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Jaguar hard pain

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jaguar hard pain』(ジャガー・ハード・ペイン)は日本のロックバンドTHE YELLOW MONKEYの3枚目のオリジナル・アルバム1994年3月1日日本コロムビア・TRIADレーベルよりリリースされた。

概要 THE YELLOW MONKEY の スタジオ・アルバム, リリース ...

2000年8月19日に廉価盤、2013年12月4日に、リマスターBlu-spec CD2にて再発売。

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解説

THE YELLOW MONKEY初のコンセプト・アルバム

「ジャガーが死ぬ以前に祖国に残してきた恋人マリーの魂を見てしまったため、肉体が滅んだことにも気付かず、魂だけが時を超え50年後の1994年にタイムスリップしてしまい、時代のズレを感じながらも恋人マリーを探す」というストーリー。また、ジャケットにはそのことを断片的に表す「1944-1994」の文字が入れられている。

ジャガーとは1944年に戦死した若者のことであり、肉体は死んでも魂だけは永遠に生きている人間の象徴である。名前はあがた森魚のアルバム『バンドネオンのジャガー』から付けられた。吉井はライブでもジャガーになりきるため、この時期に髪を坊主にしている。

前作『EXPERIENCE MOVIE/未公開のエクスペリエンス・ムービー』の「シルクスカーフに帽子のマダム」の主人公はジャガーの恋人であるマリーである。

吉井は本作をデヴィッド・ボウイのアルバム『ジギー・スターダスト』に影響されて作っており、「俺らなりのジギー・スターダスト」と語り[1]、更に「男性受けを狙った」と語っている[2]

ジャケット写真のエメラルドは、前作『EXPERIENCE MOVIE/未公開のエクスペリエンス・ムービー』でマリーに扮した吉井が付けている指輪がモチーフとなっている[3]

初回盤は初回限定プレスでカートン・ケースに納められてリリースされた。

2024年の「Sparkleの惑星X」ツアーにて、10枚目のアルバム「Sparkle X」と当アルバムを組み合わせてセットリストが形成された。

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収録曲

さらに見る #, タイトル ...

楽曲解説

  1. SECOND CRY
    ジャガーが「今」の世に降り立つ場面を歌っている。歌詞カードに記載はされていないが、ラストのサビの部分に「シルクスカーフに帽子のマダム」の冒頭の部分[* 1]が重ねられている。
  2. FINE FINE FINE
  3. A HENな飴玉
    タイトルは麻薬の阿片と掛けている[4]
  4. ROCK STAR
    後に『SO ALIVE』にライブバージョンが収録された。当時TV神奈川の音楽番組のテーマ曲に使われていた[4]
    ほとんどのツアー、ライブで選曲されている。
  5. 薔薇娼婦麗奈
    ライブでは曲が開始する前に吉井が「麗奈」と叫ぶ。
  6. 街の灯
  7. RED LIGHT
    アルバムを制作する前からライブで披露されていた曲[4]。劇団女優の伴美奈子の唄から曲が始まる。タイトルは赤線を意味しており、売春をテーマとしている[2]。歌詞中の「VAGINA」という単語がスタッフに問題視されたものの、反対を押し切って使用された[5]
    なおこの曲は2000年のSPRING TOUR以降(吉井和哉ソロを除く)演奏されなかったが2016年12月28日の「メカラウロコ27」にて16年ぶりに披露された。
  8. セルリアの丘
    曲中のピアノは吉井が影響を受けたモーガン・フィッシャーが演奏している[1]。「セルリア」とは架空の丘の名前である[4]
    またこの曲は「メカラウロコ9」以降演奏されなかったが、前曲と同様2016年12月28日に行われた「メカラウロコ27」にて18年ぶりに披露された。
  9. 悲しきASIAN BOY
    3rdシングル。メカラウロコシリーズで必ず演奏されている。
  10. 赤裸々GO! GO! GO!
    3rdシングル「悲しきASIAN BOY」カップリング。当初、「異常者」と言う歌詞は「気狂い」となる予定であったが、事務所の意向により修正された[2]。JAGUAR HARD PAIN UNCORE TOURつわものどもの熱帯夜から1回目「蟻地獄で会いましょう」という歌詞の後にサビを追加している。
  11. 遥かな世界
    リリース当初、吉井は「『MERRY X'MAS』を補完する曲であり、大した曲ではない」という印象を持っていたが、6thアルバム『SICKS』のレコーディングでイギリスへ行った際にアルバムを聴き返し、再評価したという[6]
  12. MERRY X'MAS
    曲中で「あなた」、「君」と二人称が変わり、ライブでは吉井がジャガーとマリーの二役を演じていた。1998年に行われた「メカラ ウロコ・9」ではマリーに女装して演奏された。曲中のピアノは「セルリアの丘」同様、モーガン・フィッシャーが演奏している。
    歌詞中の「I Shall Return」はダグラス・マッカーサーが戦地を撤退する際に残した言葉である。「私は必ず戻ってくる」の意で、通常の用法では「I will return」であるが、貴族など高貴な身分の者が意志を強調する際に「Shall」を用いることがある。
    「Sparkleの惑星X」 BLOCK1最終日の12月28日日本武道館公演にて、ダブルアンコールで再結成後初披露された。
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参加ミュージシャン

THE YELLOW MONKEY
その他の参加ミュージシャン

脚注

外部リンク

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