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VERGE OF LOVE
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『VERGE OF LOVE』(ヴァージ・オブ・ラヴ)は、1988年12月17日に発売された荻野目洋子の9作目のオリジナル・アルバム。発売元はビクター音楽産業 (現・ビクターエンタテインメント)。
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背景
当時グラミー賞最優秀プロデューサー賞を獲得したナラダ・マイケル・ウォルデンの全面プロデュースによるアルバム。初の海外録音盤であり、全編英語詞、レコーディングはサンフランシスコで2カ月に亘って行われた。都会的でブラック・コンテンポラリーを採り入れたサウンドが特徴であり、軽快なダンスナンバーやスローなバラードまで曲調はバラエティーに富み、ウィスパーボイスやハイトーンボイスを聴かせるなど、荻野目が歌手として新境地を切り開いた作品となっている[2]。音楽ライターのガモウユウイチによると、ナラダが荻野目の声に惚れ込み、予定されていたバーブラ・ストライサンドとの仕事を延期してまで力を入れた作品であるとのこと[2]。
荻野目は本作を自分の中で大きな転機となったアルバムであり、日本とはまるで違う作り方で、プロフェッショナルな仕事ぶりには「こんなレコーディングがあるのか」と目から鱗が落ちる思いだったという。また、デモテープに収められた現地の女性ボーカルの歌を聴いたときは、あまりにも完璧な歌唱に「このまま出せばいいのにと思った」と冗談交じりに話している[3]。荻野目は自身との力量の差に落ち込んでしまったが、ナラダからは「ヨーコ、リラックスして!」といつも励まされ、彼との出会いが刺激となって音楽との向き合い方が変わったという。
M-5「VERGE OF LOVE」は、翌年日本語バージョン「ヴァージ・オブ・ラヴ」としてシングル化された。「THIS COULD BE THE NIGHT」は香港のヒットチャートで1位を記録。日本語バージョンは共同石油″シエットGP-1″CFソングとして使用された。「WICKED」はテレビ番組ではTBS系「音楽派トゥギャザー」にて歌唱、女性ダンサーを従えてダンスパフォーマンスを披露した。「PASSAGES OF TIME」と「SOMETHING ABOUT YOU」は、後にニューアレンジで ″HOT NEW VERSION″ としてシングル化され、2010年4月21日発売の再発盤アルバム(デビュー25周年 リイシュー企画)「VERGE OF LOVE [+2]」にボーナストラックとしても収録された[4]。
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収録曲
LP / CT
CD
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参加ミュージシャン
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