英錦匡男

英錦 匡男（ひでにしき まさお、1939年3月4日 -没年不明 ）は、荒磯部屋、伊勢ヶ濱部屋に所属した元力士。本名は中村 英輔（なかむら えいすけ）。大阪府大阪市出身。182cm、115kg。最高位は東十両18枚目。右四つ、寄り、突き^[1]。

経歴

1957年3月場所に初土俵。1964年1月場所から7月場所まで地駒の四股名を名乗るが、同じく地駒を名乗ったことがある力駒とは別人物。1967年1月場所に十両昇進するも、7勝8敗と負け越し、十両在位はこの1場所のみ。三段目に陥落した1969年3月場所に30歳で廃業。廃業後は大阪府大阪市天王寺で相撲料理店「ひで」を経営した。

主な成績

• 通算成績：281勝232敗10休 勝率.548
• 十両成績：7勝8敗 勝率.467
• 現役在位：72場所
• 十両在位：1場所

場所別成績

英錦 匡男

	一月場所 初場所（東京）	三月場所 春場所（大阪）	五月場所 夏場所（東京）	七月場所 名古屋場所（愛知）	九月場所 秋場所（東京）	十一月場所 九州場所（福岡）
1957年 （昭和32年）	x	（前相撲）	西序ノ口25枚目 7–1	x	東序二段85枚目 4–4	西序二段79枚目 4–4
1958年 （昭和33年）	西序二段71枚目 6–2	西序二段45枚目 5–3	西序二段19枚目 4–4	西序二段16枚目 7–1	東三段目86枚目 4–4	西三段目81枚目 4–4
1959年 （昭和34年）	東三段目79枚目 5–3	西三段目60枚目 5–3	東三段目47枚目 4–4	東三段目44枚目 6–2	西三段目27枚目 5–3	東三段目9枚目 4–4
1960年 （昭和35年）	西三段目9枚目 3–5	西三段目11枚目 4–4	西三段目9枚目 6–2	西幕下72枚目 5–2	西幕下55枚目 1–6	東幕下67枚目 5–2
1961年 （昭和36年）	東幕下56枚目 5–2	西幕下41枚目 2–5	西幕下60枚目 4–3	西幕下51枚目 5–2	西幕下38枚目 3–4	西幕下42枚目 4–3
1962年 （昭和37年）	西幕下39枚目 3–4	東幕下44枚目 4–3	東幕下41枚目 4–3	東幕下34枚目 4–3	西幕下30枚目 3–4	東幕下32枚目 5–2
1963年 （昭和38年）	西幕下22枚目 3–4	東幕下25枚目 4–3	東幕下23枚目 5–2	東幕下11枚目 5–2	東幕下6枚目 0–7	西幕下36枚目 3–4
1964年 （昭和39年）	東幕下43枚目 5–2	西幕下30枚目 3–4	西幕下36枚目 4–3	西幕下33枚目 5–2	東幕下25枚目 5–2	東幕下14枚目 6–1
1965年 （昭和40年）	東幕下2枚目 2–5	東幕下11枚目 2–5	東幕下25枚目 5–2	東幕下18枚目 3–4	東幕下22枚目 4–3	西幕下17枚目 5–2
1966年 （昭和41年）	西幕下8枚目 5–2	東幕下4枚目 3–4	西幕下6枚目 4–3	東幕下4枚目 4–3	東幕下2枚目 4–3	東幕下2枚目 5–2
1967年 （昭和42年）	東十両18枚目 7–8	西幕下筆頭 3–4	西幕下15枚目 3–4	東幕下17枚目 5–2	西幕下10枚目 2–5	東幕下22枚目 5–2
1968年 （昭和43年）	東幕下13枚目 4–3	西幕下10枚目 5–2	西幕下2枚目 2–5	西幕下9枚目 2–5	東幕下21枚目 2–5	西幕下34枚目 3–4
1969年 （昭和44年）	東幕下38枚目 0–2–5	西三段目10枚目 引退 0–0–7	x	x	x	x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞：敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞     その他：★=金星 番付階級：幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列：横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭（「#数字」は各位内の序列）

改名歴

• 匡男山（まさおやま）1957年3月場所
• 磯錦（いそにしき）1957年5月場所 - 1959年1月場所
• 明錦（あきにしき）1959年3月場所 - 1963年11月場所
• 地駒（ちごま）1964年1月場所 - 1964年7月場所
• 英錦 匡男（ひでにしき まさお）1964年9月場所 - 1969年3月場所

参考文献

• 大相撲力士名鑑平成13年版、水野尚文、京須利敏、共同通信社、2000年、ISBN 978-4764104709