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雨にぬれても

B.J.トーマスの楽曲 ウィキペディアから

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雨にぬれても」(あめにぬれても、原題: Raindrops Keep Fallin' on My Head)は、1969年に発表された楽曲。作曲はバート・バカラック、作詞はハル・デヴィッドB. J. トーマスの歌唱が使われた。元は映画の挿入歌だが、評判が良く、レコード化された。

概要 「雨にぬれても」, B. J. トーマス の シングル ...
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解説

1969年に公開されたジョージ・ロイ・ヒル監督の西部劇明日に向って撃て!』の挿入歌である。同映画は、アメリカン・ニュー・シネマの有名作品となった。劇中ではブッチ・キャシディ役のポール・ニューマンとエッタ・プレース役のキャサリン・ロスが自転車に乗ってデートをするシーンで使われた。当初バカラックは、ボブ・ディランに歌唱を依頼する予定であった[2]、あるいはレイ・スティーヴンスの予定であったなどとも言われ、なかなか歌手が決まらず、いくつかの紆余曲折の後に、ようやくディオンヌ・ワーウィックと同じセプターレコーズ(en:Scepter Records)に所属していたB・J・トーマスが歌うこととなった。

同年10月にシングルとして発売された。B面はニコラス・アシュフォード、ヴァレリー・シンプソン、ジョー・アームステッドが書いた「Never Had It So Good」[1]ビルボードでは1970年1月3日から4週連続で1位となり、ビルボード誌1970年年間ランキングでも第1位。同誌は「雨にぬれても」をオール・タイム・ムービー・ヒッツ・ベスト50の15位に選んだ[3]

第42回アカデミー賞(1970年4月発表)でも主題歌賞を受賞した。ロック時代1955年7月9日以降)に映画主題歌が、ビルボード誌年間第1位になったのは、ルル(Lulu)の「いつも心に太陽を」(To Sir With Love)(1967年公開の「いつも心に太陽を」の主題歌)以来2度目。また、アカデミー主題歌賞がビルボード誌の年間第1位になったのは、史上初であった。

カヴァーも多い楽曲である。

歌唱にまつわる秘話
BS-TBSの音楽番組『SONG TO SOUL』で「雨にぬれても」を扱った回で、番組がB. J. トーマスに対して直接インタビューを行い、1960年代の最初の録音のことを回顧を聞き出したが、B. J. トーマスがカメラの前で語ったことによると、録音直前に風邪をひいてしまうというハプニングがあり、録音当日は声がかすれてしまっていたという。映画「明日に向かって撃て!」で劇中歌として用いられたのがそのバージョンであるが、ポール・ニューマンのハスキーな声にむしろ合うものであった。なおシングルとして発売されたバージョンは風邪が治ってから再度録音されたもの。最後の「ミィ〜イイ〜」はバカラックの譜面には無く、B.J.トーマスのアドリブである[4]
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主なカヴァー

  • 桑田佳祐Act Against Aids2009チャランポランスキー主演

桑田佳祐のやさしい夜遊び

その他、ボストン・ポップス・オーケストラロイヤル・フィルハーモニー・ポップス管弦楽団などによるオーケストラアレンジの演奏も存在する。

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脚注

書籍

関連項目

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