピアノソナタ第3番」などを披露し最終選考に進出[15]。ファイナルでは、全演奏者のトリとして「幻想ポロネーズ」に加え、アンドレイ・ボレイコ指揮、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団と共演し「ピアノ協奏曲第1番」を披露、第4位に入賞した[16]

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人物

自らが作品に対して感動した、その想いを音に込めて演奏することを大切にしており、演奏しているときも「一番感激しているのは自分自身であり、そうでなければ伝わらないし、伝えられない」という信念を持っている[17]

共演・指導者

共演

ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団ブリュッセル・フィルハーモニック、北ボヘミア・テプリツェ・フィルハーモニー管弦楽団、イスラエル・カメラータ・エルサレム、エルサレム交響楽団日本フィルハーモニー交響楽団新日本フィルハーモニー交響楽団東京交響楽団東京フィルハーモニー交響楽団東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団関西フィルハーモニー管弦楽団藝大フィルハーモニア管弦楽団等と共演[18][19]

指導者

斎藤恵美子、須田眞美子、伊藤恵クラウス・ヘルヴィッヒに師事[20][17]。このほか中村紘子ジャック・ルヴィエ、ミッシェル・ベロフ、パスカル・ドヴァイヨンミハイル・ヴォスクレセンスキー、エヴァ・ポブウォッカ、イヴ・アンリ、マッティ・ラエカリオ、ジャン=クロード・ペヌティエアブデル・ラーマン・エル=バシャパスカル・ロジェ、ルドルフ・マイスター、ケマル・ゲキチ等のレッスンやマスタークラスを受講[20]

ディスコグラフィ

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主な受賞歴

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脚注

外部リンク

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