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2016年アメリカ合衆国大統領選挙
2016年にアメリカで行われた第58回アメリカ合衆国大統領選挙 ウィキペディアから
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2016年アメリカ合衆国大統領選挙(2016ねんアメリカがっしゅうこく だいとうりょうせんきょ、英語: United States presidential election, 2016)は、2016年11月8日にアメリカ合衆国で実施された、大統領及び副大統領を選出する選挙(第58回)である。
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概説

トランプの獲得した州 クリントンの獲得した州

一般投票でトランプへの投票者が多かった郡
一般投票でクリントンへの投票者が多かった郡
2期にわたって大統領を務めたバラク・オバマの立候補はアメリカ合衆国憲法修正第22条の規定(3選禁止)によって認められないため、民主党のヒラリー・クリントンと共和党のドナルド・トランプが対決し、多くの世論調査を覆しドナルド・トランプが勝利した。
得票数ではクリントンがトランプを上回っていたが、オハイオ州やフロリダ州、アイオワ州などのスイング・ステートのほか、民主党の地盤とされていたペンシルベニア州、ミシガン州、ウィスコンシン州のラストベルトでトランプが勝利を重ねた結果選挙人獲得数ではトランプがクリントンを上回り、トランプの勝利が確定した。
得票数で対立候補を下回った候補が選挙人獲得数により大統領に指名されるのは、ジョージ・W・ブッシュがアル・ゴアを破った2000年アメリカ合衆国大統領選挙以来16年ぶり5回目(女性や非白人に選挙権がある現在の選挙制度になってからに限定すれば2回目)となる。
選挙人投票ではトランプが獲得した選挙人のうち2人がトランプへの投票を拒否し、クリントンが獲得した選挙人のうち5人も造反した。そのため、史上最多となる計7人の誓約違反投票が確認された。
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主な日程
いずれも現地時間表示。
- 2016年
- 7月18日 - 21日:共和党全国大会
- 7月25日 - 28日:民主党全国大会
- 9月26日:第1回テレビ討論会(於:ニューヨーク州ホフストラ大学)
- 10月4日:副大統領テレビ討論会(於:バージニア州ロングウッド大学Longwood University)
- 10月9日:第2回テレビ討論会(於:ミズーリ州セントルイス・ワシントン大学)
- 10月19日:第3回テレビ討論会(於:ネバダ州ネバダ大学ラスベガス校)
- 11月8日:一般有権者による投票および開票。ドナルド・トランプの当選が確実になった。
- 12月19日:選挙人による投票
- 2017年
立候補者
要約
視点
共和党
→詳細は「2016年アメリカ合衆国大統領共和党予備選挙」を参照
指名候補
2016年7月、共和党の大統領候補指名を確実にしたドナルド・トランプは、ニュージャージー州知事のクリス・クリスティ、元アメリカ合衆国下院議長のニュート・ギングリッチ、インディアナ州知事のマイク・ペンスを副大統領候補として検討していると報じられた[6]。
7月15日、トランプはペンスを副大統領候補に内定したことを発表する。7月19日、ペンスは共和党全国大会で副大統領候補に指名された[7]。
予備選挙における主要候補
民主党
指名候補
→詳細は「2016年アメリカ合衆国大統領民主党予備選挙」を参照
2016年6月、民主党の大統領候補指名を確実にしたヒラリー・クリントンは、マサチューセッツ州選出の上院議員エリザベス・ウォーレン、バージニア州選出の上院議員ティム・ケイン、オハイオ州選出の上院議員シェロッド・ブラウン、住宅都市開発長官のフリアン・カストロ、労働長官のトーマス・ペレス、ニュージャージー州選出の上院議員コリー・ブッカー、下院民主党議員総会議長のザビエル・ベセラ、ロサンゼルス市長のエリック・ガルセッティ、オハイオ州第13選挙区選出の下院議員ティム・ライアンを副大統領候補として検討していると報じられた[43]。
7月22日、クリントンはケインを副大統領候補に内定したことを発表する[44]。7月27日、ケインは民主党全国大会で副大統領候補に指名された[45]。
11月9日、クリントンは敗北を宣言した[46]。
予備選挙における主要候補
第三党
リバタリアン党やアメリカ緑の党をはじめ、二大政党以外の政党(第三の党)や無所属の候補も立候補している。アメリカでは、泡沫政党の候補はそもそもすべての州で選挙人を擁立していないため大統領を当選させることは(その支持率に関係なく)不可能であり、わずかでも当選可能性がある候補は二大政党以外にはリバタリアン党と緑の党に限られる。
リバタリアン党
ゲーリー・ジョンソン、ジョン・マカフィー、オースティン・ピーターセンらが立候補を表明。ノースカロライナ州、ミズーリ州、カリフォルニア州の各予備選にも複数の候補が名簿登録した。2016年5月には、元ミネソタ州知事ジェシー・ベンチュラも出馬を検討していることを明らかにしていた[57][58]。
指名候補
2016年5月29日、フロリダ州オーランドで開かれたリバタリアン党大会でジョンソンが大統領候補に指名されるとともに、ジョンソンが推す元マサチューセッツ州知事のウィリアム・ウェルドが副大統領候補に指名された[59][60]。いずれも共和党出身の政治家である。
予備選挙における主要候補
アメリカ緑の党
マサチューセッツ州の医師ジル・スタイン、カリフォルニア州のミュージシャンで環境保護活動家のダリル・チャーニーが立候補を表明した。マサチューセッツ州およびカリフォルニア州の予備選にはセディナム・キナモ・クリスティン・モヨワシフェ・カリー、ウィリアム・P・クレメル、ケント・メスプレイも名簿登録している。
指名候補
予備選挙における主要候補
憲法党
憲法党は他の第3党と比較すると若干勢力は小さい。
指名候補
その他の政党
無所属
前ニューヨーク市長でブルームバーグ創業者のマイケル・ブルームバーグが無所属での立候補を検討していたが[72]、2016年3月7日に立候補を断念したことを表明した[73]。
民主党予備選への立候補を表明していたハーバード大学教授ローレンス・レッシグ[74]、リバタリアン党からの立候補を検討していた元ミネソタ州知事ジェシー・ベンチュラ[75] の無所属での立候補も複数のメディアで取り沙汰された。
主要な無所属候補者
その他の無所属候補者
このほか、ラッパーのワカ・フロッカ・フレイム[89]、声優のテッド・ウィリアムズ[90] も立候補していたが、それぞれ撤退している。また、ジョン・マカフィーは「サイバー党」を結成し、無所属での立候補を表明していた[91]。その後、リバタリアン党からの出馬を模索するも、同党の指名は得られなかった。
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結果
要約
視点

獲得選挙人
*大統領選挙ではトランプ304票・非立候補者7票だが、副大統領選挙ではペンス305票・非立候補者6票。
州別
![]() | この節の正確性に疑問が呈されています。 |
クリントン/ケインが勝利した州 |
トランプ/ペンスが勝利した州 |
- WTA (勝者総取り方式)/ CD(全州集計(勝利したら獲得)以外では、州内各国会選挙区別集計があり、各選挙区で勝利したら1選挙人を獲得。)★
★メイン州とネブラスカ州では勝者総取り方式を採用しておらず、候補者間で選挙人を分割できる。[注釈 3] 下院の選挙区1つごとに、勝者が選挙人1人を獲得する. さらに州全体で勝利した候補が選挙人2人を獲得する.[149][150] 出典はニューヨークタイムズより.[151]

接戦だった州
青字は民主党、赤字は共和党が勝利したことを示す。数字は得票率の差。
得票率差1%未満 (選挙人数50):
- ミシガン州, 0.22%
- ニューハンプシャー州, 0.37%
- ペンシルベニア州, 0.72%
- ウィスコンシン州, 0.76%
得票率差1%以上5%未満 (選挙人数83):
- フロリダ州, 1.20%
- ミネソタ州, 1.52%
- ネブラスカ州第2区, 2.24%
- ネバダ州, 2.42%
- メイン州, 2.96%
- アリゾナ州, 3.55%
- ノースカロライナ州, 3.66%
- コロラド州, 4.91%
得票率差5%以上10%未満 (選挙人数96):
- ジョージア州, 5.13%
- バージニア州, 5.32%
- オハイオ州, 8.13%
- ニューメキシコ州, 8.21%
- テキサス州, 9.00%
- アイオワ州, 9.41%
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選挙特別番組
日本における選挙特別番組に関しては2016年のテレビ特別番組一覧#2016年アメリカ合衆国大統領選挙を参照
脚注
関連項目
外部リンク
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