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第58回東京箱根間往復大学駅伝競走

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第58回東京箱根間往復大学駅伝競走(だい58かいとうきょうはこねかんおうふくだいがくえきでんきょうそう)は、1982年昭和57年)1月2日 - 1月3日に開催された第58回目の東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)である。

概要 試合日程, 出場校 ...

実施日程

大井埠頭周回コース
大手町読売新聞東京本社前(スタート)→鶴見→戸塚→平塚→小田原→箱根町芦ノ湖駐車場入口(ゴール)
箱根町芦ノ湖駐車場入口(スタート)→小田原→平塚→戸塚→鶴見→大手町読売新聞東京本社前(ゴール)

参加大学

さらに見る シード校, 大学名 ...
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概要

要約
視点

往路

1区

品川駅を過ぎたあたりで順大・吉田富男が日体大・植松誠を引き離し首位で襷リレー[1]。吉田は順大史上初めて1区の区間賞を獲得。日体大は46秒差の2位で中継。3位・中大、4位・日大と続く。早大、東農大の2校は出遅れた。

2区

日体大・大塚正美は首位を走る順大・中井良晴に追いつくと11km地点で交わして先頭に立つ[2]。そのまま日体大が首位で中継。順大は日体大と41秒差の2位で3区の内野朗に襷をつないだ。大東大・池田重政が区間3位の走りで7人を抜いて10位から3位に浮上。1区で出遅れた早大は金井豊が区間2位で走り、順位を8位に上げた。

3区

日体大・中田盛之は区間2位の走りで後続を引き離し、2位との差は1分35秒差となった。日大・宗像寛が区間賞を獲得し、5校を抜いて2位に浮上。順大は日大に抜かれて3位に後退した。

4区

3位で襷を受けた順大・中島修三が7km付近で日大を抜き2位に浮上すると、12km地点で首位を走る日体大・島村雅浩に追いつく。約6kmにわたって両者の並走が続いたが、島村が中島を振り切り首位を守った[3]。順大は8秒差の2位で襷を繋ぎ、3位の日大も41秒差と僅差で山登りに挑むことになった。前回大会の3区で区間賞を獲得した専大・幸田正文は区間9位で13位から浮上できなかった。

5区

順大・小山輝夫が先頭を走る日体大・岡俊博との差を詰め[4]、両者の差は一時30mまで縮まったが最終的には岡が小山を引き離し2年ぶりの往路優勝を達成。順大も26秒差と僅差の2位でフィニッシュ。3位、4位は日大、大東大と続き、中大が5位でフィニッシュ。東洋大・仙内勇が3人を抜いて6位に入り、早大は順位を2つ落として7位でフィニッシュした。東農大・國府田克則は意識が朦朧としながらもなんとかフィニッシュにたどり着いた[5]

復路

7位・早大までが時差スタートとなり、8位・亜大以降の8校が8時12分に芦ノ湖を一斉にスタートした。

6区

先頭を走る日体大・谷口浩美が58分04秒の区間新記録で後続を大きく引き離す。順大・有田哲治も区間2位の好走を見せたが、日体大との差は2分51秒まで広がった。早大・伊藤雅弘が区間3位で6位に浮上し、一斉スタート組では専大・沼尾一明が区間4位の走りでシード権ラインに迫った。

7区

先頭の日体大・有坂精児は区間4位と安定した走りでトップを譲らず。順大・木村康樹は区間2位の走りで日体大との差を1分31秒に詰めた。3位を走る日大・倉橋賢二が区間賞を獲得した一方で、4位の大東大・坂中末美は区間14位と苦しみ、両者の差は6分27秒差に広がった。

8区

トップを走る日体大・藤井修が区間賞を獲得する走りで2位・順大との差を1分53秒に広げる。順大・鈴木秀悦は区間2位だった。大東大は双子の兄・大隈重信から弟・大隈広基に襷を渡し、双子の兄弟同士の襷リレーが実現した。専大・川上英一が東海大・上田廣を交わしてシード権内の9位に浮上した。

9区

首位の日体大・前田直樹のペースが上がらず順大・神田修がじりじりと追い上げる。その差は徐々に縮まり、18.3km地点の片側3車線の国道の左端でスパートをかけて順大がトップに躍り出ると[6][7]、1分46秒差をつけた。前回この区間で区間新記録を樹立した大東大・大隈広基は区間2位で、早大・坂口泰が区間賞を獲得した。

10区

順大・門田光史は区間9位にとどまったが、リードを守りきり2年連続の総合優勝を達成した。往路・復路でどちらも優勝せずに総合優勝するのは第50回大会の日大以来8年ぶりの出来事であった。日体大・小田英明は順大との差を詰めたが、56秒届かず2年連続の総合2位となった。日大は山本隆司が区間賞を獲得して3位でフィニッシュし、大東大が4位。早大は25年ぶりの復路優勝で5位に入った。9位の専大までが次回大会(第59回大会)のシード権を獲得した。なお、日体大を8度の優勝・5度の準優勝に導いた岡野章監督はこの年を最後に退任したため、箱根駅伝の指揮をとるのは今回が最後となった。

成績

総合成績

  • 総合優勝 順天堂大学 11時間30分00秒
    • 往路優勝 日本体育大学 5時間45分49秒
    • 復路優勝 早稲田大学 5時間42分28秒
さらに見る 総合 順位, 大学名/チーム名 ...
9位以内の大学には次大会のシード権を与えられた。

往路成績

さらに見る 往路順位, 大学(チーム)名 ...
'注1')メンバーの名前の()内の数字は学年。

復路成績

さらに見る 復路順位, 大学(チーム)名 ...
'注1')メンバーの名前の()内の数字は学年。

区間賞

さらに見る 区間記録, 第57回大会までの最高記録 ...

区間記録

さらに見る 大学名, 区間順位/区間記録 ...
  • 太字は区間1位。色つきは区間新記録。

各区間順位

1区

さらに見る 順位, 選手名(学年) ...

2区

さらに見る 順位, 選手名(学年) ...

3区

さらに見る 順位, 選手名(学年) ...

4区

さらに見る 順位, 選手名(学年) ...

5区

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6区

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7区

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8区

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9区

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10区

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外部リンク

脚注

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