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碑文パルティア文字 (Unicodeのブロック)
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碑文パルティア文字(ひぶんパルティアもじ、英語: Inscriptional Parthian)は、Unicodeのブロックの一つ。
解説
2世紀ごろから651年にかけて[1]、現在のイランにあたる地域に存在していたパルティア王国(アルサケス朝)及び、そののちに栄えたサーサーン朝ペルシアの初期に話されていた、インド・ヨーロッパ語族インド・イラン語派イラン語群に属するパルティア語を表記するための碑文パルティア文字を収録している。
碑文パルティア文字はアラム文字から派生した文字体系であり、音素文字のうち基本的に母音を表記せず、子音字のみで綴られるアブジャドに分類される。アラビア文字やヘブライ文字などと同様に右から左への横書き(右横書き)であり、単語毎の分かち書きはしない場合とする場合とがある[1]。アラビア文字とは異なり、文字は繋がらない。
加えて、アラビア文字やタイ文字などと同様に独自の数字体系(碑文パルティア数字)を有している。
符号位置の順序はおおむね伝統的な碑文パルティア文字の順序に従っている。また、文字名はアヴェスタ文字のものに従っている[1]。
Unicodeのバージョン5.2において初めて追加された。
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収録文字
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小分類
このブロックの小分類は「字母」(Letters)、「数値」(Numbers)の2つとなっている[2]。
字母(Letters)
この小分類には碑文パルティア文字のうち、基本的な字母が収録されている。
数値(Numbers)
この小分類には碑文パルティア文字のうち、位取り記数法を用いず、単位数字を並べて表現する数値記号(Unicode上では10進法の位取り記数法を用いる"digit"とは区別される)が収録されている。
アラビア・インド数字とは異なり、数字も右横書きで書かれる[1]。
文字コード
碑文パルティア文字(Inscriptional Parthian)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+10B4x | 𐭀 | 𐭁 | 𐭂 | 𐭃 | 𐭄 | 𐭅 | 𐭆 | 𐭇 | 𐭈 | 𐭉 | 𐭊 | 𐭋 | 𐭌 | 𐭍 | 𐭎 | 𐭏 |
U+10B5x | 𐭐 | 𐭑 | 𐭒 | 𐭓 | 𐭔 | 𐭕 | 𐭘 | 𐭙 | 𐭚 | 𐭛 | 𐭜 | 𐭝 | 𐭞 | 𐭟 | ||
注釈
|
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
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出典
関連項目
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