トップQs
タイムライン
チャット
視点

第92回アカデミー賞国際長編映画賞出品作一覧

ウィキメディアの一覧記事 ウィキペディアから

第92回アカデミー賞国際長編映画賞出品作一覧
Remove ads

本項目は、第92回アカデミー賞国際長編映画賞への各国の出品作の一覧である[1]映画芸術科学アカデミー(AMPAS)は、1956年に国際長編映画賞を設立して以来、さまざまな国から最高の作品を招いている[2]。この賞は主要な会話が英語以外で占められ、アメリカ合衆国以外で製作された長編映画を対象としている[2][3]。国際長編映画賞委員会はプロセスを監督し、出品された全作品を観賞する[3]。この部門は以前は「外国語映画賞」と呼ばれていたが、アカデミーが「外国語」という言葉が時代にそぐわないと考えたために2019年4月に国際長編映画賞へと変更された[4]

Thumb
ポン・ジュノ監督による『パラサイト 半地下の家族』が韓国代表としては初の受賞作となった。

出品映画は2018年10月1日から2019年9月30日までの間に、それぞれの国の劇場で初公開されている必要がある[5]。出品は2019年10月1日に締め切られ、10月7日にアカデミーは作品一覧を発表した。今回は94カ国が出品し、そのうち93カ国が資格を得た[6][7]。今回が初出品となったのはガーナ(『アミナの運命英語版』)[8]ナイジェリア(『LIONHEART/ライオンハート英語版』)[9]ウズベキスタン(『Hot Bread』)の3カ国である[10]。しかしながら2019年11月4日、アカデミーは会話の大部分が英語であることを理由にナイジェリアの作品を失格とした[11]

全出品作品から10本が最終選考に選ばれ[12]、2019年12月16日に発表された[13]。2020年1月13日にノミネート5作が発表された[14][15]。2020年2月9日に授賞式が行われ、ポン・ジュノ監督による『パラサイト 半地下の家族』が韓国初の外国語映画賞受賞作となった[16]

Remove ads

出品作

さらに見る 出品国, 日本語題 ...
Remove ads

備考

  • アフガニスタンからの出品作『Hava, Maryam, Ayesha』は同国の委員会の正当性が疑問視されたために一覧に載らなかった[18]
  • オーストラリアからの出品作『ジョイ: 闇と光の間英語版』は英語の台詞が多すぎることを理由にアカデミーは2019年11月に取り消しとした[112]。映画の製作者は失格に異議を申し立て、ナイジェリア・ピジンの会話の中での非英語部分を考慮した場合は英語は全体の50%未満になるために資格があると主張した[113]。しかしながらアカデミーは当初の決定を覆さなかった[114]
  • LIONHEART/ライオンハート英語版』はナイジェリアからの初の出品作であったが、2019年11月に失格となった。95分の上映時間のうち非英語の台詞が占めるのは11分間のみであり、アカデミーのエントリー規約の「元の会話トラックと完成した作品の主要言語は英語以外でなければならない」に違反する。映画監督のエイヴァ・デュヴァーネイはアカデミーの規約と失格の決定について「英語はナイジェリアの公用語英語版です。この国が公用語でオスカーを競うことを禁じるつもりですか?」と批判した。アカデミーの国際長編映画賞実行委員長のラリー・カラゼウスキーは規約は提出する国際委員会に明確に伝えられていたと述べた。彼は「アカデミー賞と同じくらい重要なものを提出するつもりならば規約を見るべきだと思う」とコメントした。ナイジェリアの選考委員会は「今後委員会は外国語、すなわち英語以外の会話で収録された映画を提出する予定です」と回答した[115]
  • 当初の報道ではウガンダは『Kony: Order from Above』を選出したと伝えられた [116][117]。しかしながらウガンダのオスカー選考委員会はこの映画は選考のための最低資格要件を満たしておらず、結局出品しなかったことを発表した[118]。実現すればウガンダ初の出品となっていた[119]
Remove ads

脚注

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads