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2024年アメリカ合衆国大統領選挙
2024年にアメリカで行われた第60回アメリカ合衆国大統領選挙 ウィキペディアから
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2024年アメリカ合衆国大統領選挙(2024ねんアメリカがっしゅうこく だいとうりょうせんきょ、英語: 2024 United States presidential election)は、2024年11月5日(一般投票)および12月16日(選挙人投票)にアメリカ合衆国で行われた大統領および副大統領の選挙(第60回)である。
前大統領の共和党候補ドナルド・トランプが現職副大統領の民主党候補カマラ・ハリスを破って第47代大統領に当選した。再選に失敗した大統領経験者の返り咲きは132年ぶりであった。
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概説
現職大統領である民主党のジョー・バイデンは再選に向け活動を進めていたが、2024年7月21日に選挙戦からの撤退を表明、副大統領のカマラ・ハリスを後継候補として指名した[2]。現職大統領の選挙戦撤退はリンドン・ジョンソン以来56年ぶりとなる[3][4]。

一方で、2020年の選挙において敗北した共和党のドナルド・トランプにとっては、1892年の選挙におけるグロバー・クリーブランド以来132年ぶりの元職大統領の返り咲きを狙う選挙となった[5]。
また、カマラ・ハリスにとっては、アメリカ合衆国初の女性大統領を狙う選挙となった。
11月6日、FOXニュースがペンシルベニア州などの激戦州において勝利が確実になったドナルド・トランプの当選確実を報道し[6][7]、ABC、AP通信、CBSなどの有力メディアもそれに続いた[8][9]。報道と前後してトランプはフロリダ州で行われた支持者の集会で勝利を宣言[10]。これらの動きを受けて各国の首脳はトランプの勝利を祝福した[11]。同日、ハリスは自身の母校であるハワード大学で演説し、敗北を認めると共にトランプに電話した上で、勝利を祝福したことを明らかにした[12]。
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主な日程
いずれも現地時間表示。
2024年
- 1月15日:共和党党員集会がアイオワ州から開始[13]。
- 1月23日:ニューハンプシャー州で民主党全国委員会による2月3日予備選挙開始という決定を無視して民主党予備選挙を開催[14]。
- 2月3日:民主党全国委員会が定めた予備選挙の開始日。サウスカロライナ州から民主党予備選挙開始[15]。
- 3月5日:スーパー・チューズデー
- 6月27日:CNN主催の第1回候補者討論会開催[16]。
- 7月15日 - 18日:共和党全国大会がウィスコンシン州ミルウォーキーのファイサーブ・フォーラムを会場に開催。ドナルド・トランプを大統領候補に、J・D・ヴァンスを副大統領候補に正式指名[17]。
- 7月21日:現職大統領のジョー・バイデンが選挙戦からの撤退を表明[18]。同日、副大統領のカマラ・ハリスがバイデンの後継候補として出馬を表明。
- 8月19日 - 22日:民主党全国大会がイリノイ州シカゴのユナイテッド・センターを会場に開催[19]。カマラ・ハリスを大統領候補に、ティム・ウォルズを副大統領候補に正式指名したことを確認。
- 9月10日:CNN主催の第2回候補者討論会開催予定[16]。
- 11月5日:一般有権者による投票および開票(11月第1月曜日の次の火曜日)。
- 12月16日:各州の選挙人による投票(12月第2水曜日の次の月曜日)。
2025年
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候補者
要約
視点
主要二大政党
民主党
→詳細は「2024年民主党全国大会」を参照
予備選挙における主要候補
一期目を満了する予定の現職大統領であるバイデンが再選出馬を目指しており、党の予備選挙では2024年3月12日に立候補者指名に必要な過半数の選挙人を確保していたが、7月21日に撤退を表明した[23][24]。

ジョー・バイデン
ジェイソン・パルマー
投票を実施せず
共和党
→詳細は「2024年共和党全国大会」を参照
予備選挙における主要候補

ドナルド・トランプ
ニッキー・ヘイリー
第三党・無所属
リバタリアン党
リバタリアン党には、共和党候補のドナルド・トランプや無所属のロバート・ケネディ・ジュニアも協力を要請していたが、いずれも拒否し、2024年5月26日、7回に及ぶ党大会での投票の末、チェース・オリバーを候補者に指名した[59]。
緑の党
社会主義解放党
憲法党
アメリカ団結党
無所属
その他投票用紙に記載されている州がある候補者
- レイチェル・フルーツ(社会主義労働者党 )- 活動家。副大統領候補はデニス・リヒター。[63]
- シヴァ・アヤドゥライ(無所属)- 起業家。副大統領候補はクリスタル・エリス。[64]
- ジョセフ・キショア(社会主義平等党)- 作家。副大統領候補はジェリー・ホワイト。[65]
- リチャード・ダンカン(無所属)- 副大統領候補はミッチ・バップ。[66]
- ジェイ・ボウマン(無所属)- 経営者。副大統領候補はデ・ボウマン。[67]
- ブレイク・フーバー(承認投票党)- 副大統領候補はアンドレア・デノー。[68]
- マティ・プレイストン(敬虔、真実、正義の党)- 宣教師。副大統領候補はシャネル・コナー。[69]
- クリス・ギャリティ(無所属)- 元陸軍。副大統領候補はコーディ・バラード。[70]
- マイケル・ウッド(禁酒党)- 実業家。副大統領候補はジョン・ピエトロウスキー。[71]
- ルシファー・ジャスティン・ケース・エブリラブ(無所属)
- ビル・ストッデン(アメリカ合衆国社会党)- 副大統領候補はステファニー・チョレンスキー。[72]
- ローラ・エブケ(アメリカ自由党 )- 元ネブラスカ州議会議員。副大統領候補はトリシャ・バトラー。[73]
- ロビー・ウェルズ(パーティー党)- 元フットボールコーチ。副大統領候補はトニー・ジョーンズ。[74]
- ヴァーミン・シュプリーム(アメリカ海賊党)- 活動家。副大統領候補はジョナサン・リアルツ。[75]
投票用紙に記載されている州がない(ライトイン)候補者
撤退表明をしたにもかかわらず投票用紙に載っている候補
ケネディは、選挙戦において撤退を表明したものの、激戦州以外では投票用紙に自身の名前を残す方針を採った[82]。また、激戦州においても、一部の州では撤退表明の時期が遅れたなどの理由から、ケネディの名前が投票用紙に残る結果となった[83][84]。
撤退を表明した候補者
- カニエ・ウェスト - ラッパー[85][86]
- クリス・ノヴォセリック(カスケード党)- ミュージシャン。副大統領候補はジェームズ・キャロル。[87]
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選挙結果
要約
視点
候補者別得票数
州別得票数
トランプ/ヴァンスが勝利した州 |
ハリス/ウォルズが勝利した州 |
- WTA (勝者総取り方式)/ CD(全州集計で勝利したら選挙人2人獲得。州内下院選挙区別集計があり、各選挙区で勝利したら選挙人1人を獲得。)★
★メイン州とネブラスカ州では下院議員の選挙区ごとに各1人、州全体で2人の選挙人を選出する。
その他の候補の結果
投票用紙に載っている州がある候補とそれ以上の得票をした候補の結果。
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脚注
関連項目
外部リンク
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