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ティフィナグ文字 (Unicodeのブロック)
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ティフィナグ文字(ティフィナグもじ、英語: Tifinagh)は、Unicodeの101個目のブロック。
解説
モロッコ、マリ北部、ニジェール、アルジェリアなどの北西アフリカ(マグリブ地域)で話される、トゥアレグ語や中央アトラス・タマジクト語をはじめとした、アフロ・アジア語族ベルベル語派の諸言語のうちいくつかの言語を表記するためのティフィナグ文字を収録している。ただし、ベルベル諸語の多くは現在ラテン文字(ベルベル・ラテン・アルファベット)を使用している。
現在のティフィナグ文字は音素文字のうち母音と子音にそれぞれ独立した文字が割り当てられているアルファベットに分類される。ただし、かつては子音字のみを記述し母音は書かれないアブジャドであった。また、書字方向についても現在は左から右へ横書き(左横書き)だが、かつては右から左への横書き(右横書き)で書かれることもあった。現在は単語毎に分かち書きをするが、かつてはスペースの代わりにU+2D70 ⵰ TIFINAGH SEPARATOR MARK
という記号が用いられていた。上述したように、文字体系の中では珍しく、歴史的に書記システムが大きく変遷している。なお、大文字と小文字の区別は無い。
符号位置の順序はおおむね伝統的なティフィナグ文字の順序に従っている。
Unicodeのバージョン4.1において初めて追加された。
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収録文字
要約
視点
「ラテン文字転写」の列はベルベル・ラテン・アルファベットに従う。
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小分類
このブロックの小分類は「字母」(Letters)、「修飾文字」(Modifier letter)、「約物」(Punctuation)、「記号」(Sign)の4つとなっている[3]。
字母(Letters)
この小分類にはティフィナグ文字のうち、基本的な字母が収録されている。
修飾文字(Modifier letter)
約物(Punctuation)
記号(Sign)
この小分類にはティフィナグ文字がアブジャドとして使われていた際に、子音字のもつ暗黙の随伴母音を発音しないことを表す不可視の制御文字1文字のみが収録されている。
文字コード
ティフィナグ文字(Tifinagh)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+2D3x | ⴰ | ⴱ | ⴲ | ⴳ | ⴴ | ⴵ | ⴶ | ⴷ | ⴸ | ⴹ | ⴺ | ⴻ | ⴼ | ⴽ | ⴾ | ⴿ |
U+2D4x | ⵀ | ⵁ | ⵂ | ⵃ | ⵄ | ⵅ | ⵆ | ⵇ | ⵈ | ⵉ | ⵊ | ⵋ | ⵌ | ⵍ | ⵎ | ⵏ |
U+2D5x | ⵐ | ⵑ | ⵒ | ⵓ | ⵔ | ⵕ | ⵖ | ⵗ | ⵘ | ⵙ | ⵚ | ⵛ | ⵜ | ⵝ | ⵞ | ⵟ |
U+2D6x | ⵠ | ⵡ | ⵢ | ⵣ | ⵤ | ⵥ | ⵦ | ⵧ | ⵯ | |||||||
U+2D7x | ⵰ | ⵿ | ||||||||||||||
注釈
|
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
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出典
関連項目
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