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HEAT (テレビドラマ)

2015年の日本のテレビドラマ ウィキペディアから

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HEAT』(ヒート)は、2015年7月7日から9月1日まで毎週火曜日22時 - 22時54分に、カンテレ(関西テレビ)制作・フジテレビ系の「火曜22時枠」で放送された日本のテレビドラマである。主演はEXILEAKIRAが務めた[1][2]

概要 ジャンル, 脚本 ...
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概要

史上初の「消防団」を題材としたドラマ[3]で、総務省消防庁東京消防庁の全面協力を受けて製作された。総務省消防庁が石油コンビナートや化学プラントといったエネルギー・産業基盤の被災に備え、「エネルギー・産業基盤災害即応部隊(ドラゴンハイパー・コマンドユニット)」を全国12地域に編成することとした[4]事実に着想を得ており、秦建日子による小説『ファイアマンの遺言』をプロジェクト原作としたメディアミックスプロジェクト作品である[5]

視聴率

本作は第1話から1ケタ台の視聴率が続いた。

2015年8月11日放送の第6話では2.8%と、フジテレビのドラマとしては『ピーマン白書』以来35年ぶりの2%台を記録[6]。複数のメディアがこぞって「21世紀最低の視聴率」と報じた[7][8]アサ芸プラスはテレビ誌関係者の話として、前週に放送された第5話の内容を受け、それまで我慢してきた数少ない視聴者からも見放されたのではないかと報じている[9]

その後は3%台に持ち直し、9月1日放送の最終話は3.9%となった。これは同日19時からフジテレビ系列で「2015年ワールドカップバレー」の日本対セルビアの試合を生中継し、その延長のため予定より65分遅れとなったことに加え、かねてからベルギーリエージュ劇場のロゴと酷似していると指摘されていた、2020東京オリンピックの公式エンブレムの使用を中止すると大会組織委員会が発表したこと[10]に関するニュースを見るため、当時、平日の23時台に放送されていた報道番組『LIVE2015 あしたのニュース』を見ようとした視聴者がいたことも、視聴率の上昇につながったのではないかと、アサ芸プラスがテレビ誌関係者の話として報じている[11]

映画化企画

本作の放送開始2日前の2015年7月5日、続編にあたる映画『DRAGON』(仮題)の製作が発表された[12][13]。ドラマ放送前に映画化が発表されるのは異例である[12]。ところが同年11月13日、カンテレの福井澄郎社長(当時)が定例会見で前述したドラマの視聴率の低迷を認めたうえで、映画化が白紙となったことを明かした[14]

サイゾーウーマンはテレビ局関係者の話として、当初はドラマの最終回で映画につながるような結末が用意されていたが、その放送前に映画化企画が中止となり、更に回数も全10話から全9話に減らされたことを受けて結末が変更されたと報じている[15]

視聴率は低迷したが、DVDは2016年1月8日に発売された。

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ストーリー

クローバー都市開発に勤務する池上タツヤは、再開発プロジェクトを進行していた南臨海市をライバルである濱田直紀に横取りされ、新たな候補地を幸多市に決める。しかし幸多市には再開発に反対する住民が多く、困惑するタツヤの前に現れた幸多市消防団・第11分団のリーダー・安住咲良に出会い、地権者たちの個人情報を手に入れるべく素性を隠して入団する。しかし入団すると待っていたの仕事はペットの捜索など小さなものばかりであった。第11分団は住民に信用されていなかったのだ。

キャスト

クローバー都市開発

池上 タツヤ(いけがみ タツヤ)
演 - AKIRAEXILE
不動産会社「クローバー都市開発」で都市開発を手掛ける。
日比野 仁(ひびの じん)
演 - 稲垣吾郎SMAP
タツヤが勤務する不動産会社「クローバー都市開発」社長[16]
濱田 直紀(はまだ なおき)
演 - 田中圭
タツヤの同僚でライバル[17]
榊 明弘(さかき あきひろ)
演 - 井出卓也
タツヤの部下[17]

幸多市消防団第十一分団

安住 咲良(あずみ さくら)
演 - 栗山千明
幸多市消防団第十一分団のリーダー。幼稚園に勤務している。
石沢 聡(いしさわ さとし)
演 - 菅原大吉
靴屋を営む中年団員[18]
神戸 恭子(かんべ きょうこ)
演 - 堀内敬子
主婦団員[18]
鳴海 雅彦(なるみ まさひこ)
演 - 正名僕蔵
サラリーマン団員。独身[18]
等々力 秀一(とどろき しゅういち)
演 - 鈴木伸之劇団EXILE
自動車修理工の団員[18]
松山 航平(まつやま こうへい)
演 - 吉沢亮
大学生団員。就職活動中[18]

東京消防庁 幸多消防署職員

合田 篤志(ごうだ あつし)
演 - 佐藤隆太
幸多消防署の消防隊中隊長
白石 徹(しらいし とおる)
演 - 工藤阿須加
消防士で合田の部下[18]

その他

結城 エリ(ゆうき エリ)
演 - 菜々緒
経営コンサルタント。タツヤとは友達以上恋人未満の関係であり、ビジネスパートナー。咲良をライバル視している。
渡会 いずみ(わたらい いずみ)
演 - 小芝風花
咲良の務める幼稚園の補助教諭[17]
合田 小百合
演 - 奥田恵梨華
合田 未来
演 - 志村美空
星乃周一郎(ほしの しゅういちろう)
演 - 国広富之
幸多市長。

ゲスト

第1話
第2話
第3話
第4話
第6話
  • 菅井 武雄 - 斉木しげる(再開発に反対している地権者)
第8話

スタッフ

  • 特別協力 - 総務省消防庁東京消防庁[1]
  • プロジェクト原作 - 『ファイアマンの遺言』秦建日子角川文庫
  • 企画協力 - KADOKAWA 実写映像推進部
  • 演出 - 小林義則佐藤源太
  • 脚本 - 丑尾健太郎、大浦光太、坪田文
  • 音楽 - 菅野祐悟
  • 主題歌 - EXILE ATSUSHI + AI「Be Brave」(rhythm zone[19]
  • 技術プロデューサー - 友部節子
  • 撮影 - 大石宏宜、山崎伸一
  • 音声 - 渡部満裕
  • 編集 - 山本正明
  • 音響効果 - 岩崎晋介
  • 美術プロデューサー - 杉川廣明
  • 美術進行 - 竹田政弘
  • VFXスーパーバイザー - 石井教雄
  • スタントコーディネート - 釼持誠
  • ロケ協力 - 八王子市、八王子フィルムコミッション、八王子市消防団、八王子観光協会 ほか
  • 編成 - 野村亙(カンテレ)、野崎理(フジテレビ)
  • 宣伝 - 安田宜義(カンテレ)
  • 広告 - 宮内覚(カンテレ)
  • チーフプロデューサー - 笠置高弘(カンテレ)
  • プロデューサー - 萩原崇、豊福陽子(カンテレ)、岩田祐二、柳川由起子(共同テレビ)
  • アソシエイトプロデューサー - 重松圭一(カンテレ)
  • 制作 - カンテレ
  • 制作著作 - 共同テレビ
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放送日程

さらに見る 各話, 放送日 ...
  • 第5話は『EAFF東アジアカップ女子・日本×韓国』中継のため、30分遅れの、22時30分 - 23時24分に放送された。
  • 第9話(最終話)はワールドカップバレー中継延長のため、65分遅れの、23時5分 - 23時59分に放送された。
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脚注

外部リンク

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