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西中金駅
かつて愛知県豊田市にあった名古屋鉄道の駅 ウィキペディアから
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西中金駅(にしなかがねえき)は、かつて愛知県豊田市中金町にあった名古屋鉄道三河線の駅(廃駅)である。
歴史
三河鉄道時代には紅葉で有名な香嵐渓のある足助町(現豊田市足助)まで延伸する予定であった[2]。しかし、世界恐慌による資金不足や大東亜戦争などの影響で当駅以遠は延伸が進まず、名古屋鉄道合併後も事業免許は得ていたものの、最終的には断念して事業免許を返却した[2]。足助方面への延伸のために用地買収されたその先の土地は道路として残っている。
西中金駅の旧駅舎の待合室を豊田市が改装し、住民組織「西中金駅愛護会」が運営する喫茶店「西中金ふれあいステーション」が、2015年(平成27年)11月14日に営業開始した[3]。
年表
- 1928年(昭和3年)1月22日:三河鉄道の三河広瀬 - 当駅間の開通にともない開業[4]。
- 1929年(昭和4年)2月10日:当駅 - 追分間の鉄道敷設工事に着手[5]。
- 1930年(昭和5年):駅舎新設[5]。
- 1941年(昭和16年)6月1日:三河鉄道が名古屋鉄道と合併。
- 1958年(昭和33年)6月27日:当駅より足助方面の鉄道敷設免許失効[5]。
- 1963年(昭和38年)4月1日:貨物営業停止[6]。
- 1972年(昭和47年)7月13日:昭和47年7月豪雨により猿投・西中金間不通(8月10日まで)。
- 1985年(昭和60年)
- 1999年(平成11年)6月30日 - 8月12日:集中豪雨により猿投 - 西中金間不通。
- 2004年(平成16年)4月1日:猿投 - 当駅間の営業廃止とともに廃駅となる[4]。
- 2007年(平成19年)10月2日:駅舎、プラットホームが登録有形文化財に登録される[5]。
- 2015年(平成27年)11月14日:旧駅舎の待合室を改装し、喫茶店「西中金ふれあいステーション」が営業開始[3]。
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駅構造
ホーム1本のみの棒線駅で、開業から遅れて1930年(昭和5年)に木造平屋の駅舎が建てられた[2]。この終着駅らしくない構造は、本来足助方面への延長までの暫定的な終着駅とされていたためである。また、駅名標には足助方面への延長を予定していたためか、名鉄バスによる先行措置により「足助方面自動車連絡」と書かれていた。廃止後の2007年(平成19年)に駅舎とホームが国の登録有形文化財に登録された[2](所有者は名鉄のままである)。
- 駅舎入口。
(2004年) - 構内を線路終端部より望む。
(2002年) - 駅に停車するキハ30形気動車を北側より望む。
(2000年) - 西中金駅 駅名標(2003年)
- レールバス導入初期のホームとキハ10形(1985年)
- 現在の西中金駅跡(2020年11月)
配線図
← 足助方面 (未成線) |
![]() |
→ 猿投方面 |
凡例 出典:[8] |
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利用状況
要約
視点
旅客
![]() | 現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。 |
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は678人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中258位、 三河線(38駅)中25位であった[9]。
『愛知県統計書』『愛知県統計年鑑』『豊田市統計書』各号によると、一日平均乗車人員および一日平均乗降人員の推移は以下の通りである。
* 千人単位からの概算値
貨物
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駅周辺
隣の駅
- 名古屋鉄道
- 三河線(廃止区間)
- 西中金駅 - 三河広瀬駅
脚注
関連項目
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