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2012年フランス議会総選挙
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2012年フランス議会総選挙は、フランス共和国における立法府下院である国民議会を構成する議員を改選するために行われた選挙で、2012年6月10日と17日の2回に分けて投票が行われた。
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概要
国民議会議員の任期5年が満了したことに伴って行われた選挙である。総定数577議席を全面改選した。5月の大統領選挙で当選[1]を果たしたフランソワ・オランドの与党である社会党(PS)を中心とする左派が、国民議会の多数を占めている中道右派の国民運動連合(UMP)から多数派を奪回できるか否かが焦点となった。
基礎データ
選挙日程
- 2012年6月10日:第1回投票
- 2012年6月17日:第2回投票
選挙結果
要約
視点
6月10日に第1回投票が行われた。第1回投票の結果、オランド政権の与党である社会党などの左派勢力が優勢に立った。大半の選挙区(36選挙区で当選者確定)では当選するために必要な過半数の得票を得た候補が無かったため、17日の決選投票(第2回投票)に持ち込まれることになった[8]。決選投票の結果、社会党は友党も含めて単独過半数を確保、左派勢力は大統領選挙に引き続き議会選挙でも勝利する結果となった[9]。
- 出典:Elections legislatives 2012 Résultats du 1er tour Résultats* 2nd tour(2012年議会選挙第1ラウンド結果、第2ラウンド結果)2012年6月12日、18日閲覧。
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備考
- 社会党は単独過半数にあと9議席、左翼急進党や共和国市民運動などの友党を含む社会党会派で過半数となる314議席を獲得。エロー内閣現職閣僚の立候補者は全員当選を果たした。しかしフランソワ・オランド大統領の元パートナーであるセゴレーヌ・ロワイヤル元環境相が、社会党から除名を受けて左派系無所属で出馬したオリビエ・ファロルニ候補に敗れた。また、元教育相のジャック・ラングも落選している。
- 国民運動連合は大統領選挙でのニコラ・サルコジの敗北に続き大きく議席を減らし、クロード・ゲアン前内相やミシェル・アリヨマリ元外相などの大物議員が落選した。2002年の結党以来、国民運動連合としては初の過半数割れとなった。
- 極右・国民戦線は2議席を獲得し、14年ぶりに下院での議席を復活させた。マリーヌ・ル・ペン党首は第一回投票で同じ選挙区から落下傘候補として立候補した左翼戦線のジャン=リュック・メランション党首を退け決選投票に進んだが、社会党候補に僅差で敗れた。マリーヌの姪のマリオン・マレシャル=ルペンが国民議会議員としては最年少となる22歳で当選している。
- 緑の党は第一回投票で当選したノエル・マメールを含め17議席を獲得、13議席増の躍進となった。
- 社会党や緑の党など左派が躍進する中、共産党や左翼党から成る左翼戦線はメランション党首が落選するなど10議席と苦戦した。
- 中道・民主運動のフランソワ・バイル党首は決選投票に進んだが、社会党候補に敗れている。民主運動は2議席にとどまった。
- 右翼諸派・立ち上がれ!共和国(DLR)はニコラ・デュポン=エニャン党首を含め2議席を獲得。
- マルティニーク島独立運動(MIM)からは2人の当選者を出した。
- 反資本主義新党および労働者の闘争などの極左勢力およびフランス海賊党は第一回投票で全滅した。
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脚注
参考文献
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