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恋愛

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戀愛 および 恋爱 も参照。

日本語

語源

欧米の概念を翻訳するために、明治以降に作られた造語と考えられている[1]。現在のところ確認される初出の用例は、中村正直サミュエル・スマイルズの『自助論』を翻訳した1871年の『西国立志編』である[1][2]。「恋愛」という語は、『西国立志編』の

[…]ソノ織襪機ヲ作ント想起セシ所以ハ、傳云フ、李嘗ヲ村中ノ少女ヲ見テ、深ク恋愛シ、ソノ家往タルニ、少女常ニ襪ヲ織リ[…](注:原文では「」は「」に「」の文字)[3]

という文章で現れる[2]。この用例に先立つ1847年-1848年成立と1866年-1869年成立の2つの英華辞典で「恋愛」の語が動詞として記されており、中村はそれに拠ったと推測される[1]

名詞

(れんあい)

  1. 特定の相手に恋焦がれ一緒たいと思う感情。または、そのような感情を持って交際すること。
    • 私の体験を根拠としていえば、恋愛は高く遙かに政治や、法律や、科学や、論理の彼方にあります。(与謝野晶子『新婦人協会の請願運動』)〔1920年〕[4]
    • 恋愛と云うものは、この空気のなかにどんな波動で飛んでいるのか知らないけれども、男が女がこの波動にぶちあたると、花が肥料を貰ったように生々として来る。(林芙美子『恋愛の微醺』)〔1936年〕[5]

複合語

  • 恋愛結婚恋愛小説恋愛関係恋愛感情
  • 社内恋愛自由恋愛遠距離恋愛

翻訳

動詞

する (れんあいする)

  1. (自動詞) 特定の相手と恋愛感情を持って交際する。
    • 私は二十六の年に平凡な結婚をして、今では三人の子供もある。私は然し、恋愛せずには生きられない。(坂口安吾「ジロリの女」)〔1948年〕[6]
    • その一方では、民主的な日本の新しくすがすがしい生活建設をめざして美しく雄々しく、恋愛し、結婚して行きたいと願う若い女性の大群が[…](宮本百合子「私の書きたい女性」)〔1949年〕[7]

活用

類義語


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