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SCORPION/スコーピオン
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『SCORPION/スコーピオン』(原題:Scorpion)は、2014年9月22日から2018年4月16日までCBSで放送されたアメリカ合衆国のテレビドラマシリーズである。ウォルター・オブライエンと仲間の、諸事に不器用ながら合計IQが700を超える天才集団4人組が、様々な問題を解決してゆく。
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概要
アイルランドに住んでいたウォルター・オブライエンは、11歳の時、NASAのコンピュータにハッキングしたことで、国土安全保障省の特別捜査官ケイブ・ガロにアメリカに連れて来られ政府への技術協力をすることになった。時が経ち成人したウォルターは、行動心理学者のトビーとメカの天才ハッピー、天才数学者シルヴェスターの3人とともに会社"スコーピオン"を設立したが、まともな仕事の依頼は得られていなかった。そんなある日、捜査官ガロがやってきて、ロサンゼルス空港のコンピュータシステムがダウンし、墜落寸前の旅客機56機を救うためにウォルターたちの助けを求める。"スコーピオン"の4人はそれぞれの能力をフル稼働して危機に立ち向かう。"スコーピオン"は国土安全保障省との契約を得たが、チームの天才たちは他人とのコミュニケーションに問題を抱えているため、一般人のペイジを"通訳"および"潤滑油"として雇う。チームは、ペイジとその息子でやはり天才のラルフとのコミュニケーションを手助けする。
シーズン1の第1話は1週間以内の録画視聴を加えて1922万人[1]に視聴された。2017年9月25日からはシーズン4が放送されたが、2018年5月12日にシーズン4をもって打ち切りが発表された[2]。
日本ではスーパー!ドラマTVにて2015年5月22日からシーズン1が、2016年7月26日からはシーズン2が、2017年7月25日からはシーズン3が、2018年7月3日からは最終シーズン4が放送された。2016年5月11日にシーズン1のDVDが、2017年5月10日にはシーズン2のDVDが、2018年5月9日にはシーズン3のDVDが、2019年6月5日には最終シーズン4のDVDが発売された。
BS放送のDlifeでも、2017年10月6日からシーズン1、2018年10月5日からシーズン2、2019年10月4日からシーズン3をそれぞれ半年掛けて放送。閉局間近の2020年2月28日でシーズン3最終回まで放送完了した。地上波では、テレビ東京が2018年8月27日から『海外ドラマセレクション』枠でシーズン1を放送していたが、12話は放送されなかった。
本作品は製作総指揮にも名を連ねている実在の人物、ウォルター・オブライエンに着想を得ている。オブライエン氏は、グローバル・シンクタンク「スコーピオン・コンピュータ・サービス(Scorpion Computer Services)」を創設し[3]、CEOを務めている。
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キャスト
主要人物
- ウォルター・オブライエン(Walter O’Brien)
- 演 - エリス・ガベル、日本語吹替 - 杉田智和
- IQ197の天才。アイルランド出身。フルネームはウォルター・パトリック・オブライエン。子供の頃、自室の壁に貼るスペースシャトルの設計図欲しさにNASAのメインフレームをハッキング。それがきっかけでアメリカに移り、ケイブの要請でアメリカ政府へプログラミングなどの技術協力を行なっていたが、難民への物資補給のためとして供与した技術がバグダッド市街地への爆撃に用いられたことを知り、信頼が裏切られたとして関係を断っていた。その後、天才だが社会性の乏しい仲間たちと会社“スコーピオン”を設立する。感情指数が低く嘘がつけないため、人との関係を上手く保てない。同じ天才であるラルフを育てているペイジを社会との潤滑油として雇うが、次第に魅かれていく。
- ペイジ・ディニーン(Paige Dineen)
- 演 - キャサリン・マクフィー、日本語吹替 - 小林沙苗
- 9歳の息子を持つシングルマザー。ウエイトレスとして働いているダイナーでウォルターたちが国家の危機を救う場面に遭遇し、以降彼らの手助けをすることになる。知的発達が遅れていると思っていた息子ラルフが、実は天才児だとウォルターに気づかされる。ペイジ自身は天才ではないが、様々な意味で普通とは違うスコーピオンのメンバーたちと一般の人々との仲立ちをする役割を担うようになる。
- ケイブ・ガロ(Cabe Gallo)
- 演 - ロバート・パトリック、日本語吹替 - 谷昌樹
- アメリカ合衆国国土安全保障省特別捜査官。11歳だったウォルターのIQの高さに気づき、アイルランドからアメリカに移住させ、連邦政府に協力してほしいと依頼した。その後ウォルターとの間に起きたすれ違いにより一方的に関係を切られていたが、ロサンゼルス空港で起きた危機を回避するため、ウォルターに再び協力を要請する。
- トビー・カーティス( Toby Curtis )
- 演 - エディ・ケイ・トーマス、日本語吹替 - 福田賢二
- 天才行動心理学者。ハーバード大学医学部卒。IQは176。人物の表情や行動から心理を読み、行動パターンを分析できる。自他ともに認めるナルシスト。幼少期から父親に競馬場に連れていかれたりしていたためギャンブル依存となり、婚約者との関係も破談、学費をギャンブルで払おうとしたがうまくいかず、金融業者に追われるはめになった。S3でハッピーへの愛に気付き、ギャンブル依存を克服して結婚する。
- ハッピー・クイン(Happy Quinn)
- 演 - ジェイディン・ウォン、日本語吹替 - 田村聖子
- 機械工学の天才。IQは184。幼少期に母親が死去、それにより自暴自棄となった父親に捨てられ、保護施設をたらいまわしにされていた過去がある。口調が乱暴で怒りのコントロールが上手くできず、物にあたりやすい。女の子っぽいものを嫌う素振りを見せているが、反面『家族』という存在に憧れ、自分を捨てた父親を探し続けていた。S3でトビーと結婚する。
- シルヴェスター・”スライ”・ドッド(Sylvester "Sly" Dodd )
- 演 - アリ・スティダム、日本語吹替 - 原田晃
- 天才数学者。IQは180。潔癖性で臆病のため、ペースを乱されるとパニック気味になる。閉所恐怖症、暗所恐怖症、水恐怖症、仮面恐怖症、飛行機恐怖症など多数の恐怖症を持ち、少しでも不安がある事は避けようとする。自分に自信が無く、小学校から高校までいじめられっ子だった過去をトラウマとしている。アニメやゲーム、ファンタジーが好きで、高校時代は一部では有名なゲーマーだった。またずば抜けた記憶力の持ち主で、本を丸ごと暗記したり、数千文字を数秒で覚えることも可能。S2でウォルターの姉メーガンと結婚するが、多発性硬化症により死別。S3では市会議員、S4では弁護士になる。
- ラルフ・ディニーン(Ralph Dineen)
- 演 - ライリー・B・スミス、日本語吹替 - 岡純子
- ペイジの息子。S1#1時点で9歳。天才。S2にてウォルターが自身よりラルフのほうが賢いと認めた。それ以降のエピソードではIQ200以上とも言われている。S4で議員活動をするシルヴェスターの下でインターンを務める高校生パティに恋心を抱く。
サブキャラクター
- メーガン・オブライエン
- マーク・コリンズ
- 演 - ジョシュア・レナード、日本語吹替 - 加瀬康之
- スコーピオンの元メンバー。スコーピオンの中でもウォルターに次ぐ天才で、IQは190。
- 通信と電波の専門家で、ほとんどあらゆる電波を傍受することができ、傍受した通信をカセットテープの形で保存している。
- S1開始時点の三年前、ウォルターによって精神科に入院させられた。
- ドリュー・ベイカー
- 演 - ブレンダン・ハインズ、日本語吹替 - 草尾毅
- S1で登場するラルフの実父で、マイナーリーグの野球選手。野球を優先してペイジと離婚したが、歳をとった事で選手としては厳しいと悟り、ラルフに会いたいとペイジに連絡してくる。
- メリック
- 演 - デヴィッド・ファブリツィオ、日本語吹替 - 玉野井直樹
- S1では国土安全保障省長官。
- リチャード・エリア
- 演 - アンディ・バックリー、日本語吹替 - 宗矢樹頼
- 度々スコーピオンに仕事を依頼するIT業界の大物で億万長者。ウォルターを引き抜こうとしたり、エリアが貸したスーパーカーでウォルターが事故を起こして死にかけたり、ITイベントに参加したエリアの金を狙う強盗団にメンバーが捉えられたりと、スコーピオンにとっては何かとトラブルの元になりやすい。
- アドリアナ・モリナ
- 演 - アラナ・デ・ラ・ガーザ、日本語吹替 - 平野夏那子
- S2で登場する国土安全保障省長官。
- レイ・スピーワック
- 演 - ケヴィン・ワイズマン、日本語吹替 - 多田野曜平
- ウォルターの社会奉仕の仲間で元消防士。社会奉仕で嫌がるウォルターを仲間といい、いつの間にかチームに自由に出入りしていた。友人を死なせてしまった過去があり、それを引きずって生きていたが、ウォルターがレイには責任はなく不幸な事故だったと証明したため、自分の人生を進めることができると居座っていたスコーピオンの事務所から出ていったが、その後もちょくちょく現れる。
- ペイジのことを「パム」と呼んだり、ラルフを「ビートルズヘアの子」と呼ぶなど、人の名前を覚えるのが苦手。
- キャサリン・クーパー
- 演 - ペリ・ギルピン、日本語吹替 - 土井美加
- S2でスコーピオンとの連絡係となる国土安全保障省副長官。
- チェット
- 演 - Pete Giovine、日本語吹替 - 伊原正明
- S2でハッピーとデートするコメディアン。
- ティム・アームストロング
- 演 - スコット・ポーター、日本語吹替 - 花輪英司
- S2でチームと協力し始める、元Navy SEALsで国土安全保障省の新人。一時期ペイジと交際する。
- ヘイウッド・サンズ
- 演 - ホレーショ・サンズ
- S2でチームの顧問になる弁護士。
- ヴェロニカ・ディニーン
- アリー・ジョーンズ
- 演 - レイコ・エイルスワース、日本語吹替 - 小林さやか
- シルヴェスターの対立候補の選挙参謀。ケイブ・ガロ捜査官と交際する。
- パトリシア(パティ)・ローガン
- 演 - Nikki Castillo、日本語吹替 - 依田菜津
- S3で記者として登場し、市会議員となったシルヴェスターのもとでインターンを務める学生。ペイジの息子ラルフが片思いしている。
- フローレンス・ティプトン
- 演 - ティナ・マジョリーノ、日本語吹替 - 小島幸子[4]
- S4で登場する、スコーピオンの隣に越してきた化学者。社会性が低い。
- トビーやケイブに、名前のフローレンスを短縮されて「フロー」(英語で欠陥を意味するflawと同じ発音)と呼ばれると、「フローレンスよ!」と強い口調で訂正する。
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エピソード一覧
要約
視点
シーズン一覧
シーズン1 (2014年 - 2015年)
- 日本初放送日:2015年5月22日 -
シーズン2 (2015年 - 2016年)
日本では6話の「タワー・オブ・パニック」が前後編に分けて放送された為、以降のエピソード番号が1話ずつずれている[27][28]。
シーズン3 (2016年 - 2017年)
シーズン4 (2017年 - 2018年)
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日本語版スタッフ
脚注
外部リンク
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