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禄剛埼灯台
石川県珠洲市にある灯台 ウィキペディアから
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禄剛埼灯台(ろっこうさきとうだい)は、石川県珠洲市に位置する灯台。地元では、設置されている町の名前から「狼煙の灯台」と呼ばれている[1]。歴史的・文化的価値の高さから、Aランクの保存灯台に指定されているほか、「日本の灯台50選」にも選ばれている。通常の灯台は、レンズを回転させることにより光を点滅させるが、この灯台では、レンズを固定し灯火の遮蔽板(しゃへいばん)を回転させることによって点滅させている。
日本で唯一、菊の紋章が入ったプレートがあるが、これは灯台に建設を記念して下賜されたものである[1]。
2024年1月1日、能登半島地震で、灯台の心臓部であるフレネルレンズが損傷[2]。製造技術が途絶えているため、修復も作り直すのも不可能に近く、国は電球+レンズからLEDへの変更を計画[3]。2025年(令和7年)3月25日に光源のLED化を含めた復旧工事が完了した[4]。
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歴史
- 1883年(明治16年)7月10日 - 設置、初点灯[5]。当初から白色塔形(円形)石造だが、石材は穴水町から船で運び、崖下から索道を架けて、人力で引き上げるという難工事で、完成までに2年を費やした。
- 1915年(大正4年)7月22日 - 燭光数、光達距離変更[6]。
- 1933年(昭和8年)3月30日 - 灯質変更[7][8]。
- 1940年(昭和15年)3月24日 - 電灯化、燭光数変更[9][10]。
- 1963年(昭和38年)- 機器の自動化により、無人化される。
- 1998年(平成10年)-「日本の灯台50選」に選定。
- 2008年(平成20年)4月10日 - 無線方位信号所(レーマークビーコン)廃止[11]。
- 2009年(平成21年) - 「近代化産業遺産」に認定。
- 2017年(平成29年)- 「恋する灯台」に認定[12]。
- 2024年(令和6年)1月1日 - 能登半島地震により、フレネルレンズの上部が粉々に割れた[13]。
- 2025年(令和7年)3月25日 - レンズ及び電球の撤去と、LED光源(海上保安庁が独自に開発)の設置が完了。翌3月26日に海上保安庁が復旧の完了を発表した[4]。
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交通アクセス
- バス
脚注
関連項目
外部リンク
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