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永井真理子
日本の女性シンガーソングライター (1966-) ウィキペディアから
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永井 真理子(ながい まりこ、本名:廣田 真理子(ひろた まりこ、旧姓:永井)、1966年12月4日 - )は、日本の女性歌手。
静岡県御殿場市出身。麗澤瑞浪高等学校、日本女子体育短期大学保育科卒業。
来歴
要約
視点
実家は静岡県御殿場市で美容室を営んでいたが、父が病気であったことや家庭を思い、美容室を継ぐか迷っていた。しかし母により、広い世界を見てそれから自身の人生を選択するように助言され、子供が好きなこともあり、まずは保育士を目指して短大進学とともに上京する[1]。
都内での暮らしは楽なものではなかったが、自身には夢があり、そのような暮らしは苦にならなかったという。短大では音楽活動もしたいと思っており、知り合いの紹介で中央大学のバンド「WIZARD」にコーラスとして加わる[1]。やがて「WIZARD」のボーカルが辞め、ボーカルを務める。このバンドでの経験により、音楽の世界に魅せられその活動に没頭した。後に「WIZARD」は解散。
音楽を諦められず、自ら後に契約することになるファンハウス(現:アリオラジャパン)へデモテープを持参[1]。デモテープを聴いた同社の音楽関係者から好感触を得て、通っていた短大の学園祭で、自身のライブを見てもらうことになる[2]。即席のバンド「Dance」を結成、ライブを行ったが、この中には後に永井に多くの楽曲を提供することになる前田克樹の姿があった[2]。ライブ翌日に音楽関係者から連絡があり、デビューを前提にアルバム『上機嫌』の制作を行う[2]。短大は辞めずレコーディングなどを行い、短大卒業後の1987年にファンハウスから「Oh, ムーンライト」でデビュー。
デビュー後の1980年代後半から1990年代前半にかけ、ボーイッシュな雰囲気で人気を得て、「ミラクル・ガール」(1989年)、「ZUTTO」(1990年)など多くのヒット曲を生んだ。
1991年、『第42回NHK紅白歌合戦』(NHK)に初出場、紅組の9組目で「ZUTTO」を披露。
1992年8月2日、日本人女性アーティストとして初の横浜スタジアムでのライブを開催。
翌1993年7月31日も同スタジアムでライブを開催。そのライブ公演2回目のアンコールの際、ステージ上でツアーバンド「Hysteric Mama」のギタリスト・廣田コージ(COZZi)と婚約したことを発表。このライブの模様はWOWOWで生中継された。
1993年10月13日、 東京ユニオン・チャーチで結婚式を挙げる。
1994年6月から日中共同制作ドラマ『大地の子』(NHK)中国ロケに参加。9月、エッセイ『野望の大陸』(集英社)を発表。
1996年、第1子となる長男を出産、約一年半の活動休止。
1997年に東芝EMIに移籍し、活動再開。
1998年大晦日、スペースワールドで行われたザッツ・カウントダウンライブのメインステージに立つ。
2003年、家族と共にシドニーに移住、自主レーベル「BLUE TONGUE」を発足[3]。
ドラマ『タイヨウのうた』(TBS)で沢尻エリカが演じる雨音薫が劇中で歌う「Stay with me」の作詞を行う。
2013年、家族と共に日本へ帰国。
御殿場にある実家の美容室は現在閉店しており、跡地にはTOKAIコミュニケーションズ御殿場支店がある。
2017年6月24日、デビュー30周年を記念して2006年以来、実に11年ぶりとなる新曲及びミニ・アルバム『Life is beautiful』を自身のデビュー日にあたる7月22日に配信限定リリース。10月には東京・Last Waltz by shiosaiにてスペシャルライブを開催されるなど本格的に歌手活動を再開することが決定した[4]。
2020年4月4日、25年ぶりのラジオ番組『永井真理子のOrange Room』(K-mix)放送開始。同年11月、放送終了。
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人物
初めて買ったレコードは志村けんの「東村山音頭」。中学・高校と剣道をやっていた。短大卒業時に幼稚園教員の免許状を取得[2]。デビュー当時、スタジオで収録をしているとき、声が出ないときはスタジオの周りを走っていた。以前にリスザルと猫飼っていて、リスザルの名前はゴンゾウ。猫の名前は五百円。
オーストラリア移住は、新しい自分を見つけたく、音楽的に新たな刺激を求めて色々なものを取り入れたかったというためのことだったが、デビュー当時から勢いがあった記憶にさいなまれ、「歌手として勉強が足りなかったんじゃないか?」という後悔の方が大きくなり、歌うことも声を出すことも怖くなって音楽から離れたという。10年ぶりに日本へ帰国しても音楽活動を再開できずにいたが、自身のブログにファンから復活を望む声が寄せられたこともあって心境に変化が生まれ、同世代の岸谷香からも励まされたことで、再起して活動を再開することになった[5]。
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エピソード
数多の楽曲提供を受けた辛島美登里とは同じレコード会社に所属(ファンハウス→東芝EMI。所属時期は異なる)。辛島は所属事務所も永井が所属していたエムエス・アーティスト・プロダクツ(MSAP)に移籍して一緒になっている。後にMSAPを辞めたが、辛島は現在も所属。永井が辞めたことで担当マネージャーも辛島の担当に替わる。辛島とともにアニメ『YAWARA!』主題歌を担当。NHK-FMの初のラジオライブ『JAPAN LIVE '91』の第1回目のアーティストとして参加。また、2024年3月発売の辛島のアルバム「Coral」では、かつて彼女に提供された「Keep On "Keeping On"」及び「シロツメクサ」の2曲で共演している。
フジテレビ系『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』で結成したやまだかつてないバンド(やまだかつてないWinkとは別)でコーラスを担当。
ディスコグラフィー
シングル
アルバム
映像作品
ライブ
作品提供
作詞
- Kaoru Amane(沢尻エリカ)『Stay with me』
- Dorothy Little Happy 『ASIAN STONE』他多数
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書籍
バンドスコア
- Tobikkiri 1988年10月20日
- 大好き 1988年3月20日
- Miracle Girl 1989年6月20日
- Catch Ball 1990年6月20日
- Washing 1991年7月20日
ムック
- 『Miracle girl Mariko Nagai book』、CBS・ソニー出版、1989年5月、ISBN 978-4789704403
- 『永井真理子 1987 - 1991 File book of Mariko Nagai』、ソニー・マガジンズ、1992年3月、ISBN 978-4789707527
- 『永井真理子ファイル 1987 - 1991 and more』、ソニー・マガジンズ、1994年7月、ISBN 978-4789709033
写真集
- 『Open zoo-m : Mariko Nagai』、1993年9月、ソニー・マガジンズ、ISBN 978-4789708425
エッセイ
- 『野望の大陸』、1994年9月、集英社、ISBN 978-4087802078
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出演
テレビ
- 邦ちゃんのやまだかつてないテレビ(1989年 - 1992年、フジテレビ)
- あの日の僕をさがして(1992年、TBS) - 森田千秋 役
- 大地の子(1995年、NHK) - 張玉花(松本あつ子)役
他多数
NHK紅白歌合戦出場歴
- 注意点
- 出演順は「出演順/出場者数」で表す。
CM
- 明治製菓 メイビー(1989年)
- シャープ ヘッドフォンステレオ「Piu」(1989年 - 1990年)
- 明治乳業(現:明治) ブルガリアヨーグルト フルーツ&プレーン(1989年 - 1990年)
- CMソングには「やさしくなりたい」が使用された。
- 日立マクセル カセットテープ「UD」
- オッペン化粧品(1998年) - 企業CM
ラジオ
- KIDS ALIVE (NHK-FM)
- FMリクエストアワー(NHK-FM)
- ミュージック・スクエア(1990年4月 - 1993年3月、NHK-FM)
- Japanese Golden Pops (NHK-FM)
- 永井真理子のときめきハートビートクラブ(TBSラジオ)
- 永井真理子のポップン・ルージュ(TBSラジオ)
- 永井真理子 POP SPIRITS!(TBSラジオ)
- SURF & SNOW(TBSラジオ)
- 永井真理子のぺきんぱパーティ(CBCラジオほか)
- 永井真理子のLife is Beautiful(2018年5月6日、ABCラジオ 日曜スペシャル枠)
- 永井真理子のDebutお元気予報(1988年〜1989年3月、KBCラジオ)※黒崎デビュー1社提供
- 永井真理子のゲーム気分でエンジョイタイム(FM北海道)
- 永井真理子 OPEN ZOO(TOKYO FM系列フルネット)
- 永井真理子 KISS ME KISS YOU(FM OSAKAほか7局ネット、一部期間のみ8局ネット)
- 永井真理子のOrange Room(2020年4月4日 - 11月28日、K-mix)
ゲーム
- 天外魔境 ZIRIA(PCエンジン ) - 声優として出演。村娘マリコ役
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関連人物
関連項目
- YAWARA! - TVアニメでシングル曲「ミラクル・ガール」と「YOU AND I」が主題歌に使われヒットした。
- 1989年発売のPCエンジンCD-ROM2用RPG「天外魔境 ZIRIA」には、声優として参加。
- 機動警察パトレイバー - 主要登場人物である泉 野明(いずみ のあ)の作画イメージの一部となっている[7]。なお、漫画版の作者であるゆうきまさみが永井のファンであることは『ゆうきまさみのはてしない物語』(1997年、角川書店ニュータイプ100%コミックス)第3章「野次馬のつつしみ」(どーなってくかわからない話 其之参)項などにも描かれている。永井は後年、Twitterで『パトレイバー』について言及し[8]、それに感激した ゆうき[9]に向けて「『パトレイバー』は私の大切な思い出です」と返事をしている[10]。
脚注
外部リンク
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