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2010年アジア競技大会における囲碁競技
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2010年アジア競技大会の囲碁競技(2010ねんアジアきょうぎたいかいにおけるいごきょうぎ)は、2010年11月20日から11月26日にかけて中国広州市の広州棋院において開催された。囲碁は、前回大会で競技種目となったチェスに続いて、マインドスポーツとして今回初めて競技種目となり、男女ペア碁、男子団体戦、女子団体戦の3種目が実施された。
競技方法
男女ペア碁
- 参加チームは、10か国・地域の17チーム。
- 予選はスイス式トーナメント6回戦で行う。予選の上位4チームが決勝トーナメントを行う。
- 対局は、男女1名ずつのペアが交互に着手して勝敗を争う。着手の順番は、黒番女子→白番女子→黒番男子→白番男子。
- 持時間は、決勝トーナメントは各チーム1時間で、30秒の秒読み3回。予選は各45分の切れ負け方式。
男子団体戦
- 参加チームは、1チーム5名で、7か国・地域の7チーム。
- 対局は5名が同時行い、勝数の多い方が勝ちとなる。1チーム1名の補欠が認められ、メンバーはあらかじめ登録された6名の順位で出場し、上位5名の1名が休場する場合は1名ずつ繰り上げた順位で対戦する。
- 予選はスイス方式トーナメント6回戦で行う。予選の上位2チームによる決勝戦、3、4位チームによる3位決定戦を行う。
- 持時間は、1人1時間で、30秒の秒読み3回。
女子団体戦
- 参加チームは、1チーム3名で、7か国・地域の7チーム。
- 対局は3名が同時行い、勝数の多い方が勝ちとなる。1チーム1名の補欠が認められ、メンバーはあらかじめ登録された4名の順位で出場し、上位3名の1名が休場する場合は1名ずつ繰り上げた順位で対戦する。
- その他は男子団体戦と同じ。
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出場国・チーム
男女ペア碁
男子団体戦
中国、韓国、中華台北、タイ、日本、マレーシア、ベトナム
女子団体戦
中国、中華台北、マレーシア、日本、韓国、北朝鮮、タイ
競技結果
要約
視点
概況
最初の競技の男女ペア碁は、17歳で2010年の穹窿山兵神杯世界女子囲碁選手権戦に準優勝して注目された17歳の黒嘉嘉と周俊勲の台湾ペアが予選を5勝1敗で1位。同じく5勝の金侖映・崔哲瀚ペア、李瑟娥・朴廷桓ペアと、4勝2敗でSOS得点差で4位にはいった宋容慧・謝赫ペアが決勝に進んだ。北朝鮮のアマチュア趙新星・朴虎吉ペアはプロの向井千瑛・高尾紳路を破るなどして8位に入る活躍を見せた。決勝では李・朴ペアが勝ち進んで優勝、予選1位の黒・周は4位となった。 団体戦では男女とも韓国、中国、日本、中華台北のプロ棋士チームが勝ち進み、いずれも韓国が決勝で中国を破って、男女ペア碁と合わせて金メダルを独占。中国の孔傑は予選から決勝まで韓国の李世乭への2勝を含む8戦全勝、中華台北の張栩も8戦全勝と健闘したが、及ばなかった。韓国の朴廷桓は男女ペア碁で7勝1敗、男子団体戦で8戦全勝と、計15勝1敗の活躍だった。
男女ペア碁予選中で李瑟娥・朴廷桓ペアが、唐奕・劉星ペア戦で、劣勢の終局間際で相手の時間切れを狙った手を打ったとして、審判団によって負けの判定が下されるという事件が起きた[1]。他にも女子団体戦で吉田美香と金侖映の対戦では三コウが発生して無勝負となり、1手10秒による再試合を行う(金が勝利)など、ルール上の課題が浮上した。時間切れ負けは、男子団体予選の常昊-李昌鎬戦、女子団体3位決定戦の鈴木歩-謝依旻戦などでも発生している。
出場棋士では、日本棋院で活動している張栩、王銘琬、謝依旻、王景怡が中華台北チーム、韓国棋院で活動している芮廼偉は中国チームとして出場した。
男女ペア戦
- 決勝トーナメント(11月22日)
準決勝 | 決勝 | |||||
黒嘉嘉・周俊勲(中華台北) | × | |||||
宋容慧・謝赫(中国) | ○ | |||||
宋・謝 | × | |||||
李・朴 | ○ | |||||
3位決定戦 | ||||||
金侖映・崔哲瀚(韓国) | × | 黒・周 | × | |||
李瑟娥・朴廷桓(韓国) | ○ | 金・崔 | ○ |
- 予選結果と順位(対戦相手と勝敗、-は手空き)[2]
男子団体戦
- 決勝戦(11月26日)
決勝戦
|
3位決定戦
|
- 予選結果と順位(対戦相手と勝敗、-は手空き)[3]
女子団体戦
- 決勝戦(11月26日)
- 予選結果と順位(対戦相手と勝敗、-は手空き)
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注
関連項目
外部リンク
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