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第九管区海上保安本部

管区海上保安本部の1つ ウィキペディアから

第九管区海上保安本部
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第九管区海上保安本部(だいきゅうかんくかいじょうほあんほんぶ)は、新潟県新潟市に本部を置く海上保安庁管区海上保安本部の一つである。主に東北地方南部から北陸地方にかけての日本海沿岸、ならびに新潟県富山県石川県長野県内陸県)を管轄区域とする。

概要 第九区海上保安本部, 創設 ...

略称九管九管本部と称呼することもある)、英語表記は9th Regional Coast Guard Headquarters。本部は新潟県新潟市中央区美咲町一丁目の新潟美咲合同庁舎2号館にあり、下部組織として4つの海上保安部、4つの海上保安署・分室、航空基地1か所を有する。

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特徴

第九管区の管轄は、沿岸部に限れば新潟・富山・石川の3県のみであるが[1]東北地方の沖合も活動水域になっており、朝鮮民主主義人民共和国(以下北朝鮮と記述)と国境海域を接する治安の最前線である。そのため、工作船対処用の最新鋭巡視船が配備されパトロールに当たっており、管区外の酒田港秋田港の岸壁に第九管区の巡視船が停泊していることがある。管内ではかつて北朝鮮工作員による数多くの拉致事件が起こり、能登半島沖不審船事件も発生した[1]

近年では、韓国の不法漁民によるあなご密漁による漁業被害や、排他的経済水域(EEZ)の大和堆周辺で北朝鮮漁船による違法操業などに対する漁業監視[2][3] が主な任務となっている。また、管轄区域沿岸の志賀原子力発電所柏崎刈羽原子力発電所周辺海域の警備も行っている。

沿革

以下、自治体の名称は当時のもので記載している。

組織

  • 新潟海上保安部(新潟県新潟市中央区:新潟美咲合同庁舎2号館)
    • 佐渡海上保安署(新潟県佐渡市
    • 上越海上保安署(新潟県上越市:直江津港湾合同庁舎)
  • 伏木海上保安部(富山県高岡市:伏木港湾合同庁舎)
    • 富山分室(富山県富山市:富山港湾合同庁舎)
  • 金沢海上保安部(石川県金沢市:金沢港湾合同庁舎)
  • 七尾海上保安部(石川県七尾市:七尾港湾合同庁舎)
  • 新潟航空基地(新潟県新潟市東区新潟空港

主な保有船艇・航空機

巡視船・巡視艇

九管は計16隻の巡視船艇を保有している。

新潟海上保安部

佐渡海上保安署
上越海上保安署

伏木海上保安部

金沢海上保安部

七尾海上保安部

能登海上保安署

航空機

九管は固定翼機2機、回転翼機4機を保有している。

新潟海上保安部(巡視船えちご)

回転翼機
  • MH916 みさご:S-76D(えちご搭載機)

新潟航空基地

固定翼機
  • MA863 とき1号:ビーチ350
  • MA864 とき2号:ビーチ350
回転翼機
  • MH967 らいちょう1号:AW139
  • MH970 らいちょう2号:AW139
  • MH978 らいちょう3号:AW139

脚注

参考文献

外部リンク

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