トップQs
タイムライン
チャット
視点
眠れぬ夜
ウィキペディアから
Remove ads
「眠れぬ夜」(ねむれぬよる)は小田和正作詞・作曲によるオフコースの曲。1975年12月20日に通算7枚目のシングル、およびアルバム『ワインの匂い』の収録曲として発表された。西城秀樹など様々な歌手にカバーされており、西城秀樹のカバーは27万枚を超えるヒットを記録した[1]。
オフコースによるオリジナル・シングル
要約
視点
解説
「眠れぬ夜」はアルバム『ワインの匂い』[注釈 1]と同日発売されたシングルカット曲で、アルバムと同内容。
この曲は小田和正が最初作った時には実はバラード調の曲であったがレコーディングの際、ミディアム・テンポのロック調にアレンジが変更された。この経緯をプロデューサーの武藤敏史は後に以下のように回想している。
それまでのアルバム『僕の贈りもの』[注釈 2]と『この道をゆけば』[注釈 3]に足りなかったものは何か。それはオフコースの場合、無条件に、理屈ぬきに誰もが楽しめるような曲や、シンプルな曲が少なすぎたのではないだろうか、と僕は判断したわけである。そして「眠れぬ夜」をあのような曲調にしてしまったのであるが、作者の小田君にとっては、当時それがかなり不満であったらしい。だからどちらかというと僕が強引に自分の意見を押し通してしまったといえるかもしれないが、もちろん彼らも最終的には納得してくれて、その後、オフコースのステージになくてはならない曲のひとつとして歌い続けられていることは、皆さんご存知の通りである[3]。
結果として、オフコースにとって初のスマッシュ・ヒットを記録した。同曲はベスト・アルバム『SELECTION 1973-78』[注釈 4]にも収録され、2016年 には小田がオールタイム・ベスト『あの日 あの時』[注釈 5]でセルフ・カヴァーした。
西城秀樹のカバー・シングル発売が決まった直後の1980年11月27日 、札幌・道新ホールで行われたコンサート「オフコースの小さな部屋」で小田が「ついでなんですが、西城秀樹君が『眠れぬ夜』をシングルにすることになって…」と話すと、会場からエェーッという非難ともとれる声が沸き起こったが、続けて「そういう、ファンの声も考慮に入れて僕が決断を下しました。で、出来上がったものを聴いたら、僕に遠慮してか、えらく地味になってました。ま、楽しみにしててください」[4]とコメントしていた。
アートワーク、パッケージ
ジャケット写真は『ワインの匂い』[注釈 1]と同じ新宿御苑での別カット。裏面には両曲の歌詞のほか「眠れぬ夜」の楽譜が掲載されている。
収録曲
SIDE A
SIDE B
参加ミュージシャン
眠れぬ夜
- 小田和正 – Lead Vocal, Chorus, Acoustic Piano, Hammond Organ, Arp Synthesizer
- 鈴木康博 – Vocal, Chorus, Acoustic Guitar
- 山口達也 – Electric Guitar
- 三浦啓二 – Electric Bass
- 山本博 – Drums
- 1975年9月22日 – 25日 東芝EMIスタジオにて録音。
スタッフ
- プロデュース:武藤敏史
リリース日一覧
Remove ads
西城秀樹のカバー・シングル
「眠れぬ夜」(ねむれぬよる)は、西城秀樹の36枚目のシングル。1980年12月21日にRCA / RVCから発売された。
解説
オフコースの原曲とアレンジはほぼ同じである。当時の最先端であったハーモナイザーで、ボーカルに全面的に機械的な処理を施している。これによりメロディーに合った透明感が生まれる結果となった[9]。
収録曲
(全編曲:船山基紀)
この頃のできごと
- 1981年1月4日 – 5日 - 大阪・厚生年金会館にて新春コンサートを開催した。
収録アルバム
関連項目
Remove ads
ビビアン・チョウのカバー・シングル
香港出身の歌手ビビアン・チョウの「眠れぬ夜」(英語: Sleepless Night)は、日本における1枚目の日本語の3インチ・マキシ・シングルとして、1995年6月25日にユニバーサルミュージックからリリースされた[10]。スタジオ・アルバム『気が多いあなた』のリード曲である。
収録曲
「眠れぬ夜」のカバー
→詳細は「オフコースのカバー一覧 § 眠れぬ夜」を参照
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads