アデイブ:Addeybb)はイギリス競走馬。主な勝ち鞍は2020年ランヴェットステークスクイーンエリザベスステークスチャンピオンステークス、2021年クイーンエリザベスステークスである。

概要 アデイブ, 欧字表記 ...
アデイブ
欧字表記 Addeybb
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 2014年2月9日(10歳)
Pivotal
Bush Cat
母の父 Kingmambo
生国 アイルランドの旗 アイルランド
生産者 Rabbah Bloodstock Ltd
馬主 Sheikh Ahmed Al Maktoum
調教師 William Haggas(イギリス)
競走成績
生涯成績 28戦13勝[1]
勝ち鞍
G1ランヴェットS2020年
G1クイーンエリザベスS2020年・2021年
G1チャンピオンS2020年
G2ベット365マイル2018年
G2コンセイユドゥパリ賞2022年
G3ローズオブランカスターS2019年
LウォルファートンS2019年
LドーンサイドC2020年
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戦績

3歳(2017年)

5月19日のニューベリー競馬場の未勝利戦でウェイン・ローダンを背にデビューして4着。続く6月14日のヘイドックパーク競馬場の未勝利戦にて初勝利を挙げた[2]

その後は7月14日のアスコット競馬場のハンデ戦も勝利して連勝。8月3日のグッドウッド競馬場のハンデ戦はライアン・ムーアが騎乗するも3着。9月29日のニューマーケット競馬場を勝利して3歳時を終えた[2]

4歳(2018年)

3月24日のドンカスター競馬場のハンデ戦から始動して、ジェームズ・ドイルを鞍上に勝利を挙げる[2]

4月27日のベッド365マイル(G2)では1番人気に支持されると鋭く抜け出して2馬身3/4差の快勝。3連勝でグループ競走初制覇を果たした[3]

その後は5月19日のロッキンジステークス(G1)に2番人気で出走するもロードデンドロンの8着[4]。9月15日のアイリッシュチャンピオンステークス(G1)は出走取消[5]。10月20日のクイーンエリザベス2世ステークス(G1)はロアリングライオンの12着[6]。11月17日のチャーチルステークス(L)は3着という結果だった[2]

5歳(2019年)

5月10日のハクスリーステークス(G2)では1番人気に推されるも4着[7]。6月18日のウォルフファートンステークス(L)はダニエル・タドホープを背にマジックワンドに2馬身半差を付けて勝利[2][8]。7月27日のヨークステークス(G2)では1番人気に支持されるも2着に敗れた[7]

8月10日のローズオブランカスターステークス(G3)では圧倒的な1番人気の支持を受け、リチャード・キングスコートを背に快勝。グループ競走2勝目を挙げた[2][9]

10月19日のチャンピオンステークス(G1)では再びドイル騎手と組んで3番人気で出走してマジカルの2着に入った[10][11]

6歳(2020年)

3月21日のランヴェットステークス(G1)から始動。トム・マーカンドを背に3番人気に支持された[2]。レースは自ら逃げて、背後いた1番人気馬ベリーエレガントとの一騎打ちの展開。直線の入口で一度は交わされるも差し返して0.5馬身差を付けて逃げ切りG1初制覇を果たした[12]

4月11日のクイーンエリザベスステークス(G1)はTAB・JRAオッズ共にダノンプレミアムに次ぐ2番人気で出走[13]。3番手の追走から最終コーナーで先頭に立つ。直線半ばで2番手に上がったダノンプレミアムを突き放して、内を突いたベリーエレガントに2.8馬身差を付けて完勝。G1連勝とした[14]

その後は6月17日のプリンスオブウェールズステークス(G1)に2番人気で出走[15]。2番手で追走して直線で逃げ馬に並び掛けるも、ロードノースに外からまとめて交わし去られ3馬身3/4差の2着に敗れた[16]

9月19日のドーンサイドカップ(L)ではロードグリッターズに3/4馬身差を付けて勝利。チャンピオンステークスに向けて幸先の良い走り出しを切った[17]

迎えた10月17日のチャンピオンステークス(G1)では5番人気で出走。2番手の追走から残り2ハロン地点で先頭に立つと後続との差を築いてスカレティに2馬身3/4差を付けて三度目のG1制覇。昨年の覇者マジカルは3着であり、見事に雪辱を果たした[18]

7歳(2021年)

3月27日のランヴェットステークス(G1)から始動。2番手に付けて直線でベリーエレガントとの叩き合いとなるも、競り負けてしまい1馬身差の2着に敗れて連覇ならずとなった[19]

4月17日のクイーンエリザベスステークス(G1)は2番人気で出走。出遅れ気味の発馬となるも中団に位置を確保・中間点で鞍上に促されて2番手まで押し上げる。直線では後続勢を引き付けるかのようにしてから末脚を繰り出し、外から食い下がるベリーエレガントと叩き合いとなるも振り切って0.5馬身差で勝利。四度目のG1制覇を連覇で飾った[20]

7月3日のエクリプスステークス(G1)に3番人気で出走。逃げる競馬をするも1番人気馬セントマークスバシリカに突き放されて3馬身半差の完敗。ミシュリフを差し返すのが精一杯だった[21]

その後は10月16日のチャンピオンステークス(G1)に4番人気で出走するもシリウェイ英語版の6着に敗れた[22]

8歳(2022年)

5月26日のブリガディアジェラードステークス(G3)から始動。逃げる競馬をするも直線でモスターダフに交わしに掛かられ、更に外からベイブリッジ英語版にまとめて交わされてしまい3着に敗れた[2][23]

その後は7月1日のガーラステークス(L)を3着[2]。10月1日のドラール賞(G2)はアンマートの6着に敗れた[2][24]

10月16日のコンセイユドゥパリ賞(G2)では1番人気に推されての出走。逃げるモンティをマークするかのように2番手を追走。そのままの隊列で直線に入るとモンティが後続を突き放すも、それを差し切って1馬身1/4差で勝利。昨年のクイーンエリザベスステークス以来の白星を挙げた。この競走を最後に引退することとなった[25]

競走成績

血統表

アデイブ血統(血統表の出典)[§ 1]
父系ヌレイエフ系
[§ 2]

Pivotal
1993年
父の父
Polar Falcon
Nureyev Northern Dancer
Special
Marie d'Argonne Jefferson
Mohair
父の母
Fearless Revival
Cozzene Caro
Mohair
Stufida Bustino
Zerbinetta

Bush Cat
2000年
Kingmambo Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyev
Pasadoble
母の母
Arbusha
Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Lulu Mon Amour Tom Rolfe
Sister Shu
母系(F-No.) (FN:9-f) [§ 3]
5代内の近親交配 Nureyev 3×4、Northern Dancer 4×5・4、Nashua 5・5(母内) [§ 4]
出典

脚注

外部リンク

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