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Doctor Who Confidential
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『Doctor Who Confidential』は、英国放送協会 (BBC) が制作した、イギリスの長寿SFドラマ『ドクター・フー』を補足するドキュメンタリーシリーズ。それぞれのエピソードは、ドラマのエピソードがBBC Oneで放送される土曜日放送直後にBBC Threeで放送された。第1シリーズと第2シリーズのエピソードは各話30分で、第3シリーズは各話45分で放送された[1]。また BBC Three では、日曜日と金曜日の再放送の後と、前シーズンの平日夜の再放送の後に、15分のカットダウン版も放送された。Confidential には『ドクター・フー』のテーマをアレンジした独自のバージョンがあり、少なくともシリーズ中で3つのバージョンが存在した。
2011年、BBCはコスト削減のためシリーズのキャンセルを告知した。ファンが決定を覆そうとオンラインで嘆願したほか、キャンセルの決定は番組の脚本家や当時のドクター役俳優マット・スミスらから批判受けた。
2013年2月、Doctor Who Confidential はラジオ・タイムズのウェブサイト上の投票で、BBC Three で最高の番組に選ばれた[2]。
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あらすじ
本シリーズはシリーズの人間的要素に焦点を当てていると説明される。Confidential は、クリップ、キャスト、制作クルー、および長年に亘るテレビシリーズに携わった人々などのインタビューを通じて、『ドクター・フー』の制作に関する舞台裏の映像を取り上げる。各エピソードは異なるトピックを扱い、大半の場合はその前の『ドクター・フー』エピソードに対応する。『ドクター・フー』のエピソードとは別に、Doctor Who Confidential のエピソードが複数放送された。
ナレーター
- デイヴィッド・テナント(シリーズ1、エピソード "New Dimension" のみ)
- サイモン・ペグ(シリーズ1)
- マーク・ゲイティス(シリーズ2)
- アンソニー・スチュワート・ヘッド(シリーズ3、4、2009-10スペシャル)
- ノエル・クラーク(2009-10スペシャル、エピソソード "Desert Storm" のみ)
- アレックス・プライス(シリーズ5)
- ラッセル・トーヴィー(シリーズ6)
"Greatest Moments"、"2010 specials"、そして "My Sarah Jane" は主にホストのいないシリーズのクリップ映像とインタビューで構成された。
エピソード
要約
視点
シリーズの概観
シリーズ1(2005年)
第1シリーズはギラン・シーボーンがプロデューサーを務め、「宇宙ステーションの悪魔」でエディター役を演じたサイモン・ペグがナレーターを担当し、世界標準時の午後7時45分に放送された。新しいエピソードは BBC Three で『ドクター・フー』の放送直後に放送され、2本の特別編ドキュメンタリーが BBC Oneで放送され、Confidential のエピソードに由来する要素が組み込まれた。特別編第1話は『ドクター・フー』第1話「マネキンウォーズ」の放送された夜に放送され、10代目ドクター役を演じる以前のデイヴィッド・テナントがナレーターを担当した。特別編第2話は『ドクター・フー』最終話「わかれ道」の直前に放送され、ペグがナレーターを担当した。これらのエピソードに Confidential のタイトルはなく、シリーズから区別されている。また、シリーズにはDVDのみに収録されたエピソードがあった。このエピソードには「クリスマスの侵略者」の舞台裏情報が含まれ、セットとして発売された。
シリーズ2(2006年)
Doctor Who Confidential の第2シリーズは2006年の『ドクター・フー』に足並みをそろえるよう依頼された。ペグの代わりにマーク・ゲイティスがナレーターに就任した。エピソードは BBC Three での放送が続けられ、2006年クリスマススペシャルの日には特別編ドキュメンタリーがBBC Oneで放送された。
シリーズ3(2007年)
「同窓会」でフィンチ校長を演じたアンソニー・スチュワート・ヘッドが今シーズンのナレーターとしてゲイティスと交代した。また、デイヴィッド・テナントが第10話の全体を彼自身で担当した。エピソードは1話45分に拡大された。30分版の特別編がBBCのアートシーズンの一環として放送され、トム・ベイカーがナレーターを担当した。2007年クリスマススペシャルの後、アンソニー・ヘッドのナレーションでBBC Threeでエピソード1話が放送された。
シリーズ4(2008年)
アンソニー・ヘッドは2年目も連続してナレーターに就いた[5]。各エピソードには独自のタイトルシーケンスがあり、その週の『ドクター・フー』のエピソードの舞台裏ショットが含まれた。2008年のクリスマススペシャルは、独自の Confidential エピソードを伴う最初のものだった。最後のエピソードでは、以前のドクター10人全員をレビューし、マット・スミスを当時登場する11代目ドクター役俳優として独占的に明かした。Confidential の特別版エピソードは、プロムの舞台裏で、2009年1月1日に双方向サービスレッドボタンで視聴できた[6]。
スペシャル(2009年 - 2010年)
「死の惑星」をカバーした2009年スペシャルにあたる Confidential 第1話はノエル・クラークがナレーターを担当したが、アンソニー・ヘッドも "Is There Life on Mars?" のナレーターに復帰し、クリスマススペシャルと新春スペシャルまで続投された。"Is There Life on Mars?" ではオープニングクレジットとクロージングクレジットのグラフィックが向上した。
Greatest Moments(2009年)
シリーズ5(2010年)
アレックス・プライスが今シリーズのナレーターを務めた[7]
スペシャル(2010年)
My Sarah Jane: A Tribute to Elisabeth Sladen(2011年)
シリーズ6(2011年)
Confidential の新しいシリーズは、2011年4月23日に新しいタイトルシーケンスで放送を開始し、ラッセル・トーヴィーがエピソードのナレーターを担当した。2011年10月1日に放送された最後のエピソードには、Confidential が共催するコンテストで優勝した小学生のグループが書いたミニエピソード、Death is Only Answer が組み込まれた。
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キャンセル
要約
視点
2011年9月28日、シリーズ6最終回「ドクター最後の日」の放送に数日先駆けて、BBCの管理者ザイ・ベネットはコスト削減のためシリーズの中止を告知した[8]。番組が公式にキャンセルされて24時間以内にFacebookとTwitterのアカウントが番組の保護のために立ち上げられ、両者がリンクしたオンラインの請願書は2万名以上の署名を獲得し[9]、最終的には5万名を突破した[10]。脚本家ニール・ゲイマン(「ハウスの罠」)やトム・マクレー(「無情に流れる時間」)など番組に携わった人間は番組の削減に懸念を表明し[11]、主演のマット・スミスも反対した[10]。
オンライン
2012年、シリーズ7のエグゼクティブ・プロデューサーであるキャロライン・スキナーは、Confidential のキャンセルを補うために、BBCの『ドクター・フー』公式ウェブサイトで舞台裏のミニドキュメンタリーをリリースすると発表した[12]。エピソードの多くは5分未満であった。
シリーズ7(2012年 - 2013年)
スペシャル(2013年)
中止後
2014年8月20日、『ドクター・フー』シリーズ8の12エピソードに合わせ、10分間の舞台裏シーンが Doctor Who Extra という題で公開されると告知された[13]。これらはBBCの iPlayer や Red Button サービスで視聴可能である[13]。
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Confidential 形式の他の番組
Doctor Who Confidential の人気に続き、『ドクター・フー』のスピンオフ作品『秘密情報部トーチウッド』もその舞台裏ドキュメンタリーが Torchwood Declassified という題で制作された。また、BBCはNBCのドラマ『HEROES』の舞台裏ドキュメンタリーを Heroes Unmasked という題で同じ形式で制作し、アンソニー・ヘッドのナレーションでBBC Twoで放送した。また、ファーン・コットンのナレーションでコメディドラマ『GREEK〜ときめき★キャンパスライフ』の舞台裏ドキュメンタリー Greek Uncovered を BBC Three で放送した。The BBCラジオ7で Big Finish の『ドクター・フー』のオーディオドラマが放送された際には、Beyond the Vortex という15分間の舞台裏番組が続けて放送された。
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出典
外部リンク
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