トップQs
タイムライン
チャット
視点
DS2000
ウィキペディアから
Remove ads
DS2000とは、三菱電機が製造する静止衛星用の標準衛星プラットフォーム(標準衛星バス)である。

宇宙開発事業団 (NASDA) のデータ中継技術衛星こだま (DRTS、2002年打ち上げ) と技術試験衛星VIII型きく8号(ETS-VIII、2006年打上げ)の衛星バスを原型として開発された。主に商用静止通信衛星や商用静止放送衛星の受注を想定しているが、気象観測衛星等にも使用可能である。他の静止衛星用標準衛星プラットフォームと比較し、リチウムイオン二次電池を標準搭載するなど、電源系機器が小型化されている。
現在の5トン (t) 級以外に派生型として、小型の3.5トン級DS2000Sは開発を終え[1]、大型化した6トン級以上のDS2000Lは開発を検討している[2]。
仕様
- 発生電力:最大12キロワット (kW)
- 打ち上げ時質量:最大5.8t
- トランスポンダ:60(ノミナル)
- 衛星寿命:15年
- 太陽電池:高効率シリコン太陽電池またはマルチジャンクションGaAs太陽電池
- 二次電池:ニッケル・水素蓄電池またはリチウムイオン二次電池
- 電源バス:100ボルト (V) 安定化電源
- 三軸姿勢安定方式:ゼロモーメンタム方式またはバイアスモーメンタム方式
- リアクションホイール搭載数:4台
- 構造:CFRP製セントラルシリンダー方式
- 熱制御方式:ヒートパイプ
- アポジキックエンジン:R-4D × 1
- 南北制御用イオンエンジン(オプション):XIES × 2 × 2系統
採用実績
Remove ads
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads
