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辛島美登里

日本のシンガーソングライター (1961-) ウィキペディアから

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辛島 美登里(からしま みどり、1961年昭和36年〉5月28日 - )は日本シンガーソングライター作曲家鹿児島県鹿児島市生まれ。鹿児島大学教育学部附属中学校鹿児島県立鶴丸高等学校奈良女子大学家政学部卒業。愛称は「ミリちゃん」、「辛島先生」(後者については後述)。

概要 辛島 美登里, 出生名 ...
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人物・概要

クリスマスシーズンの定番曲となった「サイレント・イヴ」をはじめ、さまざまな恋愛の機微を綴った歌で知られる。メロディーもさることながら、洗練された歌詞に対する評価が非常に高い。辛島の代表作に因み、俳人の黛まどかは「辛島聴く」を冬の季語に指定したほどである。1990年代以降、特にOLを中心とした女性のファンをはじめとして、男性のファンも多く現在も幅広い人気を得ている。

以後、コンスタントにアルバムを発売し続けており、カバーアルバム『Eternal-One』(2001年)のリリースを機に、他の歌手の作品のカバーにも積極的に取り組んでいる。

クリスマスの時期には、毎年クリスマスコンサートを開催し、bunkamura東京国際フォーラムでも行っていたが、1999年以降2008年までは東京芸術劇場2006年すみだトリフォニーホール)でオーケストラやゲストと共演する形で開催された。2009年はこれまでのクリスマスコンサートに代わるコンサート「WINTER PICTURE BOOK」を開催。

また、コンサートは以前はアルバムリリース前後に東京大阪名古屋を中心としたツアーをメインとしていたが、近年は地方でも積極的に公演活動を行っているほか、ピアノコンサートのように、ピアニストと2人だけで行うスタイルのコンサートも行っており、大人数が入るホールだけでなく、数百人規模の小規模ホールやライブハウスなどで行う形式が増えている。

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経歴

要約
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1961年、鹿児島県鹿児島市に生まれる。父は公務員鹿児島県庁技術職[1]。家族は両親と兄。

鹿児島市立中郡小学校[2]鹿児島大学教育学部附属中学校を卒業後、1年予備校生活を送り(中3次に鹿児島県立甲南高等学校を受験するも不合格となり浪人[3])、鹿児島県立鶴丸高等学校に進学。同校を卒業後、奈良女子大学家政学部生活経営学科に入学。在学中は寮生活を送りながら、音楽部で活動する。

  • 大学在学中の1983年10月2日に、自作の「雨の日」で第26回ヤマハポピュラーソングコンテスト(ポプコン)つま恋本選会に関西四国地区代表で出場、グランプリを獲得。その年の第14回世界歌謡祭・日本武道館にも出場した。グランプリは、磨香。中川淳子(のちの西脇唯)もいた。2020年9月21日の配信ライブでは、当時の衣装で歌った。
  • この「雨の日」はビクター音楽産業からシングルとして発売(1984年3月21日)されており、厳密にはこの曲がデビュー曲である。また、同じく在学中に高等学校家庭科教員免許を取得している。
  • 1984年9月28日、ヤマハなんばセンターサロン CX-5を使ったデモンストレーションのゲスト出演。エレクトーン1984/12月号より。
  • 1984年12月17日、大阪SABホールでの相曽晴日コンサートを見学。
  • 1985年2月28日に奈良労音とヤマハの協力で卒業記念コンサートを実施。辛島美登里コンサート〜ミドリ・パーティー〜 奈良史跡文化センター @1200 定員850名 辛島さんのノルマ250名 奈良女のコーラス部との共演。
  • 卒業後は上京し、ヤマハの寮に入りヤマハ音楽院で学ぶ。東京での最初の友達は相曽晴日で、2歳年下だが先輩(ポプコンエイジオンライン2020より)。
  • トイズオフィスと契約しアルバイトをしながら本格的にソングライティングの勉強をする。
  • 1987年キングレコードからシングル「Midnight Shout」(OVA魔境外伝レディウス』主題歌)でデビュー[4]。この他、当時の人気歌手、永井真理子へ「瞳・元気」を楽曲提供したことでも注目された。現在まで、永井以外にも数多くの歌手に楽曲提供している。

1989年ファンハウスの永井担当だった金子文枝によるプロデュースで、シングル「時間旅行」を発売。公式プロフィールは「時間旅行」をデビュー曲としている。歌手としての活動はここから本格化した。

1990年、9月下旬にリリースしたシングル「笑顔を探して」がテレビアニメYAWARA!』主題歌、11月上旬にリリースした「サイレント・イヴ」がテレビドラマ『クリスマス・イブ』主題歌に、それぞれ採用されてヒットし、世間に認知される。「サイレント・イヴ」はオリコンチャート1位を獲得したほか、日本ゴールドディスク大賞ベスト5シングル賞を受賞した[5]。この頃は、NHK-FMで土曜日15:00 - 18:00に『FMリクエストアワー』やTBSラジオで日曜日23:05 - 0:00に『ニューミュージックマインドポップス』などでDJを務めた。

1993年、事務所をトイズオフィスから、永井も所属していたエムエス・アーティスト・プロダクツ(MSAP、現在のエムエスエンタテインメント)に移籍。

1995年、レコード会社を東芝EMI(当時)へ移籍。同年発売のシングル「愛すること」(NHKドラマ新銀河『ラスト・ラブ』主題歌。1度バーの弾き語りシンガー役として出演した[いつ?])がロングセラーになる。この曲で同年末の第37回日本レコード大賞作詞賞を受賞。通常は新曲を発売直後のアーティストが登場する『COUNT DOWN TV』のゲストライブのコーナーに、1996年に異例の登場。

2004年に東芝EMIを離れ、インディーズレーベル、Clover Recordsを立ち上げた。

2005年10月、新たに1時間のラジオ番組『マドンナたちの応援歌』がスタート、同月、2年9か月ぶりのシングル「そばにいたい」をリリースした。

2007年にはソニー・ミュージックダイレクト (SMDR / GT music) へ移籍、メジャーレーベルでの活動を再開。

2011年2月23日、「稲垣潤一&辛島美登里」名義によるデュエットナンバー、「思い出す度 愛おしくなる」をリリース。稲垣のシングル扱いではあるが5年4か月ぶりのシングルとなる。

2012年にはテイチクエンタテインメントのレーベル「コンチネンタル・スター」で小田和正のカバーアルバム「Love Letter」をリリース。

2016年11月、2020年に鹿児島県で行われる予定である『燃ゆる感動かごしま国体・燃ゆる感動かごしま大会』(コロナ禍のため2023年に延期され特別大会として開催予定[6])のイメージソングの制作を担当することが発表され[7]、『ゆめ〜KIBAIYANSE〜』を作詞・作曲・歌唱した。「頑張って」を意味する鹿児島の方言「キバイヤンセ」を入れた応援ソングとなっている[8]

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ディスコグラフィ

要約
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シングル

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デュエットシングル

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アルバム

オリジナル・アルバム

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カバー・アルバム

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ライブ・アルバム

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ベスト・アルバム

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セルフカバー・ベスト・アルバム

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ビデオ

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参加作品

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タイアップ

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楽曲提供

太字は辛島自身もセルフカバーを行っている楽曲。

  • KoN
「愛はどこに」(作詞)作曲:多田慎也
「シンシア〜あなたにあえたから」(作詞・作曲)編曲:萩田光雄
「Faraway」(作詞・作曲)編曲:加藤みちあき名古屋テレビアニメ『鎧伝サムライトルーパー』主題歌)
手をつなごう」(作詞・作曲)編曲:上杉洋史
「横顔」(作詞・作曲)編曲:十川知司
「夢のバルコニー」(作詞・作曲)編曲:山本健司
風になる」(作詞)作曲:植松伸夫 編曲:成田勤
瞳・元気[11]」(作曲)作詞:只野菜摘・辛島美登里
「SO BAD」(作曲)作詞:只野菜摘
「20才のスピード」(作曲)作詞:亜伊林
「Fight!」(作曲)作詞:亜伊林
「Dear My Friend」(作曲)作詞:只野菜摘
「50/50」(作曲)作詞:永野椎菜
Keep On“Keeping On”[12]」(作曲)作詞:永野椎菜
「今、君が涙を見せた」(作曲)作詞:永野椎菜
「夏のはじまり」(作曲)作詞:浅田有理
「揺れているのは」(作曲)作詞:亜伊林
微笑みにして[13]」(作詞・作曲)編曲:京田誠一
「ともだちになりたい」(作詞・作曲)編曲:松本晃彦
COME TRUE…」(作曲)作詞:永野椎菜 編曲:多田彰文
Follw you, Follow me」(作詞・作曲)編曲:多田彰文
GO ALONG! GO AROUND!!」(作曲)作詞:永野椎菜 編曲:多田彰文
夢を追いかけて」(作詞・作曲)編曲:多田彰文
虹色のSneaker」(作詞・作曲)編曲:村瀬恭久
恋のScramble Race」(作曲)作詞:西脇唯 編曲:村瀬恭久
夜明けのShooting Star」(作詞・作曲)編曲:矢萩秀明
プリズムアイ」(作詞・作曲)編曲:矢萩秀明
浜辺のダイアリー」(作詞・作曲)編曲:矢萩秀明
「Hold You」(作詞・作曲)編曲:矢萩秀明
負けないで、負けないで…」(作詞・作曲)編曲:十川知司
頑張って、頑張って…[14]」(作詞・作曲)編曲:村山達哉
「Sepiaの鼓動」(作詞・作曲)編曲:岸村正実
「揺れてマイ・ハート」(作詞・作曲)編曲:岸村正実
「春のとびら」(作詞・作曲)編曲:村瀬恭久
「素直になりたい」(作詞・作曲)編曲:京田誠一
「水色のくちぶえ」(作曲)作詞:小林まさみ 編曲:大谷和夫
「What a handsome woman」(作曲)作詞:亜伊林 編曲:大谷和夫
いつかきっと微笑みへ[12]」(作詞・作曲)編曲:若草恵フジテレビ系列ドラマ『ジュニア・愛の関係』主題歌)

映画

  • bird call
出演: 鈴木えみ奥田恵梨華田中圭嶋田久作
監督:井上春生
出演:西山茉希井上芳雄佐伯日菜子
監督:窪田崇

テレビ出演

ラジオ出演

CM

著書

  1. 今日も私は悩まない。(1994年角川書店 ISBN 4-04-883372-3
  2. 私は恋だけじゃ、嫌(や)です。(2000年講談社 ISBN 4-06-210125-4
  3. 「半熟女」で、ちょうどいい。(2007年マガジンハウス ISBN 978-4-8387-1822-1

連載

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その他

父方の先祖が、大分の宇佐神宮禰宜をしていた。名前は「辛島勝(カラシマノスグリ)」。1991年3月まで持ち回りでパーソナリティを務めていたNHK-FMの生放送番組『FMリクエストアワー』最終回(1991年3月30日放送)で、リスナー投稿により明らかになった。これに対し本人も「辛島村(現:宇佐市大字辛島)にはいまでも辛島姓の人が多い」とコメント。

1990年ころ、朝日新聞の「声」欄に、いじめについて投稿したことがある。鹿児島県が制定する「薩摩大使」の一人。

テレビ朝日タモリ倶楽部』の名物コーナー「空耳アワー」のオープニングタイトルを歌っている「HIROSHI&MIDORI」のMIDORIは、辛島美登里である。同番組には本人も数回出演しており、1996年の特番に出演した際、歌声を録音したオープンリールテープをタモリに手渡し、それ以来オープニングで流れるようになった。なお辛島自身も作品を投稿したが出演者から高い評価は得られず、番組終了時に「代わりにお土産がほしい」とジャンパー、Tシャツ、手ぬぐいを持ち帰った。過去、自らがDJを務めたFM番組で類似のコーナーを設け、リスナーからの投稿を募集していたこともある。

テレビ朝日『ミュージックステーション』では、タモリに「辛島先生」と呼ばれている。タモリは、厳しい女性教師イコール元女子高等師範学校お茶の水女子大または奈良女子大卒というイメージを持っていたため、家庭科の教員免許を持っている辛島を尊敬の意味を込めて「辛島先生」と呼び始め「こんな先生がいたら叱られたい」とまで言ってるが、辛島は「先生じゃないです」と困惑している。『タモリ倶楽部』の「空耳アワー」出演時に下ネタが出たときは、タモリから「先生叱ってやってください!」と言われる。

HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』初出演の際、自分が見た夢について長時間にわたり説明、司会のダウンタウンに「今まで(出演した人の中)で一番しゃべる人でした」とコメントされ、二回目の出演時には松本人志から「(前回の出演時には)お前の番組(冠番組)か〜と思いました」とコメントされた。

2000年8月16日 キリンチャレンジカップ(日本代表 vs. UAE代表)で国歌君が代独唱を行った。

2008年4月開校の鹿児島県立霧島高等学校の校歌「霧島の空〜Walking To The Future〜」を作詞・作曲。開校式に出席して披露した。大隅半島の応援ソング「一歩一歩ずつ」も制作、鹿児島限定で発売(Webでも購入可能)[19]

2009年5月20日福岡 Yahoo! JAPANドームで開催の「外為どっとコム Presents I LOVE FX ナイター」福岡ソフトバンクホークスVS阪神タイガース戦にて国歌独唱をした。

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脚注

関連項目

外部リンク

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