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盾の勇者の成り上がり (アニメ)
日本のテレビアニメ番組 ウィキペディアから
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『盾の勇者の成り上がり』(たてのゆうしゃのなりあがり)は、アネコユサギによる同名のライトノベルを原作とする日本のアニメ作品。2017年6月に「小説家になろう」の作者活動報告ページにて「アニメ化決定」が告知され[3]、同年7月に開催された「アニメ・エキスポ 2017」にてテレビアニメ化が正式発表された[4]。テレビアニメ第1期は2019年1月から6月までAT-Xほかにて2クールで放送された[5]。
2019年9月に第2期および第3期の製作が発表され[6]、2022年4月から6月まで第2期が放送された[7][注 1]。第3期は2023年10月から12月まで放送された。
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登場人物
→詳細は「盾の勇者の成り上がり § 登場人物」を参照
スタッフ
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制作
プロデューサーの田村淳一郎によれば、本アニメの企画は2014年には動き出しており、その要因として原作小説が日本のみならず海外での人気も高かったことを挙げている。企画が動き出した時点で制作会社はキネマシトラスに決まっており、田村は「高いクオリティが出せる」「日本だけではなく海外でも刺さるものを作りたいという考えを持っていた」ことを、決めた理由として挙げている。2クール放送にした理由としては、原作小説1冊の分量が多く1クールでは中途半端に終了してしまう為それを避けることと、元々高クオリティな原作小説をアニメでも高クオリティにするためには2クールにすることが必須であったと明かしている[19]。
監督の阿保孝雄はキネマシトラスの社長・小笠原宗紀から監督のオファーがあり、自分にできるのかを考える傍ら原作小説を読んでいった。阿保は「異世界転生」というジャンルにこれまでほとんど関わりがなかったことから依頼を受けるかどうか躊躇したが、最終的には「異世界を冒険するような作品を作ってみたい」「ゲームに詳しくないのであえてそこにチャレンジしてみたい」という思いからオファーを受けることとなった。阿保はゲームに詳しくないこともあり、ステータス画面やスキルツリーなどの画作りは一緒に仕事をしていた若いスタッフたちが開発のメインスタッフとしても関わり、アイデアを出していったという[20]。
シリーズ構成の小柳啓伍は、キネマシトラス制作のアニメ『メイドインアビス』に関わっている際に小笠原から本作の原作小説を渡され、何度かやり取りを重ねているうちに脚本会議に参加することになった[20]。
主人公・岩谷尚文を描くうえで大切にしたことについて、阿保は以下のように語る。
彼の魅力をひと言でいえば、「優しさを捨てきれない」に尽きます。世界に抗おうとする身ですが、身近な理解者に対しては優しさが垣間見えてしまう。そんな主人公像を強調していきたいと考えました。それが時にカッコよく見え、時にかわいらしく見えたらいいなというのが、演出する上で大切にしていることですね — 阿保孝雄[21]。
原作者のアネコユサギは三勇者を「客観的に見た主人公」だと表現しており、制作陣に対して三勇者をタダの悪者として書かないでほしいと要請した[22]。
主題歌
特記が無い限り、OPはMADKID、EDは藤川千愛が担当する。
- 「RISE」
- Season 1の第1クールオープニングテーマおよび第20話挿入歌。作詞・作曲はMADKID、編曲はMADKID、北浦正尚。
- 「FAITH」[23]
- Season 1の第2クールオープニングテーマ。作詞・作曲はMADKID、編曲はMADKID、北浦正尚。
- 「Bring Back」[24]
- Season 2のオープニングテーマ。作詞はLIN、YUKI、YOU-TA、作曲はオタユキと柿迫ヒカル、編曲は柿迫。
- 「きみの名前」
- Season 1の第1クールおよび第25話エンディングテーマ。作詞は藤川千愛、高橋花、作曲は大畑拓也、編曲は藤永龍太郎。
- 「Falling Through Starlight」
- Season 1の第4話でのみ使用されたエンディングテーマ。作詞・作曲・編曲はKevin Penkin、歌は瀬戸麻沙美。
- 「あたしが隣にいるうちに」[23]
- Season 1の第2クールエンディングテーマ。作詞は藤川千愛、高橋花、作曲・編曲は藤永龍太郎。
- 「ゆずれない」[25]
- Season 2のエンディングテーマ。作詞は藤川千愛、作曲・編曲は藤永龍太郎。
- 「SIN」[26]
- Season 3のオープニングテーマ。作詞はLIN、YUKI、作曲・編曲はamazuti。
- 「好きになってはいけない理由」[26]
- Season 3のエンディングテーマ。作詞は藤川千愛、作曲・編曲は藤永龍太郎。
- 「Resolution」[18]
- Season 4のオープニングテーマ。作詞はLINとYUKI、作曲は敬也-amazuti-とGAK-amazuti-、編曲はGAK-amazuti-。
- 「永遠に一回の」[18]
- Season 4のエンディングテーマ。
挿入歌
- 「En Annan Tid, Ett Annat Liv」
- Season 1の第15話挿入歌。作詞・歌はMaria Andersson、作曲・編曲はKevin Penkin。
- 「Cold Illusions」
- Season 1の第21話挿入歌。作詞・作曲・編曲はKevin Penkin、歌はRyan Greaves。
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評価
要約
視点
ライターの榑林史章は、本作のヒロイン・ラフタリアについて「凜とした強さを持った気高き女剣士であり、ヒロイン然とした存在感で物語に彩りを与えている」と評しており、ラフタリアを演じる瀬戸麻沙美の魅力についても「“絶対的ヒロイン感”の一言に尽きる」と称賛している[27]。
ライターのタニグチリウイチは、本作の主人公・岩谷尚文について「防御が専門の盾であっても、使い方によっては攻撃を放てるようになることがわかる。ラフタリアたちと連携しながら先頭に立って反撃するところも、力押しするだけのほかの四聖勇者と違って格好良い」と評しており、尚文を演じる石川界人についても「どん底に落とされて戸惑っていた尚文が、ふてぶてしさを得ていく変化を見事に表現している」と称賛している[28]。また、タニグチは本作について以下のように述べている。
親切な人だと信じたら裏切られ、無実を訴えても聞き入れられない苦しみを味わう尚文に自分を重ねて、心苦しさにのたうちまわりたくなるところが本作にはある。現実で裏切りや憎しみを浴びていたら、どうしてフィクションの世界でも同じような経験をしなくてはいけないのかと、観るのを止めたくなるだろう。 — タニグチリウイチ[28]
第4回クランチロール・アニメアワードでは3部門にノミネートされ、ラフタリアがBest Girl(最優秀女性キャラ)を受賞した[29][30]。読者が選ぶアニメキャラ大賞2019では「賢かったで賞」で岩谷尚文が7位を獲得している[31]。
dアニメストアが実施した「あなたが選ぶdアニメストアアワード2019」では「展開が気になったアニメ部門」で1位、「オススメしたいアニメ部門」「世界観が良かったアニメ部門」「ストーリーが良かったアニメ」「ストーリーが良かったアニメ」「アツかったアニメ」の5部門で3位をそれぞれ獲得した[32]。
アメリカのアニメ評価サイト「Anime Trending」が主催した「第6回 Anime Trending Awards」での結果は以下の通り。
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各話リスト
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放送局
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BD / DVD
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Webラジオ
ラフタリア役の瀬戸麻沙美とフィーロ役の日高里菜によるWebラジオ『普通にラジオをお届けしたいラフタリアとフィーロ』が、2019年1月21日から9月16日まで音泉にて隔週月曜日に配信された後、2022年1月17日から音泉にて毎月最終月曜日に映像付きで配信が再開された[49]。2023年7月22日から2024年1月23日まで『普通にラジオをお届けするラフタリアとフィーロ』が音泉にて配信。
配信休止中の2020年7月27日から2021年1月27日までは、Webラジオ『瀬戸麻沙美と日高里菜のお(を)したい!』が音泉にて毎月最終月曜日に配信された[50]。
ゲスト
クロスオーバーアニメ
→詳細は「異世界かるてっと」を参照
2019年10月5日、本作と同じくKADOKAWA刊行の4作品(『オーバーロード』、『この素晴らしい世界に祝福を!』、『Re:ゼロから始める異世界生活』、『幼女戦記』)のクロスオーバーアニメ『異世界かるてっと』の第2期『異世界かるてっと2』へゲスト参戦することが決定した[51]。
脚注
外部リンク
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