トップQs
タイムライン
チャット
視点

FFmpeg

動画と音声を記録・変換・再生するためのフリーソフトウェア ウィキペディアから

FFmpeg
Remove ads

FFmpeg(エフエフエムペグ)は動画音声を記録・変換・再生するための自由ソフトウェアである[6]Unix系オペレーティングシステム (OS) 生まれであるが現在ではクロスプラットフォームであり、libavcodec(動画/音声のコーデックライブラリ)、libavformat(動画/音声のコンテナライブラリ)、libswscale(色空間・サイズ変換ライブラリ)、libavfilter(動画のフィルタリングライブラリ)などを含む。ライセンスコンパイル時のオプションによりLGPLGPLに決定される。コマンドラインから使用することができる。対応コーデックが多く、多彩なオプションを使用可能なため、幅広く利用されている。

概要 作者, 開発元 ...

名前の「FF」はFast Forward(早送り)を意味する[7]

Remove ads

解説

FFmpegは、単体ではGUIを持たないツールでUNIXコマンドのように振る舞う。その為、対話式アプリケーションとして使用される場合、フロントエンドを用いる事も多い。コマンドラインから実行するCUIとして配布されているのは、ユーザが必要とすればフロントエンドを利用でき、スクリプトなどのバッチ処理を行う際に呼び出す事もできるという利点からである。また、FFserverと組み合わせる事により、ファイルシステムデバイスファイルストリーミングサーバ間のフィルタとしても動作する。

2011年3月13日にFFmpegの開発は、開発体制の対立からffmpeg.orgとlibav.orgに分裂した。どちらもffmpegというソフトウェアをリリースしているが、Libav英語版側はavconvに名称を切り替える作業を進めている。この分裂に伴い、Debian[8]Ubuntu[9] 11.04、Gentoo LinuxはLibav側を採用した。

2015年7月にDebianはセキュリティ問題への対応姿勢からLibavを排除し、FFmpeg採用に戻った。UbuntuもFFmpeg採用に戻っている[10]

2022年1月17日に大きなAPIの変更と非推奨APIの削除が行われたFFmpeg 5.0がリリースされた[11]

Remove ads

サポートしているファイル形式

要約
視点
Remove ads

サポートしている画像形式

サポートしているコーデック

libavcodecを参照。

サポートしているプロトコル

サポートしている入出力デバイス

  • Unix
    • OSS
    • JACK
    • X11 grabbing
    • dv1394
    • bktrドライバ
    • Linux
      • ALSA
      • Video4Linux英語版
      • Video4Linux2
      • libdc1394 (IEEE 1394)
  • Windows
    • VfWキャプチャ

入手方法

公式サイトでは、コンパイル済みのバイナリは配布されていないため、自分の環境に合わせてソースコードをコンパイルすることもできるが、コンパイル済みのバイナリを配布する非公式のサイト等も存在している。

FFmpegを利用・サポートしているアプリケーション

FFmpegに含まれるライブラリ群は多数のマルチメディアアプリケーションにより利用されている。また、Palmのスマートフォン (Palm WebOS[15]) やソニーブルーレイプレーヤ (BDP-S1[16]、BDP-S1E/BDP-S300/BDP-S280[17]、BDP-S500/BDP-S2000ES[18]) などのデバイスにも利用されている。

Remove ads

出典

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads