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第64回東京箱根間往復大学駅伝競走
1988年の箱根駅伝 ウィキペディアから
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第64回東京箱根間往復大学駅伝競走(だい64かいとうきょうはこねかんおうふくだいがくえきでんきょうそう)は、1988年(昭和63年)1月2日から1月3日までに開催された第64回目の東京箱根間往復大学駅伝競走である。
実施日程
参加大学
前年の大会でシード権を獲得できなかった6校が予選を通過したため、出場校の変動が無かった。
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概要
往路
1区はスタート直後から大東大の1年生・実井謙二郎が飛び出す。駒大・斎藤篤孝が1人実井を追うが、残る13人は集団のまま控える展開となった。実井は中間点で後続に1分以上のリードを奪い独走。13km手前で斎藤を吸収した集団から順大・三浦武彦が仕掛けて猛追するが、実井が逃げ切りトップでタスキリレー。三浦は16秒差で続いた。
大東大は前回2区で区間賞を獲得し、関東インカレ2部では長距離4冠を達成した大エース・只隈伸也の快走が期待されたが、14.2kmで順大・鈴木賢一が只隈を逆転し、トップでタスキリレー。31秒差の2位で続いた中大・楜澤俊明が区間賞を獲得した。只隈は19.3kmで楜澤にかわされ3位に後退、戸塚中継所では順大と1分21秒の差をつけられた。
順大は3区の打越忠夫・4区の石原典泰が連続区間賞で後続との差を広げ、5区の倉林俊彰も区間2位の好走。2位の大東大に6分09秒の大差をつけ往路優勝を飾った。日体大は5区の平山征志が区間賞を獲得し7分42秒差の3位。7位の日大以下9校が復路一斉スタートとなった。
復路
先頭の順大は6区の仲村明が現コース(第62回大会以降)では初の60分切りとなる59分26秒の区間新記録を樹立すると、7区の石垣英士も区間賞の走りで、2位大東大との差は10分11秒まで広がった。平塚中継所では筑波大が繰り上げスタート。
順大の独走はさらに続き、3年連続の8区出場となった松田卓也も2年連続の区間賞を獲得。戸塚中継所では山梨学大・駒大・東洋大・専大・筑波大・早大の6校が繰り上げスタート。シード権争いはそれまで9位だった東農大が7位に浮上し、早大が8位・山梨学大が9位に後退。10秒差で10位東海大が続く。
順大の9区・工藤康弘は区間2位に2分近い差をつける断トツの区間賞で、2位の大東大に14分08秒の差をつける。あまりの独走劇に鶴見中継所でタスキを繋げたのは順大・大東大・日体大と復路一斉スタートの日大のみであり、残る11校は繰り上げスタートとなった。シード権争いは東海大が9位に浮上し、山梨学大が2分39秒差の10位に後退。
順大は10区の山田和人も区間2位に2分以上差をつける断トツの区間賞。区間賞獲得7名(復路5人は全員区間賞)、残る3名も区間2位という圧巻の記録で総合3連覇を達成。2位の大東大に17分09秒の大差をつけた。3位には18分35秒差で日体大が入った。
シード権争いは、鶴見中継所で9位と3分21秒差の11位だった明大・牧野典彰が区間2位の好走で4番目にゴール。大逆転でのシード権獲得が期待されたが、10番目にゴールした東海大には43秒、13番目にゴールした早大にはわずか11秒届かずシード権を逃した。
成績
総合成績
- ※9位以内の大学には次大会のシード権が与えられた。
- 総合優勝 順天堂大学 11時間04分11秒(大会新記録)
- 往路優勝 順天堂大学 5時間36分57秒
- 復路優勝 順天堂大学 5時間27分14秒
往路成績
- '注1')メンバーの名前の()内の数字は学年。
復路成績
- '注1')メンバーの名前の()内の数字は学年。
区間賞
区間記録
- 太字は区間1位。色つきは区間新記録。
各区間順位
1区
2区
3区
4区
5区
6区
7区
8区
9区
10区
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その他
外部リンク
- 第64回大会(箱根駅伝公式サイト)
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