トップQs
タイムライン
チャット
視点

藤崎 (福岡市)

福岡市早良区の地名 ウィキペディアから

藤崎 (福岡市)
Remove ads

藤崎(ふじさき、福岡弁:ふみさき[1])は、福岡県福岡市早良区町名。現行の行政地名は、藤崎一丁目及び藤崎二丁目である[2]。面積は17.11ヘクタール[3]。2022年6月末現在の人口は3,027人[4]郵便番号は814-0013[5]

概要 藤崎, 国 ...

地理

福岡市の都心部とされる中央区天神等の西南西約5キロメートル、早良区の北部に位置する。北で百道、東で高取、南東で昭代、南で、西で弥生と隣接する。町域内は主に住宅地として土地利用がなされている。近接する西新ほどは繁華ではないものの、地下鉄の駅周辺には西新まで続くいわゆる西新商店街(通称「サザエさん商店街通り」[6]:藤崎通り商店街、高取商店街、中西商店街、西新中央商店街、オレンジ通り商店街)の西側の入口があるほか、北側の明治通りや西側の原通りの沿線には銀行医院商業施設トレーニングジムなども立地する。

通称としての地名

地域住民が認識する広域的な藤崎地域としては、町名の藤崎よりも広く、周辺の百道、高取、弥生など地下鉄藤崎駅から徒歩10分程度の地域を指すことが多い。

河川

藤崎二丁目に金屑川の支流である汐入川(準用河川)[7]が横断している。

都市計画

都市計画に関しては、「福岡市都市計画マスタープラン」[8]において定められた方針については次のとおりである。交通ネットワークとして都市の骨格となる明治通りの沿道や幹線道路である原通りの沿道は、商業、業務、サービス施設や中高層住宅などが連続した「都市軸」や「沿道軸」に位置付けられている。藤崎に西新及びシーサイドももちを合わせた地域は、都心部を取りまく東部・南部・西部の三つの広域拠点(副都心)のうち、「西部広域拠点」として位置付けられ、商業、業務、サービス機能などの誘導と商店街などと連続性のある街並みの形成、さらに、「行政核」として行政サービスの中心地としての機能充実などがまちづくりの視点とされている。また住宅地としては、中層住宅や高層住宅で形成される「中高層住宅ゾーン」として位置づけられ、良好な住環境の保全、形成などがまちづくりの視点とされている。用途地域は次のとおりである。北側の明治通りの道路境界線から南側概ね30メートルの範囲は商業地域、西側の原通りからの道路境界線から東側概ね50メートルの範囲は第二種住居地域、これら以外の範囲は第一種住居地域に指定されている[9]。また、藤崎二丁目の一部の区域約2.9ヘクタールについては、地区計画の区域として「藤崎二丁目地区地区計画」[10]が定められ、良好な低層住宅地としての保全を図るために、用途地域の規制に加えて、さらに建築物等に関する制限が加えられている。

Remove ads

語源

地名の「藤崎」について町内では、「かつてこの地から『筑前富士』と称される可也山がよく見えたことから「富士崎」という地名となった」と口伝されている。また、異説では、語源は縁(ふち)・前(さき)で、微高地の縁の前を呼称するものともいう[11]

歴史

弥生時代

現在の早良区役所の南あたりを中心に東西約370メートル、南北約310メートルにわたる範囲[注釈 1]で、弥生時代から海岸砂丘上に存在する共同墓地の「藤崎遺跡」が発掘されている。数回にわたる調査から、遺跡の主体となる甕棺墓の数は200基に及ぶのではないかと考えられており、この他に土壙墓(どこうぼ)、石棺墓なども発掘されており、弥生時代初期から古墳時代初期に及ぶ継続的な墓地の営みがうかがわれる。また、副葬品として三角縁二神龍虎鏡、方格渦文鏡、三角縁二神二車馬鏡、珠文鏡、乳文鏡等の銅鏡が出土している。[12]

町域の変遷

現在の地名は、1969年昭和44年)における住居表示の実施に伴う地名変更によって定められたものであり、その実施前後の地名は次表のとおりである。[13]

さらに見る 住居表示実施後, 実施年月日 ...

人口

藤崎一丁目と二丁目を合わせた人口の推移を福岡市の住民基本台帳(公称町別)[4]に基づき示す(単位:人)。集計時点は各年9月末現在である。

Remove ads

交通

交通に関しては、地下鉄藤崎駅の北側でバスターミナル藤崎バス乗継ターミナル百道地区内)が接続し、福岡市の主要な交通結節点の一つを形成している。

道路

主な幹線道路は次の通り。

鉄道

鉄道については、福岡市交通局が運営する地下鉄福岡市地下鉄空港線が地区の北側に通っており、藤崎と百道にまたがる位置に次の駅がある。

バス

バスについては、西日本鉄道株式会社が運営する西鉄バスが運行しており、次の停留所等がある。

Remove ads

施設

公共・公益施設

学校

町内に学校は存在しないが、校区については、小学校区、中学校区についてそれぞれ次の学校の校区に属する[17]

金融機関

商業施設

町内北側の明治通りの沿線(商業地域)や西側の原通りの沿線(第二種住居地域)には商業施設等が多く立地するが、藤崎二丁目の住宅街(第一種住居地域)の中にも次のスーパーマーケットがある。

名所・旧跡

外部リンク

脚注

関連項目

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads