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涌井紀夫

日本の裁判官 (1942-2009) ウィキペディアから

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涌井 紀夫(わくい のりお、1942年2月11日 - 2009年12月17日[1])は、日本の元裁判官最高裁判所判事を務めた[3]

概要 涌井 紀夫 わくい のりお, 生年月日 ...
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略歴

六甲高等学校京都大学法学部卒業後は1964年昭和39年)4月に第18期司法修習生1966年(昭和41年)4月8日に東京地方裁判所判事補任官[2][1][3]。判事補任官以降の経歴は以下の通り。

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下級審判事時代に係った判例

  • 東京高裁部総括時代
    • 東海第二原発設置許可取消訴訟 -- 原告敗訴[4]
    • 弁護士思想調査事件 -- 請求認容
      • ただし、情報収集活動そのものは合法とし、所属団体が記載した資料を刑事裁判の証拠として提出したことのみ違法とした。

最高裁判所判事時代における判決の対応

大法廷判決に対する対応

  • 2005年9月11日において行われた衆議院議員総選挙の小選挙区の区割規定が憲法14条1項等に反していたか。多数意見(合憲)[2][5]
  • 衆議院議員小選挙区選出議員選挙について候補者届出政党と無所属候補者に対する選挙運動の差異を設けることは憲法14条1項等に反するか。多数意見(合憲)
  • 国籍法3条1項は憲法14条1項に違反するか。多数意見(違憲・今井裁判官の補足意見に同調)
  • 市町村の施行する土地区画整理事業の事業計画の決定は、行政訴訟の対象となる行政処分に当たる(1966年昭和41年)の最高裁判決を変更、意見)[2][6]

反対意見

なし

国民審査

2009年8月30日に行われた最高裁裁判官国民審査において、罷免すべきという投票が有効投票の7.73パーセント、517万6090票となり審査対象9人の中で罷免票が最も多い判事となった[7]。ただし、有効投票の半数以上でないと罷免されないため、結果として信任された。

賞詞

脚注

関連項目

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