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部埼灯台

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部埼灯台(へさきとうだい)は、福岡県北九州市門司区企救半島の北東端、瀬戸内海周防灘に面した小高い丘の部埼に立つ、石造の大型灯台

概要 部埼灯台, 航路標識番号 [国際標識番号] ...
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部埼灯台の下、海沿いに建つ僧清虚像(2017年9月)

隣接して早鞆瀬戸の潮流を表示する部埼潮流信号所がある[1]

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概要

大政奉還により江戸幕府最後の年となった慶応3年4月[2]1867年)、兵庫開港に伴う外国船の安全航行を確保するため、幕府がイギリスとの間で締結した大坂約定(大坂条約)で設置を約束した五カ所の灯台の一つ[3]。明治新政府が事業を引き継ぎ、「灯台の父」と呼ばれるリチャード・ヘンリー・ブラントンの設計により、1872年関門海峡の東・周防灘口の九州側の位置に建設されたもの[4]。現在、関門航路及び門司港の東南端となっている。

この灯台は、歴史的文化財的価値が高いAランクの保存灯台で、日本の灯台50選にも選ばれている。2020年に国の重要文化財に指定された[5][6]

2016年10月3日より、登り口の石段が一部崩落し灯台周辺は立入禁止となっていた[7]。のち、復旧工事が完了し、12月27日をもって立入禁止は解除された。

国の重要文化財に指定されているが、2024年4月に灯台上部のガラスの破損が発見され、周辺に石が散乱していたことなどから、警察では文化財保護法違反の疑いで捜査している[8]


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歴史

  • 1871年明治3年12月[2])に着工。
  • 1872年明治5年1月22日[2])に石油灯で初点灯した。
  • 1895年(明治28年)にフランスから輸入した回転式のレンズに改められる。
  • 1945年(昭和20年)10月9日、灯台沖で輸送船「梅丸(884トン)」が触雷により沈没[9]
  • 1981年(昭和56年)10月から無人化される。
  • 1998年(平成10年)に第50回灯台記念日の行事として行われた「あなたが選ぶ日本の灯台50選」に選ばれる。
  • 2020年 国の重要文化財に指定[5][6]

収録海図

さらに見る 海図番号, 図名 ...

文化財

以下の物件が国の重要文化財に指定されている[6]

  • 部埼灯台 2基1棟
    • 灯台 1基
    • 旧官舎 1棟
    • 旧昼間潮流信号機 1基
    • 附 旧日時計 1基
    • 附 石垣2基

脚注

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関連項目

外部リンク

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