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EXPERIENCE MOVIE
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『EXPERIENCE MOVIE (未公開のエクスペリエンス・ムービー)』(エクスペリエンス・ムービー みこうかいのエクスペリエンス・ムービー)は日本のロックバンド、THE YELLOW MONKEYの2枚目のオリジナル・アルバム。1993年3月1日に日本コロムビア・TRIADレーベルよりリリースされた。
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解説
前作から約8か月と短いスパンで制作された2ndアルバム。2ndシングル『アバンギャルドで行こうよ』と同時発売された。前作同様売上は伸びなかったが、この時期に日本青年館で初のホールライブを実施するなど、動員数は着実に増やしていった。
「90年代における純愛」「後ろめたさ」「過去の自分との訣別」をテーマとしている[2]。また、吉井は「1stアルバムがホワイトサイドであり、2ndはブラックサイドである」としており、「本当は2枚組で出したかった」と語っている[2]。
6分半を越える長尺のバラードが3作(「4000粒の恋の唄」「フリージアの少年」「シルクスカーフに帽子のマダム」)収録されており、これには周囲の反対もあったが、吉井は「自分の中の『僕』『俺』『私』という3つをどうしても歌いたかった」と語っている[2]。
ジャケット写真では、ベゼルの中の吉井が3rdアルバム『jaguar hard pain』に登場するジャガーの恋人マリーに女装している。吉井は「フランスの恋愛映画『ベティ・ブルー』をイメージして、モノクロでもっとドロドロした女装をしたかったんだけど、レコード会社がビビッて小綺麗にしてしまった」と語っている[3]。
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収録曲
楽曲解説
- 「MORALITY SLAVE」
- 「DRASTIC HOLIDAY」
- 不倫をテーマにした曲[2]。
- 「LOVE IS ZOOPHILIA」
- インディーズ時代から存在した曲。
- 「仮面劇」
- 「VERMILION HANDS」
- 当時のライブでは吉井が白目を剥いて歌っていた[4]。
- 「DONNA」
- 「審美眼ブギ」
- 「4000粒の恋の唄」
- 吉井曰く「恋に敗れたオカマの曲」[5]。吉井が青春時代を過ごした「女性たちへの懺悔の歌」であり、「だらしない男がそれを歌うとこが凄く重要だと思う」と語っている[2]。また、某女性歌手からカバーの要望があったが、吉井は「この曲は女性には歌えない。こんな情けない僕にしか歌えない」という理由で断っている[2]。『THIS IS FOR YOU〜THE YELLOW MONKEY TRIBUTE ALBUM』であがた森魚がカバーした。この楽曲は吉井があがたに影響を受けていた時期の曲でもある。
- また2013年の吉井和哉ソロツアーにてこの曲がアコースティックアレンジで披露された。
- またその際に3rd Album『jaguar hard pain』のジャケットに描かれたマリーの指輪をはめて歌った。
- 「アバンギャルドで行こうよ」
- 2ndシングル。
- 「フリージアの少年」
- 「SUCK OF LIFE」
- 2ndシングル「アバンギャルドで行こうよ」カップリング。表記はないが、冒頭にパートが追加され、続けてフェードインに編集されたイントロに繋がる形のアルバムバージョンであり、ライブではこの形態で披露される。のちのベストアルバム収録に際してはこちらを(Album Version)、2ndシングルのカップリングを(Original Version)と表記している。
- インディーズ時代から演奏されていたナンバー。ライブでは定番曲であり、吉井とギターの菊地英昭の絡みが披露されたり、間奏でメンバー紹介がされたりするなどのパフォーマンスがあり、演奏時間が20分を越えることもある。歌詞は男性の同性愛を描いている。後に『MOTHER OF ALL THE BEST』に収録された。2012年にナタリー×レコチョクで行われた人気投票で第3位となり、アルバム曲の中では最高位となった[6]。2013年に行われた『イエモン-FAN'S BEST SELECTION-』のファン投票で4位を獲得し、収録が決定した。
- 「PUFF PUFF」
- 吉井が終始ファルセットで歌っている。70年代のアメリカのバンド・SPARKSにインスパイアされて作った曲である[4]。『THIS IS FOR YOU〜THE YELLOW MONKEY TRIBUTE ALBUM』でMORGAN FISHERがカバーした。
- 「シルクスカーフに帽子のマダム」
- 「母」をテーマにした楽曲。この曲の主人公は次作『jaguar hard pain』に登場するジャガーの恋人マリーであり、収録曲の「Second Cry」にはこの楽曲がサンプリングされている。吉井は「波止場女の曲を洋楽チックにやってみたかった」「転機の一曲だった」と語っている[7]。 ギターソロは吉井と菊地英昭の二人が担当している[4]。
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参加ミュージシャン
- THE YELLOW MONKEY
- 吉井和哉:Vocal, Electric Guitar, Acoustic Guitar, Percussions
- 菊地英昭:Electric Guitar, Background Vocal
- 廣瀬洋一:Bass Guitar, Background Vocal
- 菊地英二:Drums
- その他の参加ミュージシャン
脚注
関連項目
外部リンク
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