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第一不動産

かつて存在した日本の不動産業者 ウィキペディアから

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株式会社第一不動産(だいいちふどうさん)は、かつて存在した日本の不動産業者である。東京・新宿を拠点とし、バブル期には国内外での盛んな不動産投資で知られたものの、2007年平成19年)1月に倒産した。最期の3年半は、社名を「株式会社エフ・アール・イー」に変えて営業していた。

概要 種類, 市場情報 ...

全盛期には、子会社にノンバンクの第一コーポレーション(JASDAQ上場)などを抱える「第一不動産グループ」の中核会社でもあった。

概要

1948年昭和23年)に佐藤行雄が個人で創業し、1959年昭和34年)に法人化された。

1985年昭和60年)には、東京・平河町の「イトーピア平河町ビル[1]」を伊藤忠不動産から約120億円で買収、これは従来の「更地買収」に代わる「既設ビル買収」型の大型不動産投資であり、米国流ビジネスの先駆けともいわれた[2]。その後のバブル期にかけても事業を急拡大し、国内では三井不動産販売フランチャイジーとして同社の「リハウス」事業を展開していた他[3]ニューヨークティファニー本社ビルを買収するなど海外にも進出。ピーク時の1991年平成3年)には年商938億円を売り上げていた。当時は元読売ジャイアンツ江川卓が社外役員を務めるなど[4]、スポーツ界とも深い関わりがあった。

しかしバブル崩壊と共に資金繰りが悪化し、1998年平成10年)には系列の第一コーポレーションが東京地裁特別清算手続開始を申し立てるなど業容が悪化。2003年(平成15年)6月に社名を変更し、所有する不動産を処分しつつ債務返済を進めていたが、最終的に債権者からの申立により2007年(平成19年)1月11日に東京地裁より破産手続開始決定を受け倒産した。

関連会社として、株式会社東京ベイホテルズ(東京ベイ舞浜ホテル クラブリゾートを運営していた)、株式会社東京ベイ舞浜ホテル、株式会社ファーストリゾート(東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾートを運営)の3社があり、これらの企業は第一不動産の倒産後にも営業を継続、グループを形成している。

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提供番組(過去)

関連項目

脚注

外部リンク

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