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漢字の記号及び句読点
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漢字の記号及び句読点(かんじのきごうおよびくとうてん、英語: Ideographic Symbols and Punctuation)は、Unicodeのブロックの一つ。
解説
漢字やその派生文字体系(女書、西夏文字など)を用いる言語において用いられる句読点などの約物のうち、CJKの記号及び句読点などのブロックに含まれていないものを収録している。
Unicodeのバージョン9.0において初めて追加された。
収録文字
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小分類
要約
視点
このブロックの小分類は「西夏文字の記号」(Tangut mark)、「女書の記号」(Nushu mark)、「古代中国語の文献で用いられた記号」(Marks used in ancient Chinese texts)、「契丹小字の書式文字」(Small Khitan format character)、「CJK漢字用の結合ダイアクリティカルマーク」(Combining diacritics for CJK ideographs)、「流音化に用いられる文字」(Characters used for rhotacization)、「広東音楽に用いられる文字」(Characters used for Cantonese music)の7つとなっている[1]。
西夏文字の記号(Tangut mark)
女書の記号(Nushu mark)
この小分類には女書(城南土話)で用いられる約物が収録されている。
古代中国語の文献で用いられた記号(Marks used in ancient Chinese texts)
この小分類には戦国時代(紀元前475年~紀元前221年)、秦王朝(紀元前221年~紀元前206年)、漢王朝(紀元前206年~紀元前220年)の帛書や、竹簡或いは木簡で作られた本(簡牘)に書かれた古い中国語(上古中国語)の文献で用いられた約物[3]が収録されている。
契丹小字の書式文字(Small Khitan format character)
この小分類には契丹小字において、小字から構成される塊(クラスタ)の構成要素となっている字母の一部を空白とすることを表す不可視の制御文字1つのみが収録されている。
CJK漢字用の結合ダイアクリティカルマーク(Combining diacritics for CJK ideographs)
この小分類にはベトナム語の漢字表記(チュー・ハン及びチュノム)において、元の漢字の声調を変化させて新たな単語を表すために用いられた[1]記号が収録されている。全て文字幅を持たない結合文字(ダイアクリティカルマーク)である。
流音化に用いられる文字(Characters used for rhotacization)
この小分類には中国語普通話の辞典などにおいて発音を示す際に、儿化と呼ばれる、単語の末尾の母音がR音化(流音化)していることを示すために用いられる小書きの「児」の簡体字(儿)・繁体字(兒)[1]が収録されている。
広東音楽に用いられる文字(Characters used for Cantonese music)
この小分類には1920年代に丘鶴儔の著作『琴学新編』で発表された、中華人民共和国広東省などの伝統音楽である広東音楽(粤楽)において用いられる伝統楽器の揚琴(Yangqin)(ダルシマーに似た打弦楽器)の楽譜に用いられる[4]、楽曲のテンポを表すための蘇州号碼を拡張した記号が収録されている。蘇州号碼(U+3026~)と共に用いられる[1]。
文字コード
漢字の記号及び句読点(Ideographic Symbols and Punctuation)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+16FEx | 𖿠 | 𖿡 | 𖿢 | 𖿣 | 𖿤 | |||||||||||
U+16FFx | 𖿰 | 𖿱 | | | | | | |||||||||
注釈
|
履歴
要約
視点
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
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出典
関連項目
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