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獨協埼玉中学校・高等学校
埼玉県越谷市にある中高一貫校 ウィキペディアから
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獨協埼玉中学校・高等学校(どっきょうさいたまちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、埼玉県越谷市に所在し、中高一貫教育を提供する私立中学校・高等学校。
高等学校において、中学校から入学した内部進学の生徒と高等学校から入学した外部進学の生徒との間で、第3学年から混合してクラスを編成する併設型中高一貫校である[1]。運営は学校法人獨協学園。略称は「獨玉」、「獨協」。
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校訓
開拓・創造・信愛
- 旧制都立第五中学校(現・小石川中等教育学校)の校訓「開拓・創作」を範として選定された。
校風・特色
校則により服装・頭髪や華美なアクセサリーの制限などはあるが、全体的な校則による制限は多くない。
蛙鳴祭[2](文化祭)・体育祭等の行事は、実行委員会担当教員の元で生徒が行っている。
蛙鳴祭においては、1日目の一般公開終了後に行われる中夜祭(一般非公開)が行われる。有志バンド・ダンスチームによるパフォーマンスが行われる。 体育祭は、競技の際は各クラスごとに生徒が作成したクラスTシャツを着用する等の伝統がある。3年生はこれに加えクラスオリジナルの衣装を作成する。その衣装を被り3年生の学年競技「ムカデリレー」を走る。
なお、東京の獨協中学・高等学校とは歴史的背景や獨協大学への進学数等において、同じ獨協学園の中学・高等学校であるが、その校風はまったく異なっている。
教育
中高一貫教育校ではあるが、高等学校からの募集もあり、外進生(高校からの入学生徒)と内進生(獨協埼玉中学校からの進学生徒)との比率は大体半々である。
高校1・2年次は外進生のみ、内進生のみのクラス編成となり分かれているが(一部授業は混合クラスにて実施)、3年次より希望進路を踏まえ、内進・外進混合クラスとなる。
3年次のコースは文系·理系ともに、主に国公立·難関私立大学を目指すⅠ、主に私立大学を目指すⅡがあり、それぞれ「文系Ⅰ」「文系Ⅱ」「理系Ⅰ」「理系Ⅱ」と呼ばれる。また、獨協大学への進学を希望する生徒を対象にした「獨協コース」[3]もあり、これら5コースから2年次の進路選択時に選択する。
獨協学園が当時の西洋文化の中心であるドイツ文化を取り入れるため獨逸学協会として設立したという歴史もあり、獨協埼玉高等学校ではドイツ語の授業が自由選択科目として学習することができる(もちろん卒業単位として加算される)。かつては、選択授業に教養的要素のある授業や高校レベルにとどまらない専門的な授業なども設置されていたが、受講生の減少やカリキュラム改新のために減少している。
また、学校の田植えは、学校専用の田んぼで授業を行う(中学1年生のみ)
また、オーストラリア、ドイツの姉妹校と交換留学を行っている。[4]。
2016年度の主な進路実績は、筑波大学・千葉大学などを含む国公立大学に19名、早稲田大学に5名、MARCHと学習院大学に113名合格などとなっている[5]。
獨協コースの存在
要約
視点
概要
- 高校3年次の進路選択の際、他大学進学を目指した文系Ⅰ·Ⅱ、理系Ⅰ·Ⅱ以外に、獨協大学進学への推薦資格を得られる「獨協コース」を選択することができる。このコースの目的は受験教育にとらわれない教養教育を自主的・能動的に追求、実践するところにある。獨協大学との、高大連携のカリキュラムのもと教養教育を中心に据えたコースになっている。
- 本コースに進むためには2年次進級時に文系コースを選択し、3年次に本コースを選択する。
- あくまで推薦コースと設定されているため学科ごとに一定の成績基準が設定されており[6]、出席状況が良好であることも求められる。その為、一定数以上の遅刻・欠席がある場合は推薦資格を失う。[7]
- なお、獨協中学・高等学校に同様の進学コースは存在しない。
進学できる学部・学科
このコースから進学できる学部学科は以下の通りである。
その他の学部学科は他の推薦コースから進学することができる。(進学条件は異なる)
進学のための課題
獨協コースに在籍する生徒は上記の目的達成のためいくつかの課題が課される。選択した学科ごとに多少異なるが、読書記録、卒業論文が大まかな課題である。
読書記録は学科ごとに指定された図書の中から20冊を選び読書記録(所謂読書ノート)を行う。経済学部であれば社会問題や経営学についての本、ドイツ語学科であればドイツ民俗やドイツ小説の日本語訳など様々ある。
卒業論文では生徒は2年次3学期から1年間を費やし16000字以上の論文を作成する。学部学科ごとに論文のジャンルが決まっており、その範囲内で論文のテーマを決める。論文作成のために生徒1人に担当教員1人が付き、指導を行う。また、大学教員も定期的に高校へ訪れ生徒へ論文指導を行う。
年に5回程度(年度によって異なる)論文をプレゼンテーションする機会が設けられており、生徒が教員・保護者の前で実施する。1月には獨協大学にて大学教員の前で最終提出発表会を行う。
1月の最終提出発表会後に優秀論文が選出[8]され、卒業式で優秀論文賞として表彰される。[9]
以下が2017年度の獨協コースの卒業論文タイトル一覧になっている。
2017年度獨協コース論文題目一覧[8]
その他
- 獨協コースは校内では親しみも込められ「獨協クラス」「獨クラ」と呼ばれている。
- 獨協コースでは9月の蛙鳴祭で毎年古代劇上演を行っている[8]。演目は喜劇や悲劇を問わず様々で、2017年の演目は ギリシア喜劇 アリストファネス作『平和』だった。高校内でも現在は獨協コースといえば古代劇といったイメージが定着している。
- 高校三年生は一般的に大学受験に備えて模試を受けるが、獨協コースではTOEICを受験することができる。
- 「英語研究」という授業があり、その授業でTOEIC受験に備えた実用的な英語が学習できる。
- その他通常の受験用カリキュラムとは大幅に異なる授業を受けるため、大学で通用する知識を高校3年生から学ぶことができる。
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沿革 [10]
施設
さいたま市岩槻区、春日部市との境界に近い場所に立地する。学校全体としては約80,000平方メートル。
野外施設は野球グラウンド(左翼:95メートル、右翼:90メートル)、サッカー・ラグビー共用グラウンド、300mトラック、テニスコート7面、屋外プール(25m9コース)を持つ。また室内体育館はバスケットコート2面のメインアリーナ、トレーニングルーム、講義室を備えた第2体育館が2005年度に設置され(25周年記念事業)、第1体育館と合わせて2つ持つ[11]。
校舎は主に高校の教室がある高校棟と特別教室がある理科棟、中学の教室がある中学棟からなる。
校内には調理室、木工室、コンピュータールーム(PC44台)、書道室、社会科教室、理科実験室、生物実験室、物理・地学実験室、化学実験室、美術室などがあり、音楽室は2つある。また、様々な授業で使用される選択教室が5つ、講義室が3つ(第2体育館内を含む)存在する。コンピュータールームは2018年に最新PCに交換された。
図書館には約58000冊の蔵書があり、休み時間・放課後は生徒たちの憩いの場となっている。[12]
普通教室にはロッカールームを完備しており(中学棟にはない)、廊下もゆとりをもってつくられている。しかし、東日本大震災の影響で、耐震基準が現行とは異なる時に建設された高校棟では、ほとんどの教室にひびが入るなどしたため、改築の声も多い。なお、中学棟に被害は出なかった。
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年間行事
- 4月 - 入学式・始業式、1年生オリエンテーション合宿(入学式の翌日から・中学生は日光で2泊3日、高校生は富士山麓で1泊2日)、校外学習、体験入部期間(中・高の1年のみ)
- 5月 - 第一回考査、学年の日
- 6月 - 生徒総会、高校生徒会選挙、体育祭(高校)
- 7月 - 第二回考査、学年行事
- 8月 - 海外語学研修(高校2年の希望者)
- 9月 - 蛙鳴祭[2](文化祭)
- 10月 - 創立記念日、第三回考査、体育祭(中学)
- 11月 - 獨協大学推薦入試
- 12月 - 第四回考査、修学旅行(中学3年·高校2年)、スピーチコンテスト(高校1年のみ)[13]
- 2月 - 中学生徒総会・選挙、マラソン大会
- 3月 - 第五回考査、中学合唱祭、卒業式
アクセス
著名な卒業生
脚注および参照
外部リンク
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