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福井県道207号今庄杉津線

日本の福井県の道路 ウィキペディアから

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福井県道207号今庄杉津線(ふくいけんどう207ごう いまじょうすいづせん)は、福井県南条郡南越前町から敦賀市に至る一般県道である。

概要 一般県道, 起点 ...

概要

南条郡南越前町今庄から敦賀市杉津に至る。

南条郡南越前町(旧南条郡今庄町)と敦賀市を結ぶ道路である。大半の区間は1962年昭和37年)に廃止された国鉄北陸本線旧線跡を転用したものであり、旧街道とは外れた経路となっている。この道路ができたことにより旧街道の大半は利用されなくなり、廃道になった部分もある。また、山中トンネル - 北陸自動車道 杉津PA間はトンネルと鉄橋の連続する旧線区間で、並行道路は存在しなかった。現在は鉄橋の上にアスファルト道路を設けている。北陸自動車道 杉津PA - 国道8号間のつづら折れは連絡道として新設されたものである。

地理的には海沿いを北上する国道8号と、山間部を北上する国道365号を東西に短絡する県道である。またこの道は福井県の嶺南嶺北を隔てる三つの峠の一つである山中峠を経由し、現県道はトンネルでその下を貫いている。他の二つの峠、栃ノ木峠(国道365号)・木ノ芽峠(国道476号)を経由する道路は国道だが、この山中峠は県道である。

路線データ

概要 全ての座標を示した地図 - OSM ...
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歴史

路線状況

起点から山中トンネルまでは整備の行き届いた普通の県道。ところどころセンターラインの消えるところはあるが、離合に困るような箇所はほとんどない。旧線のスノーシェッドをそのまま転用した箇所もある。ただし山中トンネルを含む敦賀市側のトンネル群とその先にはガードレール、カーブミラーはあるものの、狭路に急カーブが続く。またこのトンネル群は国鉄北陸本線の非電化単線のトンネルを転用したため非常に狭く、乗用車同士でも離合不可能なほどである。山中トンネルは直線で見通しが効くため信号機はないが、先入車優先との表示がある。他のトンネルは先の状況がわからないカーブをしており、片側交互通行のための信号機が設置されているところがある。その先、杉津PA付近の旧杉津駅跡は鉄道時代から変わらず、高台から敦賀湾を見下ろせる眺望の良い場所である。そこを過ぎるとつづら折れの林の中を下り、国道8号に達する。

以前は、杉津PA付近から国道476号に接続する、北陸本線跡を転用した市道を経由して今庄と敦賀を結ぶ「抜け道」としての利用車が多かった。2004年平成16年)、国道476号に通年通行可能な木ノ芽峠トンネルが開通したため、非電化単線の狭いトンネルを転用した走りにくい当路線の利用は減っている。平日の昼間は生活道路として比較的交通量はある。

道路施設

トンネル

  • 山中トンネル:延長1,195 m1896年明治29年)竣工、南条郡南越前町 - 越前市
  • 伊良谷トンネル:延長467 m、1895年(明治28年)竣工、越前市
  • 芦谷トンネル:延長223 m、1894年(明治27年)竣工、越前市
  • 曲谷トンネル:延長260 m、1895年(明治28年)竣工、越前市
  • 第二観音寺トンネル:延長310 m、1895年(明治28年)竣工、越前市
  • 第一観音寺トンネル:延長82 m、1894年(明治27年)竣工、越前市

地理

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左側が福井県道207号今庄杉津線。右側はハピラインふくい線 南今庄駅
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山中トンネル - 北陸自動車道 杉津PA

通過する自治体

交差する道路

さらに見る 交差する道路, 市町村名 ...

交差する鉄道

沿線

  • ハピラインふくい線 南今庄駅
  • 国鉄 大桐駅
  • E8 北陸自動車道 杉津PA - ぷらっとパークを設置しており、高速道路外からも徒歩で売店ほかの休憩施設を利用できる。
  • 敦賀市立東浦小学校
  • 敦賀市立東浦中学校

  • 山中峠(南条郡越前町 - 越前市)

脚注

関連項目

外部リンク

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