人物 |
概要 |
留侯張子房(張良) |
漢の三傑の一人。博浪沙で始皇帝の暗殺を試みる。後に漢の高祖劉邦の謀臣となった。 |
西楚霸王項籍(項羽) |
西楚の霸王。諸侯を率いて秦を滅ぼすが、垓下の戦いで敗れ、烏江で自刎した。 |
伏生 |
秦の博士。焚書坑儒の際に、危険を冒して『書経』を守り抜き、後世に伝えた。 |
東方曼倩(東方朔) |
漢武帝期の著名な大臣。ユーモアに富み、辞賦を得意とした。 |
張騫 |
武帝の命により西域へ派遣され、「博望侯」に封ぜられる。 |
典属国蘇子卿(蘇武) |
武帝期の匈奴への使節。北海で牧羊すること19年に及んだが屈することはなかった。 |
龍門司馬子長(司馬遷) |
前漢の太史令。『史記』の著者。 |
董賢 |
漢哀帝の寵愛を受け、男色の故事「断袖」の由来となった人物。 |
厳先生(厳光) |
後漢の著名な隠者。光武帝の同窓でありながら、功名を求めず富春江のほとりに隠棲した。 |
曹孝女(曹娥) |
後漢の孝女。水難で亡くなった父の後を追って江に身を投じた。 |
定遠侯班超(班超) |
後漢の名将。筆を投じて従軍し、使節として31年にわたり西域に駐在。 |
曹大家班恵班(班昭) |
後漢の女性史学者。博学多才で、たびたび皇后や貴人の教師となった。 |
趙娥 |
後漢の孝女。父親を李寿に殺されて復讐を誓い、最終的に李寿を刺殺。 |
江東孫郎(孫策) |
後漢の名将。江東の諸侯を平定し、人材を集めて孫呉の基礎を築いた。 |
漢丞相諸葛武侯(諸葛亮) |
三国時代の蜀漢の丞相。一生を国事に捧げ、「鞠躬尽力、死して後已まん」という言葉を残した。 |
隠士焦孝然(焦先) |
三国時代の著名な隠士。裸足で草の衣服をまとい、100歳を超えて生きたとされる。 |
北地王劉諶(劉諶) |
蜀漢の後主劉禅の子。劉禅が降伏した日に妻子を殺し、自らも命を絶った。 |
羊叔子(羊祜) |
西晋の名将。徳と才を兼ね備え、質素で実直な人物。 |
周将軍処(周処) |
西晋の名将。若い頃は郷里で悪事を働いていたが、後に改心して「周處除三害」の伝説を残した。 |
緑珠 |
西晋の石崇の寵妾。八王の乱の際、石崇を巻き込まぬよう楼上から投身自殺。 |
陶公(陶淵明) |
東晋の著名な詩人。官を辞して田舎に帰り、農民となって隠遁生活を送る。 |
王景略(王猛) |
十六国時代、前秦の丞相。桓温と召見した際には虱を潰しながら泰然と談笑した。 |
晋太傅謝公(謝安) |
東晋の名臣。淝水の戦いを立案。北伐勝利後に素直に身を退いた。 |
蘇若蘭(蘇蕙) |
十六国時代、前秦の女流詩人。夫への思慕を回文詩『璇璣図』に込めた。 |
木蘭(花木蘭) |
南北朝時代の詩歌に登場する人物。男装して父の代わりに従軍した。 |
譙国夫人冼氏(冼夫人) |
南北朝時代、俚族の優れた女性指導者。 |
偽周皇帝武璺(武則天) |
唐高宗の皇后で、自ら武周を建てて皇帝となった。 |
国老狄梁公(狄仁傑) |
唐・武周時代の著名な宰相。 |
代国公楽工安金藏(安金藏) |
武則天期の太常の職人。皇嗣李旦が謀反の疑いで告発された際、自ら腹を裂き李旦の潔白を証明する。 |
尚父郭汾陽王(郭子儀) |
唐の名将。安史の乱を平定した功臣。 |
李青蓮(李白) |
唐の著名な詩人。「詩仙」と称される。 |
李鄴侯(李泌) |
唐の宰相。4代の皇帝に仕えた。 |
唐監軍張承業(張承業) |
唐末の宦官。唐滅亡後に晋に仕え、李克用に忠義を尽くし、李存勗を補佐した。 |
長楽老馮道(馮道) |
五代十国時代に5つの王朝に仕え、常に高官であり続けた官吏。「不倒翁」と称された。 |
華山陳図南先生(陳摶) |
五代十国時代の有名な道士。「陳摶老祖」「希夷祖師」とも呼ばれる。 |
呉越銭武粛王(銭鏐) |
五代十国時代、呉越の建国者。在位中に農業を発展させ、銭塘江の堤防や水門を整備した。 |
安民 |
宋代の石工。手がけた碑文に自分の名を刻むことを拒み、名声が広まる。 |
太学録陳東(陳東) |
北宋の太学官僚。何度も太学の学生を率い、直言をもって上書した。 |
岳鄂王(岳飛) |
金朝に抗戦した南宋の名将。「莫須有(あったかもしれない)」謀反の罪を着せられ、処刑される。 |
文丞相(文天祥) |
南宋の丞相。捕らわれても決して屈せず、堂々と死に臨んだ。 |