トップQs
タイムライン
チャット
視点

江戸川乱歩賞

日本の文学賞 ウィキペディアから

Remove ads

江戸川乱歩賞(えどがわらんぽしょう、通称:乱歩賞英称Edogawa Ranpo Award)は、1954年江戸川乱歩の寄付を基金として、日本推理作家協会(旧:日本探偵作家クラブ)により、探偵小説を奨励するために制定された文学賞

概要 江戸川乱歩賞, 受賞対象 ...

概要

第3回以降は、長編小説を公募し、優秀作品に与えられることになった。現在では推理作家への登竜門として知られている。

正賞として江戸川乱歩像が、副賞として1000万円が贈呈される。また、受賞作は講談社から出版される。1992年の第38回からはフジテレビが後援に加わり、受賞作が同局にて単発ドラマ化、あるいは、映画化されるようになった。

正賞として与えられる像は、第48回までは「シャーロック・ホームズ像」であったが、第49回からは「江戸川乱歩像」に変更された[1]

受賞作は講談社文庫に収録されるが、近年では絶版入手不能となるものも増えてきたため、1989年9月より講談社文庫から江戸川乱歩賞全集が刊行され、受賞作および全選評を収録することとなった。2006年9月時点で18巻までが刊行されている。しかし刊行当初には全受賞作を収録する予定であったが、一部受賞作については著者の了解が得られなかったとして収録されていない作品もある。

2004年4月には、乱歩賞作家が執筆した中篇を集めた単行本『乱歩賞作家 赤の謎』が刊行された。その後、1か月ごとに『白の謎』『黒の謎』『青の謎』の計4冊が刊行された。

受賞者は第2作発表の場も含め、講談社の強いバックアップによって育成されていくという慣行がある。そのため、新人賞としてものちのち活躍していく作家の率が非常に高い。岡嶋二人は受賞後、編集者に「直木賞を受けて消えた作家はいても、乱歩賞を受けて消えた作家はいない」(消えた、の定義にもよるが、実際はゼロではない)と言われたという。

第68回より、江戸川乱歩ゆかりの豊島区とパートナーシップを結び、贈呈式を一般公開する[2]。併せて賞金を500万円に減額することが発表された。

贈呈式の一般公開に踏み切った経緯は、非公開は明確な理由が無く慣例だったことや、「社会派ミステリに限定」「大人向け」「プロフィールで判断される」などの噂が広まったことで、応募のハードルが高いと思われている賞をオープンにしたいという理由である[2]

Remove ads

受賞作一覧

要約
視点

改題・改名が行われた場合、受賞作は刊行時のタイトル・著者名を表に記載する。

第1回から第10回

さらに見る 回(年度), 応募総数 ...

第11回から第20回

さらに見る 回(年度), 応募総数 ...

第21回から第30回

さらに見る 回(年度), 応募総数 ...

第31回から第40回

さらに見る 回(年度), 応募総数 ...

第41回から第50回

さらに見る 回(年度), 応募総数 ...

第51回から第60回

さらに見る 回(年度), 応募総数 ...

第61回から第70回

さらに見る 回(年度), 応募総数 ...

第71回から

さらに見る 回(年度), 応募総数 ...
Remove ads

選考委員

主な落選作一覧

過去、落選した作者がその後活躍する例があるのが乱歩賞の特色の一つである。また、後に受賞作よりも高く評価された作品もある。しかしながら公刊されている落選作はほとんど加筆や修正があると明記されており、選考に問題があったか否かは測りがたい。そのうちの主な作者・作品について以下に記す。()内は現行の名義及び題名。

Remove ads

受賞者によるアンソロジー

脚注

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads