旨

会意。「匕」+「口」。食事を口に運ぶさまを象る。「味が良い」「うまい」を意味する漢語｛旨 /*kijʔ/｝を表す字。「口」は中央に羨筆（装飾的な筆画）を加えて「甘」となり、楷書では「日」の形となった。これは漢字の歴史において非常によく見られる変化である。^{[字源 1]}
- 『説文解字』は「匕」を音符としているが、声母が異なることからわかるように、誤った分析である。

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[字 1]
張世超、孫凌安、金国泰、馬如森『金文形義通解』中文出版社、1996年、1149-1151頁。
林志強等評注『《文源》評注』中国社会科学出版社、2017年、250頁。

甲骨文字	金文	簡帛文字	小篆	流伝の古文字

殷	西周	戦国時代	《説文》（漢）	《六書通》（明）

音	呉音: シ表内漢音: シ表内
訓	訓読み: むね表内、うま-い

-	Unicode: U+65E8
日	JIS X 0213/0208: 1面27区61点 [第1水準] (`Shift_JIS=0x8E7C`, `EUC-JP=0xBBDD`, `ISO-2022-JP=0x3B5D`) MJ文字図形: MJ013155
中	GB18030: `0xD6BC`
台	Big5: `0xA6AE` CNS 11643: 1面 `0x482F`
韓	KS X 1001: `0x7229`

漢字