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波浮港

東京都大島町にある港湾 ウィキペディアから

波浮港map
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波浮港(はぶみなと)は、東京都大島町にある地方港湾。港湾管理者は東京都。港則法の適用港である。統計法に基づく港湾調査規則では乙種港湾に分類されている。

概要 波浮港, 所在地 ...

概要

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波浮港の空中写真(1976年撮影)
火口湖(マール)を港として使用している。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

伊豆大島の南端にある港湾である。9世紀に起こった割れ目噴火口が海岸部まで到達し火口湖(マール)を形成した。元禄16年(1703年)の元禄関東地震大津波で海とつながり、さらに江戸時代末期の寛政12年(1800年)、秋広平六により崖を切り崩し、港口を拡げて現在の形の港として完成した。かつては、風待ちの港として遠洋漁業の中継基地としても栄えた。かつての繁栄を物語るように大正期の建物が残っている。また、利島行きの連絡船が出ていたこともある。

2015年度の発着数は458隻(151,041総トン)、うち外航商船2隻(4,608総トン)[1]

港則法施行令において港湾の区域は「竜王埼灯台(北緯三四度四一分九秒東経一三九度二六分三六秒)から一三四度三〇分一九〇メートルの地点から一二八度四五〇メートルの地点まで引いた線、同地点から二一八度六八〇メートルの地点まで引いた線、同地点から三〇八度に引いた線及び陸岸により囲まれた海面」と定められている。

1901年(明治34年)7月に開港100周年を記念して、初代大島島司小池友徳の文による波浮開港碑が建てられた[2]

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近隣の出身者

波浮港地域の出身者に、日本レコード大賞を受賞した作詞家の宮川哲夫(受賞曲『霧氷』)、民族学者の坂口一雄、画家の中出那智子、作家の石川好等がいる。

芸術

明治から昭和にかけて、多くの文人墨客が執筆や保養、観光等に訪れ逗留し、波浮港を題材にした作品を残した。

関連項目

脚注

参考文献

外部リンク

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